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2017年7月10日 (月)

(1539) イン・ハー・シューズ

【監督】カーティス・ハンソン
【出演】キャメロン・ディアス、トニ・コレット、シャーリー・マクレーン、マーク・フォイアスタイン
【制作】2005年、アメリカ

対照的な性格の姉妹の関係を描いた作品。

美人でスタイルのいい妹のマギー(キャメロン・ディアス)と見た目に自信のない弁護士の姉のローズ(トニ・コレット)は、性格の対照的な姉妹。マギーはだらしのない性格で、仕事に就かず、ローズを訪ねて家に来たローズの男友達、ジム(リチャード・バージ)と寝てしまう。怒ったローズはマギーを家から追い出し、マギーはフロリダに住む祖母のエラ(シャーリー・マクレーン)と暮らすことになる。エラはマギーに高齢者施設で働くことを勧める。マギーは盲目の元教授の老人に本を読み聞かせる。難読症のマギーだったが、老人に君は頭がいいと褒められ、生き生きとしてくる。
一方のローズは新しい恋人のサイモン(マーク・フォイアスタイン)と付き合い始め、婚約するが、サイモンは、どこか自分を正直に見せないローズにいらだちを感じ、このままでは結婚できないとローズに告げる。エラは、マギーがローズに謝罪の手紙を書こうとしていることを知り、エラ自身がローズを招待。ローズとマギーは次第にわだかまりを溶かしていく。
施設のパーティの日。会場にサイモンが現れる。マギーが呼んだのだった。ローズは、自分は妹を憎んでいるが、彼女がいるから自分は自分でいられるんだ、と正直な気持ちをサイモンに明かす。サイモンはそんな彼女を優しく抱き寄せる。ローズとサイモンは結婚し、マギーはそこで、難読症を克服して立派に詩を朗読してみせる。ローズとサイモンが車で会場を去り、マギーは吹っ切れたような表情で、まだ興奮の覚めやらぬパーティの輪の中に入っていくのだった。

登場人物のそれぞれが抱えている劣等感や負い目を少しずつ乗り越えていく姿がすがすがしい。盲目の老人から「A+だ」と褒められて喜ぶマギーの顔はとても印象的だった。また、老人が自分の孫にマギーの話をしていたことが明らかになるシーンにもホロリときた。
なお、タイトルの「イン・ハー・シューズ」は、彼女の立場に立つと、という意味だ。

【5段階評価】3

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