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2017年8月22日 (火)

(1569) ゲームセンターCX THE MOVIE 1986 マイティボンジャック

【監督】蔵方政俊
【出演】有野晋哉、吉井一肇、平祐奈、井上侑也
【制作】2014年、日本

CSのテレビ番組、「ゲームセンターCX」の映画化作品。ゲーム攻略の本編とドラマを合体させている。

よゐこの有野晋哉が課長として、懐かしのファミコンゲームを攻略するという、ある意味ではドキュメンタリー。取り上げられるのはマイティボンジャック。スクロール面と固定面のセットが16面。ジャンプで敵をよけ、アイテムを取り、宝箱を空けながら先に進むという、ルールとしてはオーソドックスだが、難易度が非常に高く、有野課長はADと協力しながらこのゲームに挑むが、クリアには至らない。最終的には4日目の観客を招いての公開録画に至る。
一方、1986年の菅私立東島中学校に通うダイスケ(吉井一肇)は、クラスメートの美少女、クミコ(平祐奈)に笑顔で話しかけられる。ダイスケがファミコンの雑誌を読んでいることを知ると、自分もゲームが好きで、狭い部屋で爆弾が出てくるボンなんとかというゲームだ、と言われ、「マイティボンジャック? 」とダイスケが聞くと、それそれ、とクミコがはしゃぐ。ダイスケはさりげなく貸してあげる展開に持ち込む。
次の日はわざと学校に持って行くのを忘れたことにして、自分が貸したがっていると思われないようにするという中学生らしい自意識過剰。そして次の日、クミコに渡す直前で、不良の加藤(吉田翔)にカセットを持っていることに気づかれ、貸してくれと言われたダイスケは、抵抗できずに貸してしまう。しかもその場面をクミコに見られてしまう。クミコは失望の表情を浮かべる。
ダイスケは加藤にカセットを返してほしいと頼むが、加藤は先輩の阿部(佐藤佑哉)に又貸ししてしまっていた。ダイスケは勇気を振り絞って阿部の家に行く。中には他校の不良もたむろしいたが、ダイスケはおそるおそるカセットを返してほしいと頼む。阿部は「この面をクリアしたら返す」と言ってゲームを続けるが、それは超難関の13面。最後の1体になったとき、阿部はポーズをかけてコントローラーをダイスケに託す。ダイスケは、友人のマコト(阿部考将)の言っていた裏技の可能性に賭けるが、ポーズを解除した瞬間に即死。一同が凍り付く中、ダイスケはカセットを無理矢理引き抜いて阿部の家を飛び出す。必死に不良達から逃げ惑いながら、ダイスケは、月曜発売の少年ジャンプが金曜の段階で保管されているという店の倉庫に逃げ込む。
するとなぜかダイスケは、有野課長が公開録画でマイティボンジャックに挑戦している会場に迷い込む。有野課長は助っ人としてダイスケを指定し、ダイスケは再び13面に挑戦するが、役には立たず、すごすごと客席に戻る。
そして有野課長。1時間の休憩を挟み、残り13体で13面から公開録画を再開。ついにクリアに成功。劇的なフィナーレを迎えるのだった。
ダイスケは気がつくともとの町の商店街にたたずんでいた。力なく歩き出すダイスケの背後から、クミコが声をかける。そこにサッカー部のイケメン男子が現れる。クミコには彼氏がいたのだ。クミコはダイスケの持っているカセットに気づいてそれを手に取るが、これ違う、と冷たく言う。クミコが知っていたのはボンバーマンだった。クミコはダイスケにカセットを返して彼氏と立ち去ってしまう。ダイスケは落ち込むが、しだいに笑顔を取り戻すのだった。

オリジナルのテレビ番組は個人的には好きで、わざわざは観ないけど目に付けば観ていた。本作のゲーム挑戦場面はオリジナルではなくテレビ版の再放送なので、ファンには物足りなかったかもしれないが、自分は初めて観たので普通に面白かった。有野課長のやられても怒りをあらわにせず、毒のないボケの醸し出す雰囲気が心地いい。
本作はさらに、そこにいかにも気の小さいゲーム少年がクラスのマドンナに話しかけられて有頂天になるという展開のドラマが挿入され、そちらも楽しかった。久しぶりに懐かしのゲームでもやってみようかな、という気にさせる作品だった。
ただ、エンドロールの後に有野課長がダイスケ役の吉田一肇にご苦労さんと言って花束を渡すシーンは、ちょっと興ざめで、あれはいらないなと感じた。

【5段階評価】4

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