« 2017年1月 | トップページ | 2017年3月 »

2017年2月

2017年2月28日 (火)

(1459) フットルース

【監督】ハーバート・ロス
【出演】ケビン・ベーコン、ロリ・シンガー、ジョン・リスゴー、クリス・ペン
【制作】1984年、アメリカ

ダンスを禁止された町に転校した男子高校生が、ダンス・パーティを開催しようとがんばる様子を描いた作品。往年の名曲がてんこ盛りの作品。

シカゴから田舎町に引っ越してきた高校生のレン(ケビン・ベーコン)。町は、息子を車の事故で失った牧師、ショー・ムーア(ジョン・リスゴー)の厳しい方針のもと、ダンスが禁止されており、レンは息苦しさを感じる。レンは牧師の一人娘、アリエル(ロリ・シンガー)と親しくなる。
レンはダンス・パーティを計画。ダンスの苦手な仲間のウィラード(クリス・ペン)にダンスを教え、町の議会に出て熱弁を振るい、牧師を説得。牧師は妻(ダイアン・ウィースト)の優しい言葉もあり、ダンスパーティを認める。
レンを何かと敵視する不良の妨害をウィラードと防ぎ、レンは仲間たちとダンス・パーティで盛り上がるのだった。

ケニー・ロギンス「フットルース」、ボニー・タイラー「ヒーロー」、アン・ウィルソン&マイク・レノ「パラダイス~愛のテーマ」、ムービング・ピクチャーズ「ネバー」など、日本でもドラマのテーマ曲やカバー曲になったナンバーがたくさん登場。ミュージカル映画とまではいかないが、ダンスシーンは楽しい。
レンがダンスの全くできないウィラードに、ダンスの手ほどきをするシーンは感動的。ウィラード役のクリス・ペンは、観る限り素でダンスのセンスがなさそうで、最後のシーンでも決して上手とは言えないが、ガールフレンドが彼のダンスに驚きと喜びの悲鳴を上げるのが、なかなかいい演出だった。
オープニングの足下だけを移したダンスシーンも印象的。

【5段階評価】3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月27日 (月)

(1458) 偉大なる、しゅららぼん

【監督】水落豊
【出演】岡田将生、濱田岳、深田恭子、渡辺大、笹野高史、村上弘明
【制作】2014年、日本

万城目学原作小説の映画化作品。琵琶湖から特殊な力を授かった一族の戦いを描いたファンタジーコメディ。

高校生の日出涼介(岡田将生)は、琵琶湖から特殊な力を授かる日出一族の一員。修行のために琵琶湖近くの高校に通い始める。
日出家には涼介以上の潜在能力を持つ淡十郎(濱田岳)がいた。彼は殿様キャラで、涼介をお付き扱い。日出家のライバル、棗(なつめ)家の広海(渡辺大)を敵視し、いがみ合っていた。
そこに、両一族の力をしのぐ能力を持つ校長の速水義治(村上弘明)が現れる。人の頭の中を読むことができる日出清子は、速水の隙を突いて彼を眠らせるが、彼は普通の人間だった。彼は日出家の家来、源治郎(笹野高史)に操られていたのだ。源治郎は十和田湖から特殊能力を授かっていたが、日出家によって記憶を封じ込まれていた。淡十郎がご神水を飲ませたことで源治郎は記憶を取り戻し、能力を覚醒していたのだ。それに気づいた淡十郎は、自らご神水を飲み、源治郎を倒す。琵琶湖に平和が訪れるのだった。

タイトルすらろくに知らない作品で、期待せずに観たが、期待通りの期待外れだった。
コミカルな作りなのに普通に面白くない。人気俳優、大物俳優が大勢出ていて、これだけつまらないのだから、これは監督の力なのか、脚本がつまらないのか。原作の面白さを映画化したら、中途半端なコメディになったという作品だった。

【5段階評価】2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月26日 (日)

