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2017年12月

2017年12月30日 (土)

(1662) 甘い生活

【監督】フェデリコ・フェリーニ
【出演】マルチェロ・マストロヤンニ、アニタ・エクバーグ、アヌーク・エーメ、イボンヌ・フルノー
【制作】1960年、イタリア、フランス

退廃的な生活を送る男女の様子を描いた作品。

新聞記者のマルテロ(マルチェロ・マストロヤンニ)が女を取っ替え引っ替えしながら、ドライブやパーティ、乱痴気騒ぎを繰り広げる。

キリスト像を吊り下げたヘリコプターが印象的なオープニング。魅力的な展開を期待するのだが、次々と出てくるシーンにことごとく脈絡がない。人間関係もよく分からない。そのくせ、長い。3時間ちかくある。いちおう名作だし、評価1はないなと思ったが、これまで1,600作以上レビューしてきた中で、もっとも「早く終わってくれ」という苦痛を感じた作品だったので、評価1とせざるを得なかった。
なお、ゴシップ誌のカメラマンを指す「パパラッチ」は、本作品に登場するカメラマン、「パパラッツォ」が語源。

【5段階評価】1

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2017年12月28日 (木)

(1661) 君よ憤怒の河を渉れ

【監督】佐藤純彌
【出演】高倉健、中野良子、原田芳雄、大滝秀治、西村晃、大和田伸也
【制作】1976年、日本

西村寿行原作小説の映画化作品。「憤怒」はふつう、「ふんぬ」と読むように思うが、映画では「ふんど」とルビが打たれている。

ある女性(伊佐山ひろ子)が、白昼の繁華街で、警官を呼びつけ、電話をしている男(高倉健)を強盗強姦の犯人だと指摘する。男は本庁の矢村(原田芳雄)を指名して取り調べを受ける。男はさらに、空き巣被害に遭った別の男(田中邦衛)にも犯人だと指さされる。男は検察官の杜丘冬人だった。彼は家宅捜査を受ける。部屋には彼の見覚えのないカメラや宝石があった。何者かに濡れ衣を着せられているのは明らかだった。杜丘は警察官の隙を突いて家から脱走する。杜丘は、自分を犯人だと指さした女性の実家を訪ねるが、女性は怪しげな二人組に殺害されていた。杜丘は、男の実家のある北海道を訪ねるが、そこにはすでに警察が待ち構えており、杜丘は山中に逃げ込む。杜丘は、山中でくまに襲われている女性(中野良子)に遭遇。彼は熊を追い払おうとするが、川に転落する。彼が気がつくと、女性の家で介抱される。女性の名は遠波真由美。父親は道知事選に立候補予定の富豪、遠波善紀(大滝秀治)だった。真由美は杜丘を見初め、彼を逃亡中の容疑者と知りながら、彼をかくまう。二人は愛し合うようになる。しかし、矢村は執拗に彼を追い、ついに山奥の洞窟に潜伏中の杜丘を逮捕。しかし、連行の途中で熊に襲われてしまう。杜丘は深い傷を負う矢村を介抱する。遠波善紀は杜丘にセスナ機を与え、杜丘は空き巣被害を訴えた男を追って東京に戻る。しかし、男は精神病院に入れられていた。杜丘は、真由美を妻に仕立てて精神病患者を装って病院に入院する。そこは、政治家の長岡(西村晃)が、人間をロボットのように従順に命令に従うようにする新薬を開発させていた病院だった。杜丘は、その事件の真相に接近したため、濡れ衣を着せられていたのだった。杜丘はその病院で薬漬けにされそうになるが、薬を飲んで精神異常を来したふりをしながら、ついに病院の首謀者、堂塔(岡田英次)の罪を暴く。真相に気づいた矢村も駆けつけるが、観念した堂塔は飛び降り自殺をしてしまう。杜丘と矢村は長岡のもとを訪ねる。長岡は抵抗するが、杜丘は長岡を撃ち、矢村もとどめをさす。杜丘のえん罪は晴れ、彼を出迎えた真由美とともに新たな道を歩むのだった。

