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2017年9月13日 (水)

(1591) 雲のむこう、約束の場所

【監督】新海誠
【出演】吉岡秀隆(声)、萩原聖人(声)、南里侑香(声)
【制作】2004年、日本

ほしのこえ」に続く新海誠監督の長編アニメーション。パラレルワールドを舞台に3人の若い男女の運命を描いている。

青森の中学生、藤沢浩紀(吉岡秀隆)と白川拓也(萩原聖人)は、アルバイトをしながら二人で飛行機を作っていた。日本は津軽海峡で南北に分断されており、エゾにある天を突くような白い塔まで行こうとしていたのだ。
二人が憧れる同級生の少女、沢渡佐由理(南里侑香)に、拓也は飛行機の話をする。飛行機を見た佐由理は感激し、浩紀と拓也は佐由理を飛行機に乗せて塔に行くことを約束する。しかしその後、佐由理は消息を絶ってしまう。
塔は、周囲を平行宇宙に転換してしまう力を持っているようだった。佐由理は冷めることのない眠りに落ちていた。塔の発する力を受け止めているが故の睡眠であり、佐由理が起きることは塔の力が顕在化してエゾを飲み込んでしまうことが危惧された。
浩紀と拓也は中学を卒業して別々の道に進み、佐由理がいなくなったことで飛行機制作もやめてしまっていたが、浩紀は佐由理を塔に連れて行けば眠りから覚めるはずだと考える。拓也も同調し、二人は飛行機を完成させる。手をけがした拓也を置いて、浩紀が飛行機を操縦することになり、眠ったままの佐由理を飛行機に乗せて塔に向かって飛び立つ。
津軽海峡で戦争が始まり、戦闘機による空中戦が起きる中、浩紀は飛行機を飛ばし、ついに塔にたどりつく。佐由理は目覚め、浩紀にしがみついて涙する。
浩紀は塔に向かってミサイルを飛ばし、塔は破壊される。平行宇宙への転換は防がれ、浩紀は拓也の待つ場所へ向かうのだった。

世界の設定が難解。悪く言えば独りよがりな設定なのだが、今ひとつ世界観が描き切れておらず、現実世界との違いもあいまい。あいまいだからこそ、リアルがあるようでもあるのだが、逆にあまり異世界感も際立っていなかった。寝ている佐由理を起こさなければならないという設定にもあまり切迫感がなく、ヒロインを救う若者二人という感激もない。映像はきれいだが、感動のしどころのない作品だった。

【5段階評価】2

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