(1457) 予告犯

【監督】中村義洋
【出演】生田斗真、戸田恵梨香、鈴木亮平、濱田岳、荒川良々、福山康平
【制作】2015年、日本

筒井哲也原作漫画の映画化作品。ネットカフェから犯行予告動画を流して事件を重ねる男の命をかけた戦いと、その謎を追う女性刑事を描く。

ネットカフェ、ピットボーイの一室から、新聞紙で覆面をした男が犯行を予告。その予告通り、食品事故を起こして操業停止中の工場が火事になる。予告犯は、暴行された女性に対して自業自得とツイートした大学生や、バイト先の飲食店でゴキブリを揚げた動画をアップした男、休職中の32歳男性を馬鹿にした面接担当社員などに制裁を加えていく。警視庁サイバー犯罪対策課の吉野絵里香(戸田恵梨香)は男を追うが、一枚上手の犯人に翻弄される。
男の名は奥田宏明(生田斗真)。かつてIT企業の派遣社員として働き、正社員になることを目指していたが、指揮者の社員らに罵倒されたあげく、首になる。職に困った宏明は、不法廃棄物処理の仕事に就き、そこで若い労働者たちと仲間になる。関西弁で元ミュージシャンのカンサイ(鈴木亮平)、内気なノビタ(濱田岳)、腹の出たメタボ(荒川良々)、フィリピン人のヒョロ(福山康平)。父親を探すため、腎臓を売って日本に来る金を作ったヒョロだったが、過酷な労働に耐えられず、死んでしまう。たこ部屋の管理人は死んだヒョロにスコップを投げつけ、宏明たちに埋めとけと冷たく言い放つが、メタボがブチ切れてスコップで管理人に殴りかかり、全員で管理人を殴り殺してしまう。たこ部屋に火をつけて逃げた4人は途方に暮れるが、宏明は仲間に一連の計画を呼びかけたのだった。
ネット住民は予告犯を「シンブンシ」と呼び、その配信を心待ちにし始める。警察は彼らの身元を割り出すために捜査を続け、犯人がピットボーイで書く名前、「ネルソン・カトー・リカルテ」の父親の身元を割り出す。
シンブンシは最後の犯行予告として、自分たち4人が自殺することを宣言。動画の中で4人は青酸カリの入ったカプセルを飲む。絵里香は、彼らの働いていた産廃場跡地に駆けつける。すでに4人は地面に倒れており、宏明は死亡していたが、残りの3人は生きていた。全ては宏明の計画だった。
宏明は、ヒョロが自分の夢は父親に会ってとうちゃんと呼ぶことだ、と無邪気に語っていたことを覚えており、仲間とともに彼の遺骨を父親のもとに届けることを決意。自分たちの力で父親を捜し当てることは難しいと考えた宏明は、ヒョロの本名でネットカフェを利用すれば、警察がヒョロ、ひいてはその父親の身元を捜し当てるだろうと考え、一連の犯行を手がけていた。しかし、彼は仲間の命は奪わず、自分が仲間を脅して犯行を企てたことにして、自らの命を絶っていた。
死んだ彼の手にはスマホが握られており、そこには絵里香に宛てた動画が残されていた。動画の中で宏明は、ヒョロの遺骨を父親のもとに届けてほしいという願いを口にする。絵里香は、彼がそれだけのためにこれだけの事件を起こしていたことを知り驚愕するが、彼の願いを叶えることを決めるのだった。

猟奇的な連続犯罪の裏に、仲間を思う純粋な動機が潜んでおり、謎解き要素も、仲間との絆の描き方も、社会の中で虐げられる弱者への目線も十分に練り込まれていて、非常に見応えのある作品だった。おそらく原作のストーリーがいいんだろうなと思った。
・・・と思って、買ってみた。読んでみた。3巻完結なので、1日でも読み切れる。読む前は「ミュージアム」と似たようなテイストなのかと思っていたが、猟奇性は強調されておらず、仲間への愛をテーマに、ミステリーとして十分成立する伏線回収。とてもよかった。
改めて映画を振り返ると、終盤のヒョロの遺体を探させるくだりが若干違っていたり、原作にはなかった絵里香と宏明のチェイスシーンなどが映画には入っていたりしたが、全体を通して極めて忠実に原作を映像化していた。台詞もそうだし、主人公たちの来ているTシャツも、全く同じと言っていいデザイン。あまりにも同じすぎるので、逆に原作ファンは新鮮味を感じないのでは、とすら思えた。
ただ唯一、残念なのは、自殺する必要があったのか、ということだ。ここの心理だけは、うまく共感できなかった。しかしこれも、主人公に死んでほしくなかったという、自分の感情移入の結果なのかもしれない。とするとやっぱりすごい作品。
いずれにせよ、日本の漫画のすごさを感じた映画作品だった。今までこの漫画を自分に紹介しなかったBookLiveには反省を促したい(笑)。

【5段階評価】4

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月24日 (金)

(1456) ペコロスの母に会いに行く

【監督】森﨑東
【出演】岩松了、赤木春恵、原田喜和子、加瀬亮、大和田健介
【制作】2013年、日本

岡野雄一原作漫画の映画化作品。認知症になった母親とその息子の親子愛を描いている。

サラリーマンでありながら、漫画家で、地元のシンガーソングライターもある岡野雄一(岩松了)には、認知症の母親、みつえ(赤木春恵)がいた。10人兄弟の長女として、戦時中を生き抜いてきたみつえ(原田喜和子)は、酒乱の夫(加瀬亮)に悩まされながら、息子の雄一を育ててきたのだった。
痴呆が進む中、親友のちえこ(原田知世)に再会したが話しかけてもらえなかったことなど、過去の記憶と現在とが入り交じりながら生きるみつえを、ゆういちは長崎の祭りに連れて行き、認知症も悪くないと思うのだった。

主人公のはげ頭が作品のキーなのだが、これが一昔前の特殊メイクのような不自然に膨れ上がった気味の悪いはげ頭なのが、終始、気になった。リアルにはげた違う俳優でやればいいのに、と思うのだが。それを置いておけば、単なる認知症の母親との関係を描くだけではなく、その母親の人生を切り取っていく作り方は丁寧で、しみじみと見入ることのできる作品だった。

【5段階評価】4

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月22日 (水)

