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2017年9月11日 (月)

(1589) ラストエンペラー

【監督】ベルナルド・ベルトルッチ
【出演】ジョン・ローン、ジョアン・チェン、ピーター・オトゥール、坂本龍一
【制作】1987年、イタリア、中国、イギリス

清朝最後の皇帝、溥儀の生涯を描いた作品。第60回アカデミー賞作品賞受賞作品。

西太后(リサ・ルー)によって、3歳で皇帝に指名された溥儀(リチャード・ブゥ)は、紫禁城の中で幼少期を過ごす。しかし、中国は大統領制になっており、溥儀(タイジャー・ツゥウ)の天下は紫禁城の中のみであった。実母の死にも立ち会えず、妃も決められ、溥儀(ウー・タオ)の知識はもっぱら家庭教師のイギリス人、レジナルド・ジョンストン(ピーター・オトゥール)からもたらされる。やがて日本軍が満州に攻め込み、溥儀(ジョン・ローン)は家族や妻とともに親近城を追われる。溥儀はやっと紫禁城を出られると強がり、やがて満州国の傀儡皇帝となる。
第二次世界大戦で日本は敗れ、溥儀は日本人に通じた罪で有罪。10年の牢獄生活を経て、恩赦で自由の身となる。
年老いた溥儀は、入場料を払って、かつて自分が暮らした紫禁城に入る。紫禁城にひとけはなく、溥儀は立ち入り禁止の皇帝の座に向かう。住み込みの守衛の息子が溥儀を見とがめ、声をかけると、溥儀は自分はここに住んでいたのだ、と言って、皇帝の椅子の隙間から容器を取り出す。それを受け取った少年が蓋を開けると、中から生きたコオロギが出てくる。それはかつて、幼い溥儀が、大勢の家臣の中の一人から受け取ったものだった。少年が不思議そうに見上げると、すでにそこに溥儀の姿はないのだった。

歴史に翻弄された溥儀の生涯が、写実的な映像で描かれている。紫禁城を借り切って撮影された映像は貴重で迫力があった。序盤がややだれたのと、後半もそんなに悲劇的ではないので、数奇な運命とは思いつつも、感動の涙があふれるというほどでもなかった。
終始、英語が使われている辺り、写実性よりもドラマ性に重きが置かれている印象だった。坂本龍一が音楽を手がけたことでも有名な作品。俳優としても登場している。

【5段階評価】3

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