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2017年7月31日 (月)

(1556) 大空港

【監督】ジョージ・シートン
【出演】バート・ランカスター、ディーン・マーティン、ジーン・セバーグ、ヘレン・ヘイズ
【制作】1970年、アメリカ

爆発事故を起こした飛行機で起きるパニックを描いた作品。航空パニック映画の火付け役を果たした秀作。

大雪に見舞われたリンカーン国際空港。1機の旅客機が雪の中に突っ込んで2-9滑走路を塞いでしまう。空港長のメル・ベイカースフェルド(バート・ランカスター)は仕事詰めで離婚寸前。メルは滑走路を塞いだ飛行機を動かすため、ベテラン整備士のパトローニ(ジョージ・ケネディ)を呼び出す。
空港では、とぼけた無賃搭乗常習犯の老女、クォンセット(ヘレン・ヘイズ)が捕まるが、係員の隙を付いて姿をくらまし、ローマ行きの飛行機に乗り込む。失業中の男、D・O・ゲレロ(バン・ヘフリン)はトランクに爆弾を仕込み、空港で高額の保険に入ると、同じ飛行機に。その飛行機のパイロット、バーノン・デマレスト(ディーン・マーティン)は客室乗務員のグエン(ジャクリーン・ビセット)と浮気中。グエンはバーノンの子を身ごもっていた。飛行機は、クォンセットのせいで人数が合わないが、バーノンは飛行機を離陸させる。ゲレロの妻、イネーズ(モーリン・ステイプルトン)は、夫が飛行機で自殺を考えていると予感し、空港に駆け込むが、夫を乗せた便はすでに飛び立っていた。ショックを受けた彼女から話を聞いたメルと同僚のタニヤ・リビングストン(ジーン・セバーグ)はバーノンに連絡。バーノンは自ら乗客を確認。トランクを抱え込んだままのゲレロは確認する。ゲレロの席はクォンセットの隣の窓際だった。もう一人のパイロット、アンソン・ハリス(バリーネルソン)はリンカーン空港に引き返すことにする。
バーノンはまず、グエンに命じ、クォンセットを無賃搭乗者としてコクピットに連れてこさせる。バーノンはファーストクラスをプレゼントすると言って、クォンセットに作戦への協力を依頼する。グエンはクォンセットを連れて元の席に戻る。クォンセットはそこで穏便に済ませてほしいと懇願。グエンは強い調子でそれを拒絶。クォンセットは隣に座っているゲレロに抱きついて助けを求める。その隙にグエンがゲレロのトランクを奪い取る。ところが、それを見ていた乗客の一人がグエンからトランクを取り上げてゲレロに返してしまう。ゲレロは客室の最後尾でバーノンと向かい合う。バーノンは保険金は下りない、作戦は失敗したんだ、とゲレロを説得するが、ゲレロは最後尾のトイレに駆け込むと自爆。近くにいたグエンはトイレのドアごと吹き飛ばされる。側壁に穴が空き、激しい気圧差でグエンやバーノンは外に吸い出されそうになるが、なんとかこらえる。グエンの応急措置には乗客の中にいた医師が当たり、バーノンはコクピットに残る。尾翼と水平翼の操作が効かなくなり、バーノンは2-9滑走路に着陸させてほしいと管制室に告げる。パトローニはぎりぎりで滑走路を塞いでいた飛行機を動かし、バーノンとアンソンは無事に飛行機を着陸させる。
それを見届けたメルは、タニヤとともに空港を去るのだった。

序盤は群像劇風に始まるが、やがて航空機内での爆発事故とその生還というドラマに収束していく。夫婦関係のもつれや妊娠問題など、本筋にあまり関係のない人間模様がいろいろと盛り込まれていて、小説だと厚みが出るのだが、時間制約の強い映画では、やや消化不良な感じもあった。
そうそうたる名優が名を連ねるパニック映画であり、4年後に公開された「タワーリング・インフェルノ」にもその特徴が現れている。

【5段階評価】3

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