導入はとてもスピーディ。サスペンス作品のお手本のような100点満点の展開。なぜ、一介の検事が、突然あからさまな濡れ衣を着せられたのか。その理由やいかに。また彼はどのようにしてその疑いを晴らすのか。観客は一気に話に引き込まれる。
しかし、その後は、突然、熊に襲われた女性に出会ったり、その熊がどう見てもぬいぐるみだったり、とんでも展開になっていく。別に熊に襲われなくてもどうとでもなっただろうに、なんで女性が一人、山中で熊に襲われ、木によじ登っているのか、なぜ熊に反撃された主人公が川に転落したところを女性が救出できたのか、ストーリーが急に雑になったのが残念だった。人の言いなりになる新薬という設定もぶっ飛んでいて、こういうトンデモ映画の主人公を高倉健が真剣に取り組んでいるところに、古き良き昭和を感じざるを得ないのだった。

【5段階評価】4

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2017年12月27日 (水)

(1660) 亀は意外と速く泳ぐ

【監督】三木聡
【出演】上野樹里、蒼井優、岩松了、ふせえり、松重豊、要潤、伊武雅刀、嶋田久作
【制作】2005年、日本

一人暮らしの若い主婦がスパイとなって平凡な暮らしをしようとする不条理コメディ。上野樹里のかわいさが魅力の作品。

海外赴任中の夫と離れて暮らす23歳の片倉スズメ(上野樹里)。幼なじみのクジャク(蒼井優)とは腐れ縁。ある日、100段の階段の手すりにスパイ募集の小さな広告が貼られているのを発見。そこを訪ねると、クギタニシズオ(岩松了)とエツコ(ふせえり)がおり、ある国のスパイとして普段は目立たないように生活するよう言われ、500万円を渡される。スズメの周囲にいた何気ない人達が実はスパイであることを知り、スズメは驚く。
目立たないようにしようとするスズメは、福引きで当たりが出ないように祈ったり、川で溺れる少年を助けてその場から逃げ去ったりし、ついに公安当局の中西(伊武雅刀)と福島(嶋田久作)に目を付けられる。そしてついにスパイに指令が出される。公安当局に追われながらもスパイ達は集まるが、スパイ達はスズメはもとの平凡な暮らしに戻るよう告げ、公園のベンチの下にある階段から地下に入っていく。スズメは大金をシズオに帰すが、子供を助けたお礼として、また500万円を手に入れるのだった。

不条理もので何が言いたいのかよく分からない作品。公開当時19歳の上野樹里を「かわいいなぁ」と愛でる以外、特段の魅力はない。憧れの先輩だった男が魅力のない男になってしまったという象徴をはげ頭で表現しているところも、面白さの演出としてあまりにも芸がなかった。

【5段階評価】2

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2017年12月26日 (火)

(1659) 陽炎

【監督】五社英雄
【出演】樋口可南子、仲代達矢、本木雅弘、荻野目慶子、竹中直人、高品格
【制作】1991年、日本

博打の女胴師の運命を描いた任侠映画。

幼い頃、ばくち打ちの父親を青い阿修羅の入れ墨の男に殺されたおりん(樋口可南子)。その後、手本引きの胴師となり、故郷の熊本に戻る。かつておりんが世話になった八雲は、岩船一家に乗っ取られ、弟の市太郎(本木雅弘)は一家から追われる身となっていた。
おりんは八雲に挨拶に出向くが、女主人の千代春(かたせ梨乃)は冷たくあしらう。そこにおりんを知る安五郎(竹中直人)が現れ、おりんを屋敷の中に招く。安五郎は事情を知り、市太郎をかくまう。市太郎を好いていた小芳(荻野目慶子)は安五郎の導きで密かに市太郎と逢うが、岩船一家に見つかり、かばった安五郎は刺し殺される。
おりんは博打の胴を張ることになる。岩船一家の代理を務めるのは、父の敵、常次郎(仲代達矢)だった。おりんの親のとき、常次郎は大稼ぎをし、おりんの側につく難波政組は慌てるが、常次郎は祭りの出店の陰からおりんに声をかけ、肩の力を抜けと助言。続く常次郎の親のとき、おりんは一点張りの大勝負を賭け、見事に勝利する。岩船一家の岩蔵(白竜)はおりんの殺害を指示。市太郎と小芳は、千代春に騙され、岩船一家に殺される。おりんはダイナマイトを持って八雲に殴り込みをかける。常次郎が味方に付き、岩蔵に復讐を果たすが、常次郎は帰らぬ人となる。おりんは、死んでほしくない者ほど早く死に、どうでもいい人間が生き残る世に恨み言を言うのだった。

