(1470) ロボコップ
【監督】ジョゼ・パジーリャ
【出演】ジョエル・キナマン、ゲイリー・オールドマン、アビー・コーニッシュ
【制作】2014年、アメリカ
人間とロボットが融合した警察官、ロボコップを描いた作品。「ロボコップ」のリメイクだが、展開はかなり異なる。
正義感の強い刑事、アレックス・マーフィ(ジョエル・キナマン)は、刑事の汚職の絡んだ武器密輸事件を捜査し、ボスのバロン(パトリック・ガロウ)を追うが、車に爆弾を仕掛けられ、瀕死の重傷を負う。アメリカの警察組織へのロボット導入を狙うオムにコープ社は、ノートン博士(ゲイリー・オールドマン)にロボコップを作らせる。
アレックスは、妻のクララ(アビー・コーニッシュ)と一人息子のデビッド(ジョン・ポール・ラッタン)に再会。互いに戸惑いながらも再会を喜ぶ。
ロボコップのお披露目の日。ノートン博士はマーフィに過去の犯罪のデータベースをアップロードするが、マーフィは興奮状態となる。上司に焦らされた博士は、マーフィからドーパミンを抜き取る。マーフィは感情を失い、息子や妻にも無反応となる。冷徹なロボットと化したマーフィは凶悪犯を逮捕しはじめる。家庭を顧みなくなったマーフィを見てクララは不安になり、マーフィの前に現れるとデビッドが学校に行けなくなったから帰ってきてほしいと叫ぶ。
マーフィはいったんは捜査に向かうものの、自ら自分の行為の優先順位を変更し、自身が巻き込まれた爆破事件の犯人を探し始める。それに気づいたバロンは仲間とともに応戦するが、マーフィはバロンを銃殺する。
警察署に戻ったマーフィは、バロンと取り引きしていた警官二人を逮捕。さらに上司のカレン(マリアンヌ・ジャン=バプティスト)にも銃を突きつけるが、そこでシャットダウンさせられる。悪事を全く見逃さないことで、オムにコープ社の上層部は逆にマーフィが邪魔になる。幹部のセラーズ(マイケル・キートン)は、マーフィの抹殺を博士に命じる。
博士は命がけでマーフィを脱出させる。マーフィはセラーズのもとに向かう。マーフィは赤い光のバンドを持つ者は攻撃できないようプログラムされているため、セラーズはマーフィやクララに銃を突きつけて挑発するが、マーフィの精神力がプログラムを凌駕し、マーフィの銃がセラーズを撃ち抜く。
修理を受けたマーフィは、再び家族と対面。アメリカはロボットの導入を禁止する法を維持するのだった。
オリジナルの「ロボコップ」シリーズのできがよいので、ふだんは観ない日本語吹き替え版ではあったものの観てみたが、感動は今ひとつだった。オリジナルではストップモーションアニメだった大型マシンがなめらかに動いたり、ロボコップの装備やバイクのデザインはかっこよかったりするのだが、ストーリーにあまり惹かれなかった。逆に監督は、このリメイクで何を表現したかったんだろうか。進化した特撮技術だけだったとしたら悲しい。
【5段階評価】3
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