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2017年1月25日 (水)

(1435) ブラック・レイン

【監督】リドリー・スコット
【出演】マイケル・ダグラス、アンディ・ガルシア、高倉健、松田優作
【制作】1989年、アメリカ

凶悪な日本のヤクザを追うニューヨークの刑事の奮闘を描いた作品。

ニューヨーク市警の刑事、ニック(マイケル・ダグラス)は28歳の若い刑事、チャーリー(アンディ・ガルシア)と昼食を取っていると、突然、日本のヤクザ、佐藤(松田優作)が現れ、客としてきていた日本人から木箱に入った何かを奪い取り、その日本人と取り巻き一人を殺害して逃走。
ニックはヤクザを追いかけて捕まえるが、政府の要請により大阪に送還することになる。
ニックとチャーリーは空港で刑事(内田裕也)に佐藤を引き渡すが、その刑事は偽物だった。ニックとチャーリーは日本の警察の捜査に介入して佐藤を探そうとするが、大阪府警の大橋(神山繁)は彼らの拳銃を取り上げる。府警の松本(高倉健)はニックらに無理矢理協力させられるが、上司の大橋に叱責される。チャーリーはクラブで明るくふるまい、松本とニックの仲を取り持とうとする。飲み明かしたニックとチャーリーが梅田の街を歩いていると、一台のバイクが現れる。バイクの男はチャーリーのコートを奪ってチャーリーを挑発。コートにパスポートを入れていたチャーリーはバイクを追いかけるが、それは罠だった。チャーリーは複数のバイクに囲まれ、ナイフで刺されると、最後は日本刀を持った佐藤に首をはねられてしまう。
ショックの癒えないニックのもとに松本が現れ、チャーリーの遺品をもらってくれと言う。あとにしてくれ、と言うニックだったが、遺品の中にはチャーリーの拳銃があった。ニックは拳銃を手にし、目の前でチャーリーを殺した佐藤への復讐を誓う。松本もニックに協力することを決める。松本とともに、事件の鍵を握るクラブの女性(小野みゆき)を尾行していたニックは、空港で偽の刑事を演じていた男を発見。彼を尾行して鉄工所内でヤクザの親分、菅井(若山富三郎)と取り引きをしようとしている佐藤を発見する。佐藤がニューヨークで奪った木箱の中身はドル紙幣偽造用の原板だった。佐藤はこの原板をカタに、菅井に自分と杯を交わす取り引きをもちかけていた。菅井を挑発して帰途につく佐藤を捕らえようとするニックだったが、佐藤はバイクで逃走。ニックはそれを必死に追うが、そこに大阪府警が現れ、ニック自身が取り押さえられてしまう。
大橋によってアメリカに強制送還されそうになるニックだったが、飛行機から逃げ出し、大阪に戻る。ニックは松本の家に行き、協力を求めるが、組織人としての行動を重んじる松本はニックの頼みを断る。
ニックはアメリカ人ホステス、ジョイス(ケイト・キャプショー)から菅井の居場所を聞き出し、復讐するため佐藤に会わせてほしいと菅井に頼む。
菅井は、佐藤と杯を交わす場所にニックを呼び、ニックにショットガンを渡す。ニックが佐藤を待ち伏せしていると、そこに松本が現れ、協力を申し出る。
やがて佐藤が現れるが、彼は菅井ら親分を皆殺しにする計画を立てていた。それに気づいたニックと松本は、佐藤の手下が親分たちを襲撃する現場に乗り込み、佐藤を捕らえようとする。佐藤はバイクで逃走するが、ニックもバイクで佐藤を追い、ついに彼を取り押さえる。復讐心のたぎるニックだったが、佐藤を殺さず、松本とともに佐藤を大橋のもとへ連れて行く。松本とニックは大橋に表彰される。
松本とニックの間には厚い友情が生まれる。松本は偽造紙幣の原板が見つからなかったとニックに告げる。ニックは別れ際、松本にワイシャツをプレゼントするが、ワイシャツの入った箱の中には、一対の偽造紙幣の原板が収められていたのだった。

リドリー・スコット監督作品には、「エイリアン」や「ブレードランナー」、「グラディエーター」や「ハンニバル」など好きな作品が多いが、本作はなかなか観る機会がなく、ようやく観ることができた。本作は舞台が日本。ハリウッド映画での日本は、トンデモ描写になることがよくあるが、本作の日本にはあまり違和感がない。ガッツ石松や島木譲二、安岡力也なども登場していて、それだけでも日本人として面白い。
ストーリーもあまり複雑すぎないし、アクションシーンも安っぽくなくて印象的な映像。松田優作の演じる佐藤の狂気ぶりもとてもよかった。

【5段階評価】4

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