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2017年2月 9日 (木)

(1448) 戦争と平和

【監督】キング・ビダー
【出演】オードリー・ヘップバーン、ヘンリー・フォンダ、メル・ファーラー、ハーバート・ロム
【制作】1956年、アメリカ、イギリス

トルストイ原作小説の映画化作品。ナポレオンのモスクワ侵攻と、その時代を生き抜く女性を描いている。

可憐な少女、ナターシャ(オードリー・ヘップバーン)はロシア人としては珍しくナポレオンに肯定的な青年ピエール(ヘンリー・フォンダ)がお気に入り。ナターシャの兄、ニコラス(ジェレミー・ブレット)が出兵することになり、みんなで見送る。
ピエールは私生子だったが、父親の臨終の際、全遺産を相続する。ピエールはセクシー美女のエレン(アニタ・エグバーク)と結婚するが、それを男にからかわれ、決闘を挑む。勝利はするものの、エレンに馬鹿にされたため、エレンを屋敷から追い出す。
ナターシャの父、ニコラス・ロストフ(バリー・ジョーンズ)はピエールを慰めようと家族とピエールを連れて田舎に向かう。そこには、妻を亡くしたアンドレイ(メル・ファーラー)が来ていた。ピエールは友人のアンドレイを狩りに誘う。アンドレイは可憐なナターシャに一目惚れ。ナターシャもアンドレイに恋をするが、ナターシャの父親は、1年の徴兵期間を過ぎるならと結婚に条件を告げる。
ところがナターシャは、エレンの兄アナトーリ(ビットリオ・ガスマン)に言い寄られてあっさり熱を上げてしまう。ピエールはアナトーリを追い払うが、それを知ったアンドレイはナターシャを見限る。
ナポレオン(ハーバート・ロム)はモスクワに侵攻し、ナターシャ一家は敗残兵を連れてモスクワを去る。その中にはアンドレイもおり、それを知らされたナターシャはアンドレイを探し出し、看病するが、やがてナターシャの見守る中、アンドレイは息を引き取る。
モスクワを攻め落としたものの、都市の維持ができないナポレオンは退却を余儀なくされるが、厳寒の中、次々と捕虜が犠牲となっていく。そこにロシア軍が攻撃を仕掛け、フランス軍は撤退する。
ナターシャたちは荒廃した我が家に戻る。そこにピエールが現れ、ナターシャは希望を見いだすのだった。

タイトルからして戦争映画かと思いきや、中盤までは戦闘シーンよりもナターシャの恋のさや当てが展開。もはや戦争映画ではないのかと思ったあたりから、こんどはナターシャの話はなりを潜め、ナポレオンの苦悩が描かれる。原作も群像劇のような展開らしいのだが、本作も誰に感情移入して楽しめばいいのか、よく分からない作りだった。
それと、アメリカの作品にはもはや期待してはいけないのだが、フランス人とロシア人が登場する舞台設定で、全員が英語を話して、町のお触れの文章すら英語というのは、時代考証もリアリティもあったもんじゃないな、というのが今一だった。しかも制作はアメリカとイタリア。フランスとロシア(ソ連)はどこにいったんでしょうか、という内容だった。

【5段階評価】3

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