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2017年1月13日 (金)

(1429) イングリッシュ・ペイシェント

【監督】アンソニー・ミンゲラ
【出演】レイフ・ファインズ、クリスティン・スコット・トーマス、ウィレム・デフォー、ジュリエット・ビノシュ
【制作】1996年、アメリカ

全身のやけどで記憶を失ったイギリス軍人の回想劇。第69回アカデミー賞作品賞受賞作品。

全身をやけどして記憶を失った患者(レイフ・ファインズ)が野戦病院で治療を受けている。彼は、国籍だけはイギリスだと覚えていた。残された彼の命がわずかだと感じた看護師のハナ(ジュリエット・ビノシュ)は、部隊を離れ、彼の看病を続ける。
そこに、両手の親指を失ったデビッド・カラバッジョ(ウィレム・デフォー)という男が訪ねてくる。
彼はイギリス人患者の正体を知っていた。カラバッジョは、彼が地図作成技師であり、それを的であるドイツ軍に提供した結果、カラバッジョ自身がスパイとして指を切り落とされてしまったため、彼を殺そうと考えていたのだ。
患者は次第に記憶を蘇らせていく。彼の名はアルマシー。ハンガリーの伯爵だった。彼は地図の作成中、仲間のジェフリー・クリフトン(コリン・ファース)の妻、キャサリン(クリスティン・スコット・トーマス)と愛し合うようになる。キャサリンはアルマシーを愛しながらも、夫を悲しませることはできないと悩む。やがて、二人の関係をジェフリーが知ってしまう。怒りに狂ったジェフリーは、二人乗りの飛行機に妻を乗せ、アルマシーに飛行機ごと突っ込む。
飛行機は大破し、ジェフリーは死亡。キャサリンも重傷を負うが、アルマシーは発見した洞窟にキャサリンを運び込み、キャンプ地に助けを呼びに行く。ところが、彼の国籍を訝しんだ兵士は、彼をスパイ容疑で捕らえてしまう。一刻も早くキャサリンのもとに戻りたいアルマシーは、やむなく地図をドイツ軍に渡し、ドイツ軍の燃料でキャサリンの元に向かう。ところが、キャサリンは息絶えていた。彼が彼女の亡骸を飛行機に乗せて絶望の飛行を続けていたところを、軍に砲撃されて大やけどを負っていたのだった。
真相を知ったカラバッジョは殺意が失せる。ハナも真実を知り、モルヒネを投与してほしいと無言で依頼するアルマシーの希望を聞き入れ、キャサリンの遺した日記を読みながら、彼の最期を看取るのだった。

砂漠の映像が印象的で壮大な作品。イギリス人でないのにイギリス人患者にされたことを彼は皮肉に感じるのだが、国籍にからむ誤解から生じる悲劇は、日本人にはややピンとこなかった。今回はトゥエルビでの放映を見たが、ちょっとカットシーンが多く、残念だった。

【5段階評価】3

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