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2017年12月27日 (水)

(1660) 亀は意外と速く泳ぐ

【監督】三木聡
【出演】上野樹里、蒼井優、岩松了、ふせえり、松重豊、要潤、伊武雅刀、嶋田久作
【制作】2005年、日本

一人暮らしの若い主婦がスパイとなって平凡な暮らしをしようとする不条理コメディ。上野樹里のかわいさが魅力の作品。

海外赴任中の夫と離れて暮らす23歳の片倉スズメ(上野樹里)。幼なじみのクジャク(蒼井優)とは腐れ縁。ある日、100段の階段の手すりにスパイ募集の小さな広告が貼られているのを発見。そこを訪ねると、クギタニシズオ(岩松了)とエツコ(ふせえり)がおり、ある国のスパイとして普段は目立たないように生活するよう言われ、500万円を渡される。スズメの周囲にいた何気ない人達が実はスパイであることを知り、スズメは驚く。
目立たないようにしようとするスズメは、福引きで当たりが出ないように祈ったり、川で溺れる少年を助けてその場から逃げ去ったりし、ついに公安当局の中西(伊武雅刀)と福島(嶋田久作)に目を付けられる。そしてついにスパイに指令が出される。公安当局に追われながらもスパイ達は集まるが、スパイ達はスズメはもとの平凡な暮らしに戻るよう告げ、公園のベンチの下にある階段から地下に入っていく。スズメは大金をシズオに帰すが、子供を助けたお礼として、また500万円を手に入れるのだった。

不条理もので何が言いたいのかよく分からない作品。公開当時19歳の上野樹里を「かわいいなぁ」と愛でる以外、特段の魅力はない。憧れの先輩だった男が魅力のない男になってしまったという象徴をはげ頭で表現しているところも、面白さの演出としてあまりにも芸がなかった。

【5段階評価】2

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