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2017年6月19日 (月)

(1525) イップ・マン 序章

【監督】ウィルソン・イップ
【出演】ドニー・イェン、池内博之、リン・ホン、ルイス・ファン
【制作】2008年、香港、中国

実在の武術家、イップ・マンの活躍を描いた作品。

詠春拳の達人、イップ・マン(ドニー・イェン)は、美しい妻のウィンシン(リン・ホン)と一人息子とともに暮らしていた。ある日、リュウ(チェン・チーフイ)という武術家が来て、イップ・マンに勝負を挑むが、イップ・マンは簡単に彼をあしらうのだった。
やがて日中戦争が起こり、イップ・マンの屋敷は日本軍に接収される。一転して貧しい生活となったイップ・マンは、肉体労働で日銭を稼ぐようになる。そこに日本兵が現れ、空手の組み手の相手を募集する。白米が報酬と聞いて、イップ・マンの友人、林(シン・ユー)は日本人への憎しみから参加を決意。しかし、士官の三浦(池内博之)は三人の中国人をいとも簡単に倒す。二人は早々に降参するが、林は三浦の背後から襲いかかる。しかし三浦の返り討ちにあって命を落としてしまう。林の安否が気になったイップ・マンは、再び来た組み手相手の募集に参加する。そこには、かつて自分に勝負を挑んだリュウがいた。彼は組み手に勝って白米を一つ手にすると、調子に乗って三人との同時の組み手を希望。しかし、さすがに歯が立たず、降参して立ち去ろうとする。すると、三浦の部下、佐藤(渋谷天馬)はリュウを重殺してしまう。三浦はそれを咎めるが、佐藤は、リュウが負けたのに白米に手を伸ばしたので、と言い訳をする。
目の前で友人を殺されたイップ・マンは、道場に上がり、10人との組み手を希望。殺人的な武力で日本人をたたきのめすと、白米を受け取らずに道場を後にする。
イップ・マンは、工場を営む知人のチョウ・チンチュン(サイモン・ヤム)が、山賊に脅されていることを知り、工員に武術を教える。山賊の中には、林の弟、ユン(黄又南)がいた。山賊が工場に現れ、工員たちは防戦。そこにイップ・マンが現れ、山賊たちを打ち負かす。イップ・マンはユンを呼び止め、林が持っていたブリキの小箱を渡す。その中には、かつてユンが持っていた凧が入っていた。
イップ・マンに惚れ込んだ三浦は、部下を使ってイップ・マンを探し出し、日本兵の武術師範となるように告げるが、イップ・マンは三浦との対戦を希望。町の中心部で二人の組み手が始まる。三浦の実力にイップ・マンも手こずるが、最後は三浦を倒す。佐藤はそれを見てイップ・マンを銃で撃ち、弾はイップ・マンの肩に当たる。重傷を負ったイップ・マンは家族とともに町を逃れて香港で新たな生活を始め、やがてブルース・リーの師匠となることが後日談として語られる。

コミカルなアクションを得意としたジャッキー・チェンとは違い、端正なマスクのドニー・イェン。遅咲きのアクションスターだが、武術の達人らしい洗練された動きが魅力的。無駄な戦いを好まず、相手の非礼をただすような戦い方をする前半から、日本人に対して激しい怒りをぶつける後半への展開によって、ストーリーに変化を持たせているのが面白い。
その一方、三浦を極悪人として描かず、礼節を知り、正々堂々とイップ・マンに勝負を挑む武術家として描いているので、日本人として不愉快になることもなかった。
ちなみに今回はTOKYO MXでの放送を視聴。民放キー局で放送するには、ドニー・イェンが地味なのかもしれない。

【5段階評価】4

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