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2017年8月14日 (月)

(1561) ウルヴァリン: SAMURAI

【監督】ジェームズ・マンゴールド
【出演】ヒュー・ジャックマン、福島リラ、TAO、真田広之
【制作】2013年、アメリカ、オーストラリア

日本を舞台に、アメコミヒーロー、ウルヴァリンの活躍を描いた作品。「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」の続編。

長崎で捕虜となっていたローガン(ヒュー・ジャックマン)は、日本兵の矢志田(山村憲之介)を原爆の爆風から守る。ジーン・グレイ(ファムケ・ヤンセン)の呪縛に苦しむローガン。時を経て、ローガンは、予知能力を持つユキオ(福島リラ)の招待を受け、日本を訪ねる。ユキオはローガンを老いた矢志田(ハル・ヤマノウチ)に会わせる。矢志田はローガンの治癒能力を誰かに移植し、不老不死の苦しみから解放するかわりに、孫のマリコ(TAO)を守ってほしいとローガンに頼む。ローガンが矢志田の屋敷に泊まった夜、矢志田は死亡。葬儀の場で、ヤクザの集団がマリコを拉致しようとする。ローガンとユキオ、そして神社の屋根の上から見守っていたハラダ(ウィル・ユン・リー)がヤクザからマリコを守る。マリコはローガンに一人で大丈夫だと告げて新幹線に乗り込むが、ローガンも同乗。ヤクザと新幹線で乱闘となる。ローガンは治癒能力が弱まっており苦戦するが、なんとかヤクザを退け、マリコと途中下車する。Dr.グリーン(スベトラーナ・コドチェンコワ)はハラダにローガンを探すよう命じる。
マリコとローガンは長崎に向かう。二人は一夜をともにするが、翌朝、マリコはヤクザに誘拐されてしまう。ローガンはユキオと合流し、マリコの婚約相手のノブロー(ブライアン・ティー)に会い、ノブローがマリコの父、シンゲン(真田広之)の指示でマリコを誘拐したことを聞き出す。矢志田は財産をシンゲンではなくマリコに継がせようとしていたのだ。
マリコはシンゲンのもとに連れてこられるが、Dr.グリーンとハラダがそこに現れ、マリコを奪い去る。ローガンはマリコのもとに向かうため、Dr.グリーンがローガンの心臓に寄生させたバグを自ら取り出し、治癒能力を復活させ、襲いかかってきたシンゲンを倒す。
ローガンは矢志田の居城に向かうが、ハラダと忍者一族によって捕らえられてしまう。Dr.グリーンはローガンの自由を奪い、アダマンチウム製の甲冑型巨人をローガンに仕向ける。ハラダとマリコはローガンを守ろうとするが、ハラダは巨人に倒され、Dr.グリーンは、駆けつけたユキオに倒される。巨人の正体は矢志田だった。矢志田はローガンから不老不死の能力を奪い取ろうとするが、それを見たマリコは矢志田に折れた刀を突き刺し、ローガンが矢志田にとどめを刺す。ローガンはマリコに別れを告げ、ユキオとともに日本を飛び立つのだった。

日本の町並みが出てくるのだが、いわゆる外国人イメージの日本で、ラブホテルや新幹線など、それらしいようでちょっとずつイメージが違う。東京タワー近くの増上寺を抜け出し、秋葉原のパチンコ屋を出て万世橋を渡ったと思ったら上野駅に出て、そこから南に向かう新幹線に乗り込むという、日本人からするとあり得ない経路設定だが、細かいことを気にしてはいけない。Dr.グリーンの毒を操る能力が今ひとつ地味なのと、ローガンの治癒能力が十分に発揮されないので、ミュータントの戦いにしては今ひとつ地味で、新幹線の屋根の上での戦いも、そもそもなんで新幹線の架線の梁に広告板が付いてるんだよ、という突っ込みはさておき、さっぱりミュータント感がない。相手は生身の人間だし。
最後にマグニートー(イアン・マッケラン)とプロフェッサーX(パトリック・スチュワート)が出てくるのも、今ひとつ意味が分からなかった。日本人も多く登場する作品だっただけに、残念。

【5段階評価】2

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