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2017年7月 2日 (日)

(1534) 駆込み女と駆出し男

【監督】原田眞人
【出演】大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかり、内山理名、樹木希林、堤真一、山崎努
【制作】2015年、日本

駆け込み寺に駆け込んだ女性と、医者と戯作者の見習いの男との関わりを描いた作品。

堀切屋三郎衛門(堤真一)の愛人、お吟(満島ひかり)は、三郎衛門のもとを立ち去り、縁切り寺の東慶寺を目指す。女房に鍛冶場を任せて遊びほうけ、暴力を働く亭主、重蔵(武田真治)の妻、じょご(戸田恵梨香)もまた、時を同じくして東慶寺に向かう。じょごの事情を尋ねることになった信次郎(大泉洋)は、顔にやけどを負っているじょごの治療をし、じょごもまた、信次郎の薬草の知識を身につけていく。さらに、極悪非道の田の中勘助(松岡哲永)に夫を殺され、強引に娶らされた戸賀崎ゆう(内山理名)も、夫への復讐のため、東慶寺に入る。
やがてお吟は喀血し、容態が悪化していく。彼女は愛する三郎衛門に惨めな姿を見せないために入山したのだった。信次郎は次第にじょごに惹かれるようになり、結婚を申し込む。
お吟は自分の看病を続けてくれるじょごに感謝し、山を下りる。信次郎はお吟の願いを聞き入れ、彼女が亡くなるまで、八犬伝を読んで聞かせる。
山を出ることになったじょごは、正式に重蔵から離縁状を受け取る。しかし、重蔵はまじめに働くようになっており、じょごに復縁を申し込む。焦った信次郎がじょごに長崎行きの話をすると、じょごは長崎には行かないと言う。じょごは、長崎に医者の修行に行くのではなく、すぐにでも開業し、戯作者も始めるため江戸に向かうことを勧め、それならお供すると言って信次郎に三つ指をつく。戸惑いながらじょごに近づく信次郎に、じょごは口づけをする。
一方、ゆうの離縁を承知しない勘助は、刀を振り回して東慶寺に乗り込む。じょごは長刀を持って勘助に挑み、見事に勘助を討つ。
信次郎とじょごは御用宿を旅立つ。じょごが信次郎を連れて行ったのは、世話になった曲亭馬琴(山崎努)の家だった。驚いて声も出ない信次郎に、馬琴は景気づけのように鈴を鳴らすのだった。

タイトルのコミカルさや大泉洋が主演ということで、コメディタッチの喜劇なのかと思っていたが、けっこうシリアスで、純愛ものでもあった。戸田恵梨香の愛らしいか弱さの中にも男勝りの芯の通った気性がすがすがしく、すがすがしい作品だった。

【5段階評価】4

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