(1455) キック・アス

【監督】マシュー・ボーン
【出演】アーロン・ジョンソン、クロエ・グレース・モレッツ、ニコラス・ケイジ
【制作】2010年、アメリカ、イギリス

スーパーヒーローに憧れる特別な能力を持たない若者の活躍を描いたアクションコメディ。

オタクのデイブ(アーロン・ジョンソン)はアメコミ・ヒーローに憧れ、ださいコスチュームのキック・アスを名乗り、チンピラに勝負を挑むがあっさりと腹をナイフで刺され、車にはねられてしまう。瀕死の重傷から手術により立ち直り、体はウルバリンのように金属で補強され、末端神経の痛みを感じない体となる。
デイブは再び、一人の男に殴りかかるチンピラ三人に挑み、暴行されながらも彼らを撃退。その動画がネットにアップされ、キック・アスは一躍有名人になる。デイブはクラスメイトの美少女ケイティ(リンジー・フォンセカ)と親しくなり、彼女につきまとうラズール(コフィー・ナーティ)を追い払おうと彼のたまり場に向かうが、あっさりと捕まり、刺し殺されそうになる。そこに紫の髪をした少女が現れ、ラズールたちを皆殺しにする。彼女はヒット・ガール(クロエ・グレース・モレッツ)と名乗る。ヒット・ガールは父親のビッグ・ダディ(ニコラス・ケイジ)に戦闘術を教え込まれたスーパー少女だった。
ビッグ・ダディは、町のギャング、フランク・ダミーコ(マーク・ストロング)にえん罪を着せられて刑務所行きとなり、愛する妻を失っていた。彼はフランクに強い復讐の念を抱いていた。
フランクは商売の邪魔をしているのがキック・アスだと考え、彼を捕らえようとする。フランクの息子、クリス(クリストファー・ミンツ=プラッセ)は手柄を得ようとしてスーパーヒーロー、レッド・ミストに扮し、キック・アスに接近。ところが、ギャングたちを殺して回っているのはビッグ・ダディだった。クリスはキック・アスをだましてビッグ・ダディを拉致。捕らえられたビッグ・ダディとキック・アスはフランクの手下にリンチされ、灯油をかけられ殺されそうになる。そこにヒット・ガールが現れ、フランクの手下を次々に倒していく。キック・アスは助かるが、ビッグ・ダディは火を放たれ、命を落とす。
ヒット・ガールは、大量の護衛に守られているフランクのビルに向かう。すさまじい戦闘能力で護衛たちを次々と倒すヒット・ガールだったが、途中で弾切れを起こす。フランクの腹心が彼女にバズーカを向けたところに、間一髪でキック・アスがロケットベルトで現れ、ガトリング砲で手下を一掃。二人はフランクのもとに向かう。キック・アスはレッド・ミストと対決。ヒット・ガールはフランクに挑むが、空手で鍛えているフランクに倒されてしまう。そこにレッド・ミストを倒したキック・アスが現れ、バズーカでフランクをビルの外に吹き飛ばす。キック・アスとヒット・ガールは互いの本名を名乗り、同じ学校生活を送ることにするのだった。

観る前は、ヒーローに憧れるダメ高校生のドタバタコメディかと思っていたのだが、映像は凝っていて、期待以上に面白かった。特にヒット・ガールのアクションは相当の迫力。やられる側は脳天から血しぶきを飛ばしたり、足を切断されたり、テレビ放映ぎりぎりな感のあるグロ演出なので、作品自体があまり世間で高評価になっていないのは残念なところ。
主人公役のアーロン・ジョンソンは、「スパイダーマン」のトビー・マグワイア以上にさえない風貌だが、恋人役のリンジー・フォンセカはグラマラスな美女だった。ヒット・ガール役のクロエ・グレース・モレッツも勇ましい役ながらも幼くて愛らしく、作品の大きな魅力になっている。

【5段階評価】4

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月21日 (火)

(1454) 星守る犬

【監督】瀧本智行
【出演】西田敏行、玉山鉄二、川島海荷、藤竜也、岸本加世子
【制作】2011年、日本

村上たかし原作漫画の映画化作品。犬と一緒に亡くなった初老の男を追って旅する市役所職員と少女の物語。

北海道の市役所に勤める奥津京介(玉山鉄二)は、幼い頃に両親と祖母を亡くし、祖父(藤竜也)に育てられた。祖父は彼にクロという犬を与え、京介は時には疎んじながらもクロを大切に飼った経験があった。
京介の勤める市役所の管内で、白骨化した初老男性と飼い犬の死体が発見される。京介は、その男性が犬を大事にしていたことに気づき、車の下から見つかった数枚のレシートをもとに、オンボロのフォルクスワーゲンビートルに乗って、男性が東北を北上してきた道をたどる。
男性(西田敏行)の書いた住所と名前をもとに東京に来た京介は、アイドルのオーディションを受けに来た川村有希(川島海荷)と出会い、旅路をともにする。京介と有希は、男性の泊まった旅館やコンビニ、リサイクルショップなどを移動しながら、その男性が犬を大事にしながら旅を続けていたことを知る。
二人は旭川までたどり着き、男性の亡くなった場所までやってくる。男性は一文無しになり、心臓の病が悪化してワゴン車の中で亡くなっていた。彼の愛犬、ハッピーは、男性のもとに町からパンの耳などの食料を手に入れては、せっせと遺体となった男性のもとへとやってきたのだった。ところが、キャンプ地で心ない利用客にものを投げつけられ、頭から流血したハッピーは、男性のもとにたどり着いて息を引き取る。
京介と有希はハッピーの墓に手を合わせる。やがて京介は仕事に戻り、有希も自らの夢を追い始めるのだった。

西田敏行演じる男性と飼い犬ハッピーとの悲話というだけでなく、それを追う京介と有希のロードムービーの形になっているのが、話が一本調子にならず、うまい作りになっていた。
有希が京介の車に乗り込む展開や、有り金を子供にすられたぐらいで一文無しになって山奥で死ぬというのはあまり現実的ではなかったりするのだが、そういった不自然さはさておき、やはり西田敏行は名優だったし、犬の演技もよくて、素直に感動できる作品だった。

【5段階評価】3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月20日 (月)

(1453) ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE

【監督】鹿島健城
【出演】太川陽介、蛭子能収、三船美佳、キートン山田(声)
【制作】2016年、日本

テレビ東京の番組、「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」の映画化作品。

太川陽介、蛭子能収、三船美佳の3人が、台湾の台北から南端の鵝鑾鼻(がらんび)灯台まで、4日以内に、高速道路を使わず路線バスで移動するという企画に挑戦する。
折しも台風21号が台湾に接近。3日目は1路線分移動しただけでほぼ丸一日足止めを食らうというハプニングに見舞われるが、なんとか最終日の21時頃、灯台に到着する。