鬼龍院花子の生涯」(1982)や「陽暉楼」(1983)、「吉原炎上」(1987)、「肉体の門」(1988)など、古き良き時代を彩る、女性が主人公の任侠映画を得意としている五社英雄監督の代表作の一つ。本作も神山繁やら丹波哲郎やら岩下志麻やら緒形拳やら、大物俳優が大勢出演。台詞回しは若干クサいが、映画らしいと言えば映画らしい。ラストの乱闘シーンで、千代春に斬りかかった君勇(清水ひとみ)が取っ組み合いになって、最後どうなったのかが分からなかった。荻野目慶子は本木雅弘と濡れ場を演じておっぱいちょい見せ。一方、いつも脱ぎっぷりのいいかたせ梨乃には濡れ場はない。

【5段階評価】4

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2017年12月25日 (月)

(1658) K-19

【監督】キャスリン・ビグロー
【出演】ハリソン・フォード、リーアム・ニーソン、ピーター・サースガード
【制作】2002年、アメリカ、イギリス、ドイツ、カナダ

ソ連の原子力潜水艦の乗組員の運命を描いた作品。実話に基づいている。

米ソ対立の1960年代、ソ連は国の威信を賭けて原子力潜水艦、K-19を建造。しかし、訓練は粗悪な部品が原因で失敗、建造中に死人が続出、完成式のシャンペンのボトルは割れず、鑑は「ウィドウ・メーカー」と噂される。訓練に失敗したポレーニン(リーアム・ニーソン)に変わり、ボストリコフ(ハリソン・フォード)が艦長となり、作戦任務の航海に出る。
ボストリコフ艦長は、航海中、何度も厳しい訓練を行い、強引な航行で凍った海面を突き破り、海面に浮上。見事にテストミサイルの発射に成功する。しかし、原子炉に異変が発生し、温度が上昇し始める。穴の空いた部分を溶接するため、10分交代で乗組員が原子炉内に入り込むが、すさまじい放射能を浴びてしまう。現場経験のない学校上がりの原子炉担当士官、バディム(ピーター・サースガード)は、尻込みして中に入ることができなかったが、大勢の努力により、穴は塞がれ、原子炉内の温度は低下し始める。ポレーニン副艦長はボストリコフに近くにいる米軍への救助の要請を進言するが、ボストリコフはそれを却下し、再び先行しようとする。そのとき、溶接した部分に再度穴が空き、再び原子炉の温度が上昇し始める。バディムは単身、原子炉内に入り、18分間も中にこもって破損箇所を溶接。原子炉の温度は下がり始める。ボストリコフは原子炉に入ってバディムを救い出し、彼を英雄とたたえる。
ボストリコフはいったんは米軍に救助要請を出すが、ソ連の潜水艦が到着し、彼らはそちらに移る。ボストリコフは裁判にかけられるが無罪となる。原子炉に入った7名は死亡し、K-19の悲劇はソ連崩壊まで語られることはなかった。年老いた乗組員たちは再会し、亡くなった英雄の墓で献杯するのだった。

原子炉に入り込んだ乗組員が次々と放射能にむしばまれていく様子がすさまじい迫力。軍の古めかしい常軌を逸した行動は、英雄視するというより、「なんで逃げないの」と不思議に思わざるを得ないのだった。
そしてアメリカ映画では、ロシア人はみんな英語を話すのだった。

【5段階評価】4

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2017年12月19日 (火)

(1657) スター・ウォーズ/フォースの覚醒

【監督】J・J・エイブラムス
【出演】デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、ハリソン・ソード、キャリー・フィッシャー
【制作】2015年、アメリカ

