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2017年4月16日 (日)

(1499) ワールド・トレード・センター

【監督】オリバー・ストーン
【出演】ニコラス・ケイジ、マイケル・ペーニャ、マリア・ベロ、マギー・ジレンホール
【制作】2006年、アメリカ

9.11のテロ事件で生き埋めとなった警官の救出劇を描いた作品。

警官の活躍を描いた作品かと思いきや、主人公のジョン・マクローリン(ニコラス・ケイジ)は映画開始早々、仲間とともにあっという間にがれきの中に埋もれてしまう。まだ、誰も救っていない。何の活躍もせず、いきなり埋まってしまうのだ。このあたりは、映画っぽくない展開だ。普通なら、誰かを救う代わりに自分が犠牲になったりするが、彼らは誰も救出しないまま、救出される側に回ってしまうのだ。
ジョンは、もう一人、生き埋めとなったウィル・ヒメノ(マイケル・ペーニャ)と励まし合いながら、救助を待つ。地上では、ジョンの妻、ドナ(マリア・ベロ)やウィルの妻、アリソン(マギー・ジレンホール)が行方不明の夫の無事を家族とともに祈る。
そんな中、事件を知った元海兵隊のデイブ・カーンズ(マイケル・シャノン)が自発的に現地に入り、生存者の捜索を開始。ウィルの鳴らすパイプの音に気づき、二人を発見する。決死の救出活動により、彼らは救い出される。

ニュースのレポーターが「これは映画ではありません」と実況した事件。それが映画になった訳だが、作品に登場する実際の映像は確かに、映画に違和感なく溶け込むほど映画的だった。
開始早々、主人公が埋まってしまうので、「もしかしてあとは救出されるのを待つだけの作品なのか」と思うのだが、本作は本当にその通りである。そこに家族の不安や道義心に燃える男たちの挿話を盛り込むことで、感動的な映画に仕立てている。2,000人以上がなくなった事故。ただのお涙ちょうだい映画であれば、悲惨な事故を金儲けに利用したと批判されかねないわけで、やはり監督の力なのだろう。

【5段階評価】4

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