親切な台湾の人たち、朗らかな3人のやりとり、一生懸命にルートを探す様子なんかが微笑ましい作品だった。特に三船美佳が常に笑顔で明るく旅を盛り上げていて、ちょっとファンになってしまいました。

【5段階評価】3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月16日 (木)

(1452) S -最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE

【監督】平野俊一
【出演】向井理、オダギリジョー、綾野剛、新垣結衣、吹石一恵、大森南朋
【制作】2015年、日本

テレビドラマ「S -最後の警官-」の劇場版。

プルトニウム燃料を積んだタンカーがテロリストに強奪される。首謀者の正木圭吾(オダギリジョー)は首相の南郷(辰巳琢郎)を始めとする閣僚15人と身代金を要求。
警察庁の特殊部隊NPSの隊長、香椎(大森南朋)は隊員の神御蔵一號(かみくらいちご)(向井理)、林イルマ(新垣結衣)らとともに正木の野望阻止に挑む。
香椎は首相とともにタンカーに乗り込むが、テロリスト集団は閣僚らを銃撃。神御蔵らは警視庁SATの蘇我伊織(綾野剛)や海上保安庁SSTの倉田(青木崇高)らとともにタンカーに突入し、正木を取り押さえる。正木は作戦失敗を恨む犯行グループの一人に撃たれて命を落とす。
事件を解決した神御蔵は、棟方ゆづる(吹石一恵)との結婚を決意するのだった。

日本政府がテロリストの要求に屈しすぎで、閣僚15人と丸腰でタンカーに乗り込んだり、銃撃戦で犯行グループがあっさりと劣勢になったり、話をおおげさに見せつつ不死身の主人公が活躍するという展開が安易で、あまり感動のない作品だった。真犯人正木の動機も今ひとつだった。

【5段階評価】2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月14日 (火)

(1451) ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE2 サイキック・ラブ

【監督】佐久間宣行
【出演】川島省吾、おぎやはぎ、バナナマン、上原亜衣
【制作】2014年、日本

TV東京の番組、ゴッドタンのキス我慢選手権の企画を映画化した作品の第2弾。

超能力を持った上原亜衣を巡り、人々の野望が交錯。川島省吾が台本を知らされない中、アドリブでストーリーに乗っていく。
前作はくだらない内輪受けに付き合わされただけで、正直見てらんないという印象だったが、2作目を一応観ようと思ったのだから、潜在的には何かしら面白いと思っていたのかもしれない。
本作は、前作に比べると川島のアドリブが共演者への無茶ぶりにもなっていて、妙に笑えたのと、意外にもホロリとさせられたりもして、そこそこ面白かった。とは言え、何度も観たいと思うような作品ではない。

【5段階評価】3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月13日 (月)

(1450) シャレード

【監督】スタンリー・ドーネン
【出演】オードリー・ヘップバーン、ケーリー・グラント、ウォルター・マッソー
【制作】1963年、アメリカ

25万ドルの奪い合いに巻き込まれる女性を巡るサスペンスロマン。

富豪の妻、レジーナ・ランパート(オードリー・ヘップバーン)は夫チャールズとの離婚を決意。家に戻ると、中はもぬけの殻だった。チャールズは列車から投げ落とされて死亡していた。彼は手に入れた25万ドルをどこかに隠しているようだった。警察署で彼の遺品を受け取ったレジーナが茫然としていると、そこにスキー場で知り合ったピーター・ジョシュア(ケーリー・グラント)が現れ、彼女を慰める。
チャールズの葬儀には怪しげな男たちが3人現れる。レジーナはアメリカ大使館員のバーソロミュー(ウォルター・マッソー)に呼び出され、チャールズが25万ドルを横領して逃走したため殺されたこと、葬儀に現れた3人はチャールズの25万ドルを狙っているチャールズのかつての仲間であると教えられる。
レジーナはピーターと食事に行くが、葬儀に来ていたレオポルド・ギデオン(ネッド・グラス)、テックス・ペンハロー(ジェームズ・コバーン)に金のありかを教えろと脅される。ホテルの部屋に戻ると、葬儀に来ていたもう一人の大男、ハーマン・スコービー(ジョージ・ケネディ)が部屋を荒らしていた。そばにいたピーターが窓から逃げたスコービーを追いかけるが、その先にスコービーら3人がおり、ピーターは彼らとつながっていた。ピーターは3人に、自分がレジーナの信用を得たから自分に任せろと言ってレジーナの部屋に戻るが、ピーターを信用しないスコービーは、レジーナの部屋に電話をかけ、ピーターの名前はダイルであり、彼の目当ては金だと伝える。
レジーナはバーソロミューに電話でダイルの存在を伝える。バーソロミューはレジーナを呼び出し、かつてチャールズとダイル、そして葬儀に来た3人がドイツ軍の金塊を隠し、横領しようとしていたが、ドイツ軍の攻撃でダイルは死んだという話を聞かせる。バーソロミューはダイルの正体を明らかにしてほしいとレジーナに依頼する。
ピーターはスコービーに金のありかを教えろと襲われる。なんとかそれを退けてホテルの部屋に戻る。ピーターは嘘をついていたことをレジーナに詫び、レジーナは彼を介抱する。
そこにペンハローから電話が来る。彼はレジーナの友人シルビー(ドミニク・ミノット)の息子、ジャン・ルイ(トーマス・チェリムスキー)を人質に取っていた。レジーナとピーターが部屋に駆けつけると、そこには葬儀の3人がいた。スコービーは金をよこせと脅すが、ピーターは誰かがチャールズからすでに25万ドルを取っているかもしれない、と彼らの不信感をあおる。彼らは互いの部屋を調べることにするが、そのさなか、ピーターの部屋の浴槽でスコービーが溺死してしまう。
残された5人は警察から怪しまれる。レジーナはピーターから自分の正体は25万ドルを狙う泥棒だと聞かされるが、彼の魅力に惹かれていく。その晩、夜中の3時半にギデオンがホテルのエレベーターで何者かに殺され、ペンハローは行方不明になっていた。しかしペンハローはピーターに電話し、金をよこせと言ってきた。ピーターはペンハローが犯人ではないと考え、改めてレジーナとチャールズの遺品を確認するが、やはり手がかりは見つけられない。
ピーターは、警察の遺品リストをもとに、遺品の中にあったメモがなくなっていることに気づく。レジーナとともにメモにあった公園に行くと、そこにはペンハローが来ていた。彼はそこで切手市を発見。慌ててどこかに走り去る。ピーターもまた何かに気づき、ペンハローを追う。ピーターはホテルの部屋にいるペンハローに銃を突きつけ、封筒をよこせと脅すが、すでに封筒の切手は破り去られていた。ペンハローは、お前はレジーナにだまされたのだとピーターを嘲笑する。
レジーナは公園でシルビーに会い、ジャン・ルイに渡した切手はどうしたかと尋ねる。シルビーが切手市に切手の交換に行ったと答えると、レジーナは真っ青になり、あの切手は25万ドルするんだと言い、シルビーとともに必死でジャン・ルイを探す。ジャン・ルイはすでに切手を別の切手に交換してしまっていたが、良心的な切手商は25万ドルの価値のある3枚の切手をレジーナに返還する。
レジーナはホテルに戻るが、そこにはペンハローの死体があった。ペンハローは「ダイル」というダイイングメッセージを遺していた。それを見たレジーナはピーターが犯人と確信。バーソロミューに連絡して彼から逃走する。ピーターは必死でレジーナを追いかけ、バーソロミューに駆け寄ろうとするレジーナに真犯人はその男だと告げる。彼こそがカーソン・ダイルだった。チャールズと葬儀の3人はダイルを見殺しにして逃げたが彼は死んでおらず、ダイルはそれを恨み、4人を殺害したのだと告白。レジーナは隙を見て劇場に逃げ込む。ダイルがそれを追いかけ、彼女に忍び寄るが、ピーターは舞台の床を開放してダイルを落下させ、レジーナを助ける。
レジーナは25万ドルを大使館に返すと言い、ピーターはしぶしぶ了承。レジーナは一人で大使館の担当者の部屋に行くが、そこに座っていたのは、なんとピーターだった。彼は25万ドルを取り戻すための捜査官だったのだ。レジーナはピーターに抱きつき、彼との再婚を決めるのだった。