「スター・ウォーズ」エピソードVII。「スター・ウォーズ/EPISODE6 ジェダイの帰還」の30年後の世界を描く。

ジェダイの騎士、ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)が姿を消し、帝国軍はファースト・オーダーと名を変え、ルークを抹殺しようとしていた。レジスタンスのポー・ダメロン(オスカー・アイザック)は、ルークの居場所を示す地図を入手するが、ファースト・オーダーに追われ、ロボットのBB-8に地図を託す。BB-8は惑星ジャクーの砂漠を渡り、廃品あさりをしているレイ(デイジー・リドリー)に発見され、行動をともにする。ポーはファースト・オーダーに捕らえられ、カイロ・レン(アダム・ドライバー)に拷問されるが、ファースト・オーダーの活動に疑問を持ったストーム・トルーパーの一人、FN-2187(ジョン・ボイエガ)はポーをパイロットにして脱走。名前のない彼に、ポーはフィンと名付ける。ポーとフィンの乗ったTIEファイターは撃墜されてジャクーに墜落。ポーとはぐれたフィンは、市場でBB-8とレイに出会う。そこにファースト・オーダーが現れ、BB-8を狙われる。レイとフィンは廃品回収屋の持っていたミレニアム・ファルコンに乗り込み、ジャクーを脱出する。ところがミレニアム・ファルコン号は大型船に捕らえられる。乗り込んできたのはハン・ソロ(ハリソン・フォード)とチューバッカだった。4人はルークの手がかりを求め、惑星タコダナのマズ・カナタ(ルピタ・ニョンゴ)に会いに行く。レイはそこで、ルークの使っていたライトセーバーを発見する。
ダコタナにファースト・オーダーが攻め込み、レイはレンに連れ去られてしまう。ハン・ソロはレイア(キャリー・フィッシャー)とC3-POと再会。ハンはレイアに息子のレンを連れ帰ることを約束し、レイの救出に向かう。レンはフォースを使ってレイを尋問するが、レイ自身もフォースに覚醒し、敵の兵士の心を操って拘束を解き、脱出。ハン・ソロはレンを発見し、連れ帰ろうとするが、レンはライトセーバーでハン・ソロの胸を貫き、ハンを殺害する。怒り狂ったチューバッカがレンに傷を負わせ、基地を爆破。フィンとレイは脱出を試みるが、そこにレンが現れる。レイはフォースの力を使ってレンに傷を負わせる。
レイアのもとに戻ったレイとフィンは、R2-D2の情報とBB-8の情報をつなぎ合わせ、ルークの居場所を把握。レイは老人となったルークと再会するのだった。

本格的な映像美と世界観が魅力的。エピソード1-3が、ややCGに頼りすぎているような印象があったが、本作はあまりCGくささがなく、バランスがよかった。一方、物語は新たな三部作の序章ということで、盛り上がりとしては今ひとつだった。

【5段階評価】4

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2017年12月18日 (月)

(1656) ROAD TO HiGH&LOW

【監督】久保茂昭
【出演】岩田剛典、鈴木伸之、町田啓太、林遣都、窪田正孝、黒木啓司
【制作】2016年、日本

抗争を繰り広げる組織の争いと友情を描いた作品。テレビドラマの総集編として上映された。

幼なじみのコブラ(岩田剛典)、ヤマト(鈴木伸之)、ノボル(町田啓太)。コブラとヤマトは山王会を結成するが、ノボルは家村会に入り、山王会に敵対。コブラは山王会はノボルが帰ってくるための場所だと告げ、ノボルはコブラとヤマトのもとに戻る。

テレビドラマのストーリーを知りたければ観ればいいかな、という作品。イケメンがいっぱい出るので、好みの人物を推しつつ観るのが正しい鑑賞法。

【5段階評価】2

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2017年12月12日 (火)

(1655) カスタムメイド10.30

【監督】ANIKI
【出演】木村カエラ、奥田民生、西門えりか、加瀬亮、小倉一郎、松山ケンイチ、寺島進
【制作】2005年、日本

広島に住む女子高生の等身大の成長を描いた作品。

広島で一人暮らしをしている女子高生のまなも(木村カエラ)は、ロンドンから戻ってきた生意気な妹のみなも(西門えりか)と共同生活を始める。天使の見習いの二人(小倉一郎、加瀬亮)は神様(ミッキー・カーチス)から指令をもらい、まなもを見守る。まなもはみなもの導きで、初のライブで幼い頃に覚えた歌を思い出す。二人はそのまま奥田民生の広島球場コンサートに向かい、音楽の素晴らしさに触れるのだった。

奥田民生の楽曲と、木村カエラのかわいさで成立している作品。いまはやや奇抜で怪しげなファッションの木村カエラが、ふともも全開のミニスカ姿で歌い踊る姿は一見の価値あり。透明感のある清楚な顔立ちは、スターの素質十分だった。ただし映画のストーリーは若干意味不明。

【5段階評価】3

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2017年12月11日 (月)

(1654) グーニーズ

【監督】リチャード・ドナー
【出演】ショーン・アスティン、ジョシュ・ブローリン、ケリー・グリーン、コリー・フェルドマン
【制作】1985年、アメリカ

子供たちが海賊船長のお宝を目指して洞窟を探検する冒険映画。スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を執っている。

