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2018年1月18日 (木)

(1680) パニック・トレイン

【監督】オミッド・ノーシン
【出演】ダグレイ・スコット、カーラ・トイントン、イド・ゴールドバーグ、ジョシュア・ケイナマ
【制作】2013年、イギリス

暴走した列車に乗り合わせたシングル・ファーザーの奮闘を描いた作品。低予算だが、それを感じさせない迫力がある。

シングル・ファーザーで医師のルイス(ダグレイ・スコット)は、息子のマイケル(ジョシュア・ケイナマ)と二人で、電車で移動していた。途中、恋人と別れたばかりという美女、サラ(カーラ・トイントン)と知り合う。電車には、禁煙にもかかわらずたばこを吸っている若い男、ヤン(イド・ゴールドバーグ)が乗っており、車掌が注意するが、ヤンはたばこをやめようとしない。通りかかった初老の男性ピーター(デビッド・スコフィールド)もヤンに注意するが、ヤンはピーターを挑発する。
やがて多くの人が降り、ルイスのいる車内には、マイケルとサラだけになる。三人はまどろむが、ルイスは車外に投げ出された人がいるのを見つける。ルイスは車掌を探すが見つからない。車掌は何者かに襲われていた。電車は止まるはずの駅を通過してしまう。ルイスは非常ブレーキを使って車両を止めようとするが、運転者はさらに力を上げて列車を走らせる。ピーターはその先に踏切があることに気づき、なんとか踏切を降ろさせようとするが、間に合わず、列車は軌道上に入り込んだ自動車を一瞬で跳ね飛ばして暴走を続ける。ショックで乗っていた老婦人のエレイン(リンゼイ・ダンカン)は心停止してしまう。
ルイスはヤンとともに運転室に続くドアを破ろうとするが失敗。ヤンが車外に出て連結器をはずそうとするが、それも失敗。ヤンは右腕を骨折してしまう。ルイスは連結器付近に消火器を置き、爆破する。連結部分の踏み台が吹き飛び、連結器が露出。けがをしたヤンに代わり、ピーターが連結器のピンを留めるバーを外す。前方車両に移ったルイスがなんとかピンを外し、連結器は外れるが、衝撃でピーターは下に落ちてしまう。後方車両に残ったヤンとサラが非常ブレーキをかけて客車を停止させる。先頭車両は警察により爆破され、列車の後方に炎が引火。足を痛めていたルイスはかつての陸上選手時代を思い出し、客車の後部から決死のジャンプをし、脱出に成功。ヤン、サラ、そしてマイケルがルイスを優しく出迎えるのだった。

電車は爆走するのだが、どちらかというと密室空間のサスペンス。事件が起こるまでの展開がやや長めだが、さほどだれずに観ることができる。サラ役のカーラ・トイントンもチャーミング。
登場人物が少ないので、話しがわかりやすく、感情移入しやすかった。トンネルの中で子供だけ降ろそうとするルイス。行きたくないと抵抗するマイケル。ルイスを止めようとするサラ。見守る大人達。それぞれの気持ちがよく分かり、いいシーンだった。
ただ、最後まで犯人が不明で動機も分からないまま終わったのはすっきりとしなかった。これだけの特異な設定を造り上げたのだから、ショック死した女性の身内だったとか、そういうコクがあったもよかった。

【5段階評価】3

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