シナリオやどんでん返しがよくできていて、ラブコメ的な要素もあって楽しめる作品。映像は合成ぽかったりするし、未亡人とはいえ、若くて幼い印象のあるオードリー・ヘップバーンの恋の相手が白髪交じりのケーリー・グラントというのは、少々バランスが悪い気もしたけれども、最後のシーンも微笑ましかった。ただ、レジーナが切手の価値が25万ドルだと気づくのがなぜだったのかはよく分からなかった。夫の遺品の切手(しかも未使用)を子供にあげたりするかね、というのもちょっと腑に落ちなかった。

【5段階評価】4

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月11日 (土)

(1449) 地球防衛未亡人

【監督】河崎実
【出演】壇蜜、大野未来、福田佑亮、なべやかん、福本ヒデ、モト冬樹
【制作】2014年、日本

地球に現れた怪獣を倒す未亡人を描いたコメディ。

主人公が壇蜜ということ意外、何の面白みもない。本当に上映したとは信じられないほど質が低い。芝居もひどい。お色気シーンがあるわけでもない。最初から最後までつまらなく、クスリともしなかった。

【5段階評価】1

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月 9日 (木)

(1448) 戦争と平和

【監督】キング・ビダー
【出演】オードリー・ヘップバーン、ヘンリー・フォンダ、メル・ファーラー、ハーバート・ロム
【制作】1956年、アメリカ、イギリス

トルストイ原作小説の映画化作品。ナポレオンのモスクワ侵攻と、その時代を生き抜く女性を描いている。

可憐な少女、ナターシャ(オードリー・ヘップバーン)はロシア人としては珍しくナポレオンに肯定的な青年ピエール(ヘンリー・フォンダ)がお気に入り。ナターシャの兄、ニコラス(ジェレミー・ブレット)が出兵することになり、みんなで見送る。
ピエールは私生子だったが、父親の臨終の際、全遺産を相続する。ピエールはセクシー美女のエレン(アニタ・エグバーク)と結婚するが、それを男にからかわれ、決闘を挑む。勝利はするものの、エレンに馬鹿にされたため、エレンを屋敷から追い出す。
ナターシャの父、ニコラス・ロストフ(バリー・ジョーンズ)はピエールを慰めようと家族とピエールを連れて田舎に向かう。そこには、妻を亡くしたアンドレイ(メル・ファーラー)が来ていた。ピエールは友人のアンドレイを狩りに誘う。アンドレイは可憐なナターシャに一目惚れ。ナターシャもアンドレイに恋をするが、ナターシャの父親は、1年の徴兵期間を過ぎるならと結婚に条件を告げる。
ところがナターシャは、エレンの兄アナトーリ(ビットリオ・ガスマン)に言い寄られてあっさり熱を上げてしまう。ピエールはアナトーリを追い払うが、それを知ったアンドレイはナターシャを見限る。
ナポレオン(ハーバート・ロム)はモスクワに侵攻し、ナターシャ一家は敗残兵を連れてモスクワを去る。その中にはアンドレイもおり、それを知らされたナターシャはアンドレイを探し出し、看病するが、やがてナターシャの見守る中、アンドレイは息を引き取る。
モスクワを攻め落としたものの、都市の維持ができないナポレオンは退却を余儀なくされるが、厳寒の中、次々と捕虜が犠牲となっていく。そこにロシア軍が攻撃を仕掛け、フランス軍は撤退する。
ナターシャたちは荒廃した我が家に戻る。そこにピエールが現れ、ナターシャは希望を見いだすのだった。

