« (1621) ピクセル | トップページ | (1623) エターナル・サンシャイン »

2017年10月16日 (月)

(1622) 沈黙の追撃

【監督】アンソニー・ヒコックス
【出演】スティーブン・セガール、ニック・ブリンブル、クリスティーン・アダムズ
【制作】2005年、アメリカ

マインドコントロール技術を悪用する組織と戦う元兵士の活躍を描いた作品。スティーブン・セガール主演のサスペンスアクション。

ウルグアイで、アメリカ大使(リー・ジンマーマン)がシークレットサービスに殺され、シークレットサービスも同士討ちで全滅するという怪事件が起きる。大使はとあるダムの地下にある研究室の情報を得ようとしていた。チャペル博士(クリスティーン・アダムズ)は、マインドコントロールによる犯行だと分析する。軍は攻撃隊を送り込むが、彼らは待ち伏せされていた。攻撃隊のプラウデン(ロス・マッコール)らはとらえられ、ダムの奥の研究室で洗脳されてしまう。
軍のバージェス(サム・ダグラス)は服役中の元兵士のコーディー(スティーブン・セガール)に、部下を含め1人当たり10万ドルの報酬と全員の恩赦を条件として、首謀者のレイダー(ニック・ブリンブル)の殺害を依頼。CIAのフレッチャー(ウィリアム・ホープ)が同行することになる。コーディーは狙撃手のヘンリー(ビニー・ジョーンズ)、潜水艦の操縦士チーフ(P・H・モリアーティ)、ナビゲーターのルイス(スティーブン・ダコスタ)、爆破のプロのオハーン(アダム・フォガティ)、情報収集の専門家ドク(ピーター・ヤングブラッド・ヒルズ)、爆薬の専門家エンダー(レイコ・バシレフ)、偵察が得意なロリンズ(ジュリアン・バーガバ)を仲間にし、チャペル、フレッチャーとともにヘリに乗り込む。フレッチャーが作戦を指揮し、上陸地点に向かうが、コーディーは先に降りたフレッチャーを置き去りにしてヘリで飛び去る。彼が二重スパイであることを懸念したのだ。果たして彼はレイダーの手先だった。かつて、爆弾を積んだ客船に体当たりしようとしたタンカーを未然に魚雷で攻撃したコーディー。コーディーの部隊はそれが理由で投獄されたのだが、今回も彼の危険察知能力が生きたのだ。コーディーたちは別の上陸地点で情報員のダミータ(アリソン・キング)と合流する。
レイダーはマインドコントロールに必要な情報をディスクに収め、地下の研究室を破壊すると、プラウデンらとともに脱出。コーディーらは研究室に侵入し、とらえられていた捕虜を連れ出す。地下通路の入り口には戦車を伴う部隊が現れるが、コーディーらは負傷者を出しながらもそれを殲滅し、乗っ取った潜水艦で脱出する。チャペルは、殺された研究室の指揮官ヒラン(ニコライ・ソティロフ)の持っていたデータディスクをコーディーに託し、回収した捕虜は軍の送った攻撃隊のメンバーで、すでに洗脳されていることをコーディーに告げる。コーディーは、自分たちは消耗品として軍に使われていると察知し、潜水艦から脱出しようとする。捕虜たちは行動を開始し、コーディーの仲間を殺して潜水艦の設備を破壊し始める。チャペルは自ら空母に救助要請の連絡を入れるが、それによって潜水艦の位置が特定されていまう。バージェスは空母からミサイルを発射。コーディーは生き残った仲間と救命ボートで脱出。潜水艦はミサイルが命中して大破する。
