« (1472) 最強のふたり | トップページ | (1474) 告白 »

2017年3月14日 (火)

(1473) 乱気流/タービュランス

【監督】ロバート・バトラー
【出演】ローレン・ホリー、レイ・リオッタ、ベン・クロス、ヘクター・エリゾンド
【制作】1997年、アメリカ

凶悪犯を乗せた飛行機で起きるパニックの中で奮闘する客室乗務員を描いた作品。

女性連続殺人事件の容疑者、ライアン・ウィーバー(レイ・リオッタ)と強盗犯スタッブス(ブレンダン・グリーソン)が飛行機で護送されることになる。恋人に振られたばかりの客室乗務員、テリー・ハロラン(ローレン・ホリー)が、この飛行機に搭乗する。
飛行機は飛び立ち、しばらくするとスタッブスがトイレに行きたいと言いだす。スタッブスは用を足すふりをして、トイレで洗面台の水栓を抜き取り、保安官の腹に突き刺して殺害。機内でテリーを人質を取って暴れ出す。ライアンはスタッブスをなだめるが、ドアを開けて保安官を機外に放り出そうとしたため、ライアンは殺害された警官から抜き取った拳銃でスタッブスを撃ち殺す。このパニックで機長は死亡。副操縦士も操縦室内で倒れていた。ライアンは、撃たれた保安官の手当てをしているテリーから操縦室の鍵を受け取り、中に入り、倒れている副機長を見つける。
テリーの元に戻ったライアンは、気は着陸態勢に入っていると言ってテリーに鍵を返す。テリーは自ら操縦室に行くが、副操縦士は死んでいた。パニックになりながらも、ロスの管制室のレイチェル(レイチェル・ティコティン)とやりとりを始める。
ライアンは、機内にいた他の乗客や乗務員を仮眠室に押し込めると、ライアンを警戒していた乗務員のマギー(キャサリン・ヒックス)を絞殺する。ライアンはやはり凶悪犯だったのだ。
機は自動操縦の状態だったが、このままでは強力な乱気流につっこむため、別の機の機長、ボウエン(ベン・クロス)がテリーに指示を出そうとする。ところが、操縦室の外から、ライアンがマギーが重体だ、と叫んでテリーを呼ぶ。テリーは救急箱を持って客室に戻るが、マギーはおらず、ライアンはテリーに迫ってくる。テリーは気のあるそぶりをして、隙を突いて消火器でライアンを殴り倒すと、操縦室に戻る。意識を取り戻したライアンは、操縦室の手前で火をたいてテリーをいぶり出す。乱闘の末、テリーはバランスを失ったライアンを突き飛ばすと、下層階と上層階をつなぐ通路を遮断する装置を動かし、ライアンはそれに足が挟まれて動けなくなる。上層階の操縦室に戻り、ボウエンの指示で滑走路への自動操縦の作動させることに成功する。
しかし、ライアンはなんとか足を引き抜き、電子室に入って自動操縦の装置を破壊してしまう。旅客機は下降を続け、ビルの屋上をかすめて飛び、着陸用の車輪に屋上駐車場の自動車が引っかかってしまう。予備回路のおかげで自動操縦は復活するが、自動車の重みの影響で、機はうまく着陸ができず、再び離陸する。着陸不能と判断したFBIのシンクレア(ジョン・フィン)は、ロス市街に旅客機が墜落しないよう、並んで飛んでいた戦闘機に旅客機の撃墜を命じる。テリーは自力で機を旋回させ、もう一度チャンスがほしいと懇願。
そこに、斧を持ったライアンが現れ、操縦室の扉を打ち破り始める。テリーは扉に突進してライアンを突き飛ばすと、床に転がっていた拳銃に弾を込め、襲いかかってきたライアンの眉間を撃ち抜く。
戦闘機のパイロットは、照準を旅客機の胴体ではなく、車輪に引っかかっていた車両に移し、車両を撃墜。旅客機は無事に着陸する。テリーは着陸を導いてくれたボウエンに対面。「ボウエン機長」と呼びかけるテリーに、ボウエンは「ハロラン機長」と優しい笑顔で返すのだった。

保安官があっさりやられたり、機長が様子を見に操縦室を抜け出たり、副操縦士が席を立とうとして倒れたり、簡単に操縦室の鍵を容疑者に託したり、リスクに際しての脇の甘い行動があまりにも目についたし、こんな少人数の輸送になんでこんなデカい機材を使ってるんだよ、とか、手斧で操縦室のドア破れんのかよ、なんて気もしたが、ハラハラドキドキ感を追求した作りはなかなか楽しかった。
レイ・リオッタ演じるライアンが、始めは極悪人なのか無実の罪を問われた被害者なのか、分からない状態で引っ張るのも、うまかった。客室乗務員へのからみ方なんかは、まともな神経の持ち主ではない感じで、いかにも怪しく、好きな映画や本の話をしながら女性の性格分析を始めるあたりも、残忍でありながら知的で狡猾な犯人像をうまく作り出していた。
ホテルのペントハウスに突っ込むシーンでは、盛り上がっているのは日本人という設定で、「危ない!」と日本語で叫ぶ台詞が確認できる。

【5段階評価】4

|

« (1472) 最強のふたり | トップページ | (1474) 告白 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

評価4の映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: (1473) 乱気流/タービュランス:

« (1472) 最強のふたり | トップページ | (1474) 告白 »