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2017年4月19日 (水)

(1500) ガンジー

【監督】リチャード・アッテンボロー
【出演】ベン・キングズレー、ジャワハルラール・ネルー、アリク・パダムゼ、ロヒニ・ハタンガディ
【制作】1982年、イギリス、インド

インド独立に貢献した歴史的人物、マタトマ・ガンジーの生涯を描いた作品。ベン・キングスレーのあまりにもガンジーに酷似したことが話題となった。第54回アカデミー賞作品賞受賞作品。

弁護士のガンジー(ベン・キングスレー)は、南アフリカの鉄道で、有色人種であるというだけで一等車に乗っていることを生意気だと差別され、列車から放り出される。ガンジーは理不尽な人種差別に立ち向かうことを決意。非暴力非服従の精神で南アフリカの人々の信頼を得る。
インドに帰国したガンジーは、イギリス人による差別的支配からの脱却を目指し、活動を続ける。集会を禁じた政府軍が、無抵抗の民衆を大量虐殺するという陰惨な事件が起き、ガンジーを悲しませる。逆に民衆が警官を暴行殺害する事件が起き、ガンジーは断食を行い、人民の暴力的な行為を戒める。インドは独立に向かうが、ガンジーの友、ジンナー(アリク・パタムゼ)はイスラム教徒の国、パキスタンを建国する。
高齢となったガンジーは、祈りの儀式に向かうさなか、銃を持った男に暗殺され、生涯を閉じる。彼の遺灰はガンジス川に撒かれるのだった。

最初のシーンで、ガンジーが暗殺され、回想のように若い頃のシーンに入っていく。「暗殺」、「人種差別」というわかりやすい主題が端的に示されるので、こうした長編映画にありがちな説明的で退屈なシーンが全くといっていいほど気にならない。壮大な葬儀当時の町並みの映像も見応えがあり、CG全盛の今なら何の感動もないが、よくこれだけの映画を作ったなという意味での感動もあった。
非暴力主義で政治的勝利を勝ち得ることが、絵空事の理想ではないこともわかりやすく表現されていた。作品賞をはじめアカデミー賞8部門受賞も納得の大作だ。

【5段階評価】4

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