データディスクに記録されていたキリンダイル社にフレッチャーとレイダーが到着。キリンダイル社の新社長、サンドロウ(ルイス・ソト)は、大企業に批判的な大統領の暗殺をもくろみ、大統領の婚約者の洗脳をレイダーに依頼。一方でフレッチャーは、レイダーを信用しておらず、レイダーの後釜にチャペルを抜擢するようサンドロウに進言する。フレッチャーは広場でデモを起こさせ、混乱に乗じて警官を使ってチャペルを拉致。ヘンリーは広場でコーディーを狙撃しようとしていたプラウデンを倒す。訳も分からず収監されていたチャペルのもとに新大使のヒギンズ(ウィリアム・タプリー)が現れ、チャペルの身柄を引き取る。チャペルはフレッチャーは裏切り者だとヒギンズに告げるが、乗ろうとした車の中にいたのはフレッチャーだった。フレッチャーはチャペルに銃を突きつけ、レイダーの後釜になれと脅す。フレッチャーはレイダーのもとにチャペルを連れて行くが、フレッチャーは洗脳したキリンダイルの社員を使って二人を拉致し、研究室の小部屋に閉じ込める。
コーディーはヒギンズに接触。フレッチャーが悪人であることを伝え、ヒギンズになりすまして大統領が観劇するオペラハウスに潜入。ヘンリー、ルイス、ダミータの3人はタクシーでオペラハウスに向かうが、タクシーの運転手(アンドレイ・スラバコフ)はフレッチャーの手下だった。危険を察知した3人は運転手を撃ち殺して追走してくる車を振り切ろうとするが、スイカを積んだトラックと正面衝突。何とか車から抜け出し、オペラハウスに向かう。
レイダーはオペラハウスにスナイパーを送り込み、観劇中のサンドロウを電話で脅してキリンダイル社の口座へのアクセスコードを聞き出そうとする。横にいたコーディーは電話を奪い取り、レイダーのもくろみを阻止。チャペルは大統領暗殺をやめるようレイダーを説得するが、レイダーはマインドコントロールの実績作りだと言って計画を実行に移す。レイダーは、洗脳用の装置でフレッチャーを殺すよう手下に指示をし、チャペルを連れて研究室を出る。フレッチャーは手下の隙を突いて拳銃を奪い、難を逃れる。
ヘンリー、ダミータ、ルイスの3人はそれぞれオペラハウスに潜入。洗脳されたオペラハウスの給仕や指揮者、そして大統領の婚約者が暗殺行動を開始するが、ヘンリーはスナイパー、ルイスは指揮者、コーディーは給仕をそれぞれ倒す。ルイスは横断幕を使ってオペラハウスの上部観覧席から飛び降り、大統領に銃を向ける婚約者を蹴り飛ばして暗殺を防ぐ。この騒動でヘンリーは命を落とす。コーディーはサンドロウの車でキリンダイル社に向かい、レイダーの乗ろうとしていたヘリに車をぶつけてヘリを大破させ、そのまま社屋ビルに突っ込む。車から降りたサンドロウは中にいた敵に撃ち殺されてしまう。研究室に逃げ戻ったレイダーは、中にいたフレッチャーに殺される。フレッチャーはエレベーターで脱出しようとするが、到着したエレベーターに乗っていたのはコーディーだった。コーディーに蹴り飛ばされたフレッチャーはレイダーと折り重なるようにして事切れる。
一件落着し、コーディーは豪華なホテルのプールサイドでルイスやダミータと談笑。その輪に加わっていたチャペルだったが、突如、彼女の顔から笑みが消え、洗脳の怪しい光が脳裏で明滅するのだった。

B級感の強いスティーブン・セガールだが、本作の作りはなかなか本格的。娯楽作品としては十分に及第点。銃撃戦で主人公や女性には弾が当たらないお約束や、ダムの地下に戦車とか過剰な演出はあったが、無駄なシーンはなく、濃密なできばえだった。妙なお色気シーンもなく、硬派な仕上がり。
今回の放映はBS日テレ。字幕付きオリジナル音声で、エンドクレジットまで放送。スティーブン・セガールの意外にか細い声も堪能できた。他局もぜひ見習ってほしい。

【5段階評価】4

|

« (1621) ピクセル | トップページ | (1623) エターナル・サンシャイン »

映画・テレビ」カテゴリの記事

評価4の映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: (1622) 沈黙の追撃:

« (1621) ピクセル | トップページ | (1623) エターナル・サンシャイン »