田舎町に住むマイキー(ショーン・アスティン)は、体を鍛えるのが好きな兄ブランド(ジョシュ・ブローリン)を持ち、スペイン語の得意なマウス(コリー・フェルドマン)、食いしん坊のチャンク(ジェフ・コーエン)、中国系で発明好きのデータ(キー・ホイ・クァン)とマヌケ軍団「グーニーズ」を結成していた。
彼らの町はゴルフ場開発用地として買収され、彼らは町を追い出されることが決まっていた。ところが、マイキー達は屋根裏に、海賊船長、片眼のウィリーのお宝の地図を発見。お宝を手にすれば町を出なくてすむようになると考え、宝のありかを目指す。
地図を頼りにたどり着いたところには、偽札作りをしている悪者一家、フラテリー一家のあじとだった。4人と、彼らが心配で追ってきたブランド、そしてブランドの友達の女の子、アンディ(ケリー・グリーン)とステフ(マーサ・プリンプトン)はあじとに忍び込む。彼らは地下洞窟の入り口を発見。そこにフラテリー一家が戻ってくる。彼らはあわてて洞窟の中に逃げ込むが、チャンクが逃げ遅れ、一家に捕まってしまう。フラテリー一家はチャンクからお宝が地下に眠っているという話を聞き、マイキーたちの後を追う。チャンクは、一家の鼻つまみ者になっていた怪力のスロース(ジョン・マツザック)と仲良くなり、マイキー達を助けに洞窟に入る。
ウィリーの罠をくぐり抜け、ついにマイキー達は海賊船にたどり着く。中には金貨や宝石が眠っていたが、追いついたフラテリー一家に奪われてしまう。そこにチャンクとスロースが助けに入る。マイキー達は無事に脱出。外を警備していた保安官に確保される。フラテリー一家は逮捕される。沖には洞窟を抜け出たウィリーの海賊船が、新たな船出をするかのように浮かんでいるのだった。

子供たちが主役のインディ・ジョーンズとでも呼ぶべき作品。実際、データ役のキー・ホイ・クァンは、「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」で博士の助手的存在の少年を演じている。母親に虐待されて奇形になったスロースがややグロテスクではあるが、ゲームにもなったり印象に残る名作だ。

【5段階評価】4

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2017年12月10日 (日)

(1653) どら平太

【監督】市川崑
【出演】役所広司、片岡鶴太郎、浅野ゆう子、菅原文太、宇崎竜童、大滝秀治
【制作】2000年、日本

裏組織を退治する町奉行の活躍を描いた作品。

ある小藩に、望月小平太(役所広司)が赴任。彼は知人の仙場(宇崎竜童)に自分のことを遊び人のどら平太と呼ばせ、藩の重臣の前に姿を現す。彼は殿の下命の書を見せ、自分の役目が藩に巣くう闇の組織を壊滅させることであることを告げる。
彼は侍の立ち入りが禁じられている悪の巣窟、壕外に入り込み、組織の親分2人と兄弟杯を交わす。大親分(菅原文太)は平太に男惚れし、彼を仲間にしようとするが、彼は動じず、3人を死罪にするという。大親分は大勢の子分を平太にけしかけるが、平太はたった一人で子分を退ける。それを見た大親分と2人は潔く壕外を出ることを決意する。
役目を終えた小平太は、職を辞して、恋人のこせい(浅野ゆう子)に追われながら江戸の途に就くのだった。

小平太に毒づきながらも心配する親友の安川(片岡鶴太郎)や渋い演技で最後は切腹する仙場など、男臭い魅力に満ちた作品。小平太のヒーロー像が魅力だが、たった一人で大勢を倒すのはやりすぎだった。

【5段階評価】3

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2017年12月 4日 (月)

(1652) GODZILLA ゴジラ

【監督】ギャレス・エドワーズ
【出演】アーロン・テイラー=ジョンソン、渡辺謙、エリザベス・オルセン、ブライアン・クランストン
【制作】2014年、アメリカ

日本発の怪獣ゴジラと巨大怪獣ムートーとの戦いを描いた作品。

スターシップ・トゥルーパーズ」に出てくるバグズのような形態のムートーとゴジラが戦うのだが、メインの戦闘シーンが常識外れに暗い。ほぼ真っ暗で、ときどきほんの少し明かりが漏れるみたいな、映像が見づらくてイライラする我慢の限界を、ぶっちゃけ超えちゃっているストレス感が半端ない。「いや何やってるかわかんねぇよ!!」って劇場だったら席を蹴り飛ばして前のお客に怒られるかもしれなかった。家で観ていてよかった。
レリック」のようなホラータッチの作品なら、暗い中で何がうごめいているのかよく分からない、というのは恐怖感の演出としてありだが、すでに全貌をさらしている怪獣の様子が暗くてよく見えないという演出は、怪獣映画としてはありえない選択だった。

【5段階評価】2

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