タイトルからして戦争映画かと思いきや、中盤までは戦闘シーンよりもナターシャの恋のさや当てが展開。もはや戦争映画ではないのかと思ったあたりから、こんどはナターシャの話はなりを潜め、ナポレオンの苦悩が描かれる。原作も群像劇のような展開らしいのだが、本作も誰に感情移入して楽しめばいいのか、よく分からない作りだった。
それと、アメリカの作品にはもはや期待してはいけないのだが、フランス人とロシア人が登場する舞台設定で、全員が英語を話して、町のお触れの文章すら英語というのは、時代考証もリアリティもあったもんじゃないな、というのが今一だった。しかも制作はアメリカとイタリア。フランスとロシア(ソ連)はどこにいったんでしょうか、という内容だった。

【5段階評価】3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月 8日 (水)

(1447) 風と共に去りぬ

【監督】ビクター・フレミング
【出演】ビビアン・リー、クラーク・ゲーブル、レスリー・ハワード、オリビア・デ・ハビランド
【制作】1939年、アメリカ

マーガレット・ミッチェル原作小説の映画化作品。南北戦争時代を生きた女性の人生を描いている。第12回アカデミー賞作品賞受賞作品。

農園主の娘、スカーレット・オハラ(ビビアン・リー)は、美人で人気者。アシュレー(レスリー・ハワード)が従姉妹のメラニー(オリビア・デ・ハビランド)と婚約すると聞いたスカーレットはアシュレーに結婚を迫るが振られる。腹いせに花瓶を投げつけたところを、プレイボーイのレット・バトラー(クラーク・ゲーブル)に見られる。レットはスカーレットに言い寄るが、彼女は拒否する。
アシュレーに振られたスカーレットは求婚してきたチャールズとやけくそになって結婚。ところがチャールズは南北戦争が始まってすぐに病死。未亡人で喪服のスカーレットを、レットはダンスの相手に誘い、奔放な性格のスカーレットはそれに応じる。
戦地に向かうアシュレーにメラニーのことを頼まれていたスカーレットは、メラニーの出産を手助け。住まいが戦争に巻き込まれそうになったため、レットに頼み込んで故郷タラに帰る助けを求める。レットは馬車にスカーレット、メラニー母子と召使いを乗せ、タラに向かうが、途中で南軍に入ると言ってスカーレットのもとを去る。
実家に戻ったスカーレットだったが、母親が病死しており、食料も欠乏。父親もほどなく落馬して死亡するが、彼女は農場を再興して二度と飢えないようにすると誓う。
スカーレットは妹スエレン(イブリン・キース)の恋人フランク・ケネディ(キャロル・ナイ)と結婚。勝ち気なスカーレットが馬車を一人で操っていると、強盗に襲われる。かつての召使いに助けられるが、フランクはレットらとともに強盗の出た集落を襲撃。ところがフランクは射殺されてしまう。またも未亡人になったスカーレットはついにレットと結婚。大富豪の妻となり、娘のボニー(カミー・キング)ももうけて幸せに過ごすが、ボニーが落馬事故で死亡。レットはスカーレットが未だにアシュレーに依存していることを知り、スカーレットのもとを去る。それでもスカーレットは面倒なことは明日考えようとつぶやくのだった。

観る前は、男女の燃えるような恋愛映画なのかと思っていたが、女一代繁盛記のような展開で驚いた。いわば人間万事塞翁が馬の南北戦争版だった。スカーレットがレット・バトラーに好きだと言うのも相当の終盤。それも結ばれることのない状態なので、スカーレットが本当に恋い焦がれた相手と熱い抱擁を交わすシーンは、実はほぼなかった。

【5段階評価】3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月 7日 (火)

(1446) ホビット 決戦のゆくえ

【監督】ピーター・ジャクソン
【出演】マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、リチャード・アーミティッジ
【制作】2014年、ニュージーランド、アメリカ

J・R・R・トールキン原作小説「ホビットの冒険」の映画化作品。「ホビット 竜に奪われた王国」の続編かつ完結編。

ドワーフの故郷、エレボールを抜け出た邪竜スマウグ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、人間の町、エスガロスを襲撃。町は火の海となる。スマウグの弱点を知るバルド(ルーク・エバンズ)は息子の協力を得てスマウグに矢を放ち、スマウグを倒すと、町の人々を集めてエレボールを目指す。
魔術師のガンダルフ(イアン・マッケラン)は、アゾグに捕らえられていたが、そこにガラドリエル(ケイト・ブランシェット)、サルマン(クリストファー・リー)、エルロンド(ヒューゴ・ウィービング)が助けに現れ、ガラドリエルの強大な魔力で、復活をもくろんだサウロンを冥界に封じ込める。
ドワーフの王子、トーリン(リチャード・アーミティッジ)は、欲望に目がくらみ、エレボールに眠る財宝をドワーフ族で独占しようとする。それを目にしたビルボ(マーティン・フリーマン)は、支配の象徴となるアーケン石を見つけたものの、それをトーリンに渡すことをためらい、エレボールを抜け出して、エルフのスランドゥイル(リーペイス)にそれを渡し、ドワーフと和平交渉をするよう持ちかける。
ドワーフとエルフ軍が一触即発の状態となったところに、突如、オークの大軍勢が現れる。トーリンもついに目が覚め、協力してオーク軍の将、アゾグ(マヌー・ベネット)を倒す。
戦いは終わり、ビルボは故郷のホビット庄に戻るのだった。

