(1653) どら平太
【監督】市川崑
【出演】役所広司、片岡鶴太郎、浅野ゆう子、菅原文太、宇崎竜童、大滝秀治
【制作】2000年、日本
裏組織を退治する町奉行の活躍を描いた作品。
ある小藩に、望月小平太(役所広司)が赴任。彼は知人の仙場(宇崎竜童)に自分のことを遊び人のどら平太と呼ばせ、藩の重臣の前に姿を現す。彼は殿の下命の書を見せ、自分の役目が藩に巣くう闇の組織を壊滅させることであることを告げる。
彼は侍の立ち入りが禁じられている悪の巣窟、壕外に入り込み、組織の親分2人と兄弟杯を交わす。大親分(菅原文太)は平太に男惚れし、彼を仲間にしようとするが、彼は動じず、3人を死罪にするという。大親分は大勢の子分を平太にけしかけるが、平太はたった一人で子分を退ける。それを見た大親分と2人は潔く壕外を出ることを決意する。
役目を終えた小平太は、職を辞して、恋人のこせい(浅野ゆう子)に追われながら江戸の途に就くのだった。
小平太に毒づきながらも心配する親友の安川(片岡鶴太郎)や渋い演技で最後は切腹する仙場など、男臭い魅力に満ちた作品。小平太のヒーロー像が魅力だが、たった一人で大勢を倒すのはやりすぎだった。
【5段階評価】3
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