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2018年3月23日 (金)

(1704) 湯を沸かすほどの熱い愛

【監督】中野量太
【出演】宮沢りえ、杉咲花、オダギリジョー、松坂桃李、駿河太郎、篠原ゆき子
【制作】2016年、日本

末期がんの女性の家族愛を描いた作品。

シングルマザーの幸野双葉(宮沢りえ)は、学校でいじめを受けている娘の安澄(杉咲花)を立派に育てていた。バイト先で突然倒れた双葉は病院で、末期がんであることを知らされる。双葉は探偵の滝本(駿河太郎)を使って失踪した夫の一浩(オダギリジョー)を見つけ、家に戻し、実家の銭湯を再開する。双葉は、安澄と、一浩の連れ子の片瀬鮎子(伊東蒼)を連れてタカアシガニを食べる旅に出る。しかし、その旅の真の目的は、安澄を本当の母親に会わせることだった。安澄の母親は坂巻君江(篠原ゆき子)。毎年、毛ガニを送ってくれている女性だった。安澄は双葉が実の母親でなかったことにショックを受けるが、君江と打ち解けていく。
ついに双葉は倒れ、終末ケア施設に入る。双葉の銭湯には、旅先で知り合った青年、向井拓海(松坂桃李)や滝本と娘(遙)が集まり、双葉は安堵の涙を流す。双葉は天国に旅立つが、残された家族達は元気に生きていくことを決意するのだった。

宮沢りえが末期がん患者を熱演。見た目があまり健康そうではない彼女には適役だったかもしれない。杉咲花が、健気にいじめに立ち向かう姿も感動的。登場人物は多くなく、必然性に欠ける気もしたが、涙を誘うシーンもあり、いい作品だった。

【5段階評価】3

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