もともと2部作の予定だった「ホビットの冒険」を3部作にしたせいか、ドワーフたちがエレボールに着いてからの話なので、間延びするのかな、と思ったが、十分面白かった。
「ホビットの冒険」シリーズと、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズは、「スター・ウォーズ」シリーズと同じで、時代としては後の話が先に公開され、それより昔の話が後で公開されている。そのため、「ロード・オブ・ザ・リング」につながるエピソードや、共通する登場人物が出てくるのが楽しかった。本作では、あまり指輪の魔力に焦点が当たっていないが、このビルボの持ち帰った指輪がのちの壮大な物語につながるんだな、と思うと感慨深いものがあった。いつか、時代の順に6作品を通して観てみたい。きっといろんな発見があると思う。

【5段階評価】5

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月 6日 (月)

(1445) ホビット 竜に奪われた王国

【監督】ピーター・ジャクソン
【出演】マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、リチャード・アーミティッジ
【制作】2013年、ニュージーランド、アメリカ

J・R・R・トールキン原作小説「ホビットの冒険」の映画化作品。「ホビット 思いがけない冒険」の続編。

ホビットのビルボ(マーティン・フリーマン)は、ドワーフの仲間とともに、彼らの故郷のエレボールを取り戻す旅を続ける。魔術師のガンダルフ(イアン・マッケラン)と別れて闇の森を抜けようとする一行だったが、大グモに捕らえられてしまう。奮闘する彼らを救ったのは森の民のエルフだった。
エルフの王、スランドゥイル(リー・ペイス)は、ドワーフの王子トーリン(リチャード・アーミティッジ)に、エルフの宝を取り返すのであればドワーフの旅に協力すると取り引きを持ちかけるが、トーリンは、かつて故郷を邪竜スマウグ(ベネディクト・カンバーバッチ)に襲われたとき、エルフがドワーフを見殺しにしたことを恨んでおり、スランドゥイルの申し出を拒否。ドワーフたちは牢屋に閉じ込めてしまう。姿を消すことのできる指輪の力で難を逃れたビルボは、牢の鍵を盗んでドワーフを救い出し、エルフの酒樽を使って脱出。そこにトーリンに恨みを持つオーク軍が現れ、彼らを襲撃。エルフのレゴラス(オーランド・ブルーム)とタウリエル(エバンジェリン・リリー)はドワーフを援護し、ビルボとドワーフ一行はなんとか逃げおおせる。
彼らは人間のバルド(ルーク・エバンズ)の協力を得て、はなれ山のふもとの湖にある町エスガロスに潜入。武器庫から武器を強奪しようとするが見つかってしまう。しかし、強欲な町の統領(スティーブン・フライ)は、トーリンがスマウグの守る財宝を分け与えるという約束に引かれて彼らを歓迎。トーリンたちはエレボールを目指す。
一行はエレボールにたどり着き、ビルボが忍び込むが、スマウグが目覚めてしまう。ビルボは指輪を使って姿を消し、トーリンたちは溶かした黄金でスマウグを固めてしまおうとするが、スマウグはエレボールを抜け出すと、復讐のためエスガロスに飛び去るのだった。

前作同様、雄大な自然とファンタジーの世界が溶け合った映像が魅力的。本作では、中盤の樽に乗って川を流されるドワーフたちと、それを援護するエルフが、オークと戦うアクションシーンがとても楽しい。前作では少しからめの4点をつけたが、本作はセットのような作り物感もほぼなく、アクションシーンに磨きがかかっていた。

【5段階評価】5

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月 5日 (日)

(1444) 弱虫ペダル Re: ROAD

【監督】鍋島修
【出演】山下大輝(声)、鳥海浩輔(声)、森久保祥太郎(声)、遊佐浩二(声)
【制作】2014年、日本

渡辺航原作漫画のテレビアニメをダイジェスト編集した作品。「弱虫ペダル Re: RIDE」の続編。

前作に引き続き、総北高校自転車競技部の小野田坂道(山下大輝)が仲間とともに箱根のインターハイで勝利するまでを描いている。前作よりは一人一人のがんばりをドラマチックに描き、見応えがあった。

ライバルたちも勝利を目指して全力を尽くして戦っており、卑怯な手を使ったり、金の力にものを言わせたりするような悪役は登場しないので、さわやかな作品。京都伏見の御堂筋(遊佐浩二)だけはちょっとホラーぽくて怖いが。

【5段階評価】3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月 4日 (土)

(1443) 弱虫ペダル Re: RIDE

【監督】鍋島修
【出演】山下大輝(声)、鳥海浩輔(声)、森久保祥太郎(声)、遊佐浩二(声)
【制作】2014年、日本

自転車競技部に入ったアニメオタクの高校生が、仲間とともに箱根のレースに挑む姿を描いた作品。テレビアニメの総集編。

アニメオタクの小野田坂道(山下大輝)が自転車競技部に入り、箱根のレースに参加。ライバル箱根学園や、京都伏見高校の御堂筋(遊佐浩二)といったライバルを相手に3日間のレースを戦う。

テレビアニメのダイジェストの形なので、各登場人物の人となり、競技のルールなどの説明がほとんどない。また、作品中はほぼずっとレースをしているので、映像にあまり変化がない。特にかわいい女の子が出てくるわけでもない。自分はどういう内容なのか知っておこうと思って観たので、なるほどこんな作品なのか、ということが分かってよかったのだが、原作を知らない人にお勧めするような作品ではなかった。

【5段階評価】2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月 3日 (金)

(1442) 映画 ビリギャル

【監督】土井裕泰
【出演】有村架純、伊藤淳史、野村周平、吉田羊、田中哲司
【制作】2015年、日本

塾講師の坪田信貴の「学年ビリのギャルが1年で偏差値40挙げて慶応大学に現役合格した話」を映画化した作品。

エスカレーター校で全然勉強をせずに高2になった工藤さやか(有村架純)は、学校ではクズ呼ばわりされ、喫煙がばれて停学処分となる。父親の徹(田中哲司)は、さやかの弟、龍太(大内田悠平)をプロ野球選手に育てようと必死で、さやかのことは一顧だにしなかった。そんな中、母親のあかり(吉田羊)はさやかのことを理解しており、さやかに塾を薦める。
塾講師の坪田(伊藤淳史)は、さやかのファッションを褒めながらやる気を引き出し、目標を慶応大学に定める。さやかは勉強を始め、最初は0点だったテストも、徐々に点を取れるようになっていく。
ずっとE判定だった模試の結果も、最後にC判定にまで持ち込むが、本番の試験では文学部は不合格。しかし、小論文主体の総合政策に合格。父親もさやかを認め、親子の愛情を取り戻すのだった。

どんだけ勉強しない主人公かと思いきや、塾講師のノリであっさり勉強に没頭し始めるので、「こんなにすぐ勉強しちゃうのかよ」と若干、冷めて観ていたのだが、それなりにストーリーに起伏があり、意外とよかった。あまり不幸すぎる事件などもなく、友達とどろどろの関係になって悩んだりとかもなく、出てくる人はだいたいいい人なので、ほのぼの観られた。唯一、悪役と言えば、もし慶応に合格したら裸で校庭一周してやると言った高校の担任(安田顕)ぐらいだが、最後はしっかり素っ裸で記念写真に収まるコミカルなエピソードになっていた。

【5段階評価】3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月 2日 (木)

(1441) ベイマックス

【監督】ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ
【出演】ライアン・ポッター(声)、スコット・アドシット(声)、ダニエル・ヘニー(声)
【制作】2014年、アメリカ

ロボット好きの天才少年と、その兄の遺したロボットとの愛情を描いた作品。

ロボット製作の得意な少年、ヒロ・ハマダ(ライアン・ポッター)は、大学に通う兄、タダシ(ダニエル・ヘニー)の勧めで大学入学を希望。ロボット学の権威、ロバート・キャラハン教授(ジェームズ・クロムウェル)をうならせるロボットを作ることが入学の条件となり、ヒロはマイクロボットを開発。それは、操作者の脳波をもとに大量の小型ロボットが連結して、操作者の想像したものを瞬時に作り上げる素晴らしいもので、ヒロは大学入学を約束される。ところが、試験会場の大学が火事となり、キャラハン教授とタダシが犠牲になる。
失意に沈むヒロは、自分の部屋で、兄の作ったロボット、ベイマックス(スコット・アドシット)を偶然呼び起こす。ベイマックスは部屋の中にあった1つのマイクロボットが、どこかに行こうとしていることに気づき、その場所に向かう。ベイマックスとヒロは、マイクロボットが大量生産されている工場を発見する。そこには歌舞伎の面をかぶった謎の人物がおり、ヒロとベイマックスに襲いかかる。ヒロはベイマックスの戦闘用の装備を製作し、ベイマックスに取り付ける。タダシの友人だったフレッド(T・J・ミラー)、ゴー・ゴー(ジェイミー・チャン)、ワサビ(デイモン・ウェイアンズ・Jr.)、ハニー・レモン(ジェネシス・ロドリゲス)もヒロに協力。ヒロは自分と彼らの装備も作り上げ、謎の人物に迫る。
その人物の正体は、キャラハン教授だった。彼は、金の亡者クレイ(アラン・テュディック)のワープ実験に、娘のアビゲイル(ケイティ・ロウズ)が巻き込まれ、異空間に吸い込まれてしまったことを恨み、マイクロボットを使った復讐を企んでいたのだ。ヒロは、一度はベイマックスの良心とも言えるタダシの作ったチップを取り外してベイマックスを攻撃的なロボットに変えてキャラハン教授を襲わせるが、仲間の制止を受けて改心。キャラハン教授がマイクロボットとワープ装置を使ってクレイに復讐しようとする場面に向かうと、マイクロボットを次々と異空間に送り込み、キャラハン教授を無力化する。ベイマックスはワープ装置の向こうに生命の気配を感じ、ヒロはベイマックスと異空間に飛び込む。ヒロはコールドスリープ状態のアビゲイルを発見。ところが出口間際で巨大な障害物に衝突し、ベイマックスのロケット装置が動かなくなってしまう。ベイマックスはロケットパンチ(これってマジンガーZの登録商標じゃないよね)を使ってヒロとアビゲイルをもとの世界に戻し、自分自身は異空間の奥に消えていく。
ベイマックスとの別れを悲しむヒロだったが、形見となった腕の手のひらには、タダシのチップが握られていた。ヒロはそれをもとにベイマックスを作り直し、ベイマックスは復活するのだった。

観る前は、ロボットと人間の間の愛情を描く、「A.I.」のような作品なのかと思っていたが、割とアクション性が売りの派手目な作品だった。原作は意外にもアメコミものだった。
異空間が登場するような何でもありの設定だが、さすがにタダシの復活はなかった。
舞台が「サンフランソウキョウ」という日本的な町で、町の看板やパトカーが日本のデザインになっている。最近のCGアニメは、作品タイトルのロゴやちょっとした看板なんかが国ごとにローカライズされてたりするので、最初はそのたぐいかと思ったが、原作のヒーローは日本人という設定なのだった。

【5段階評価】3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2017年1月 | トップページ | 2017年3月 »