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2017年1月 9日 (月)

(1427) コップランド

【監督】ジェームズ・マンゴールド
【出演】シルベスター・スタローン、レイ・リオッタ、ハーベイ・カイテル、ロバート・デ・ニーロ
【制作】1997年、アメリカ

市警の不正に対して正義を貫こうとする保安官の奮闘を描いた作品。シルベスター・スタローンが腹の出た中年男性を演じている。

警官が多く住む街、ニュージャージー州ギャリソンで、保安官をしているフレディ(シルベスター・スタローン)は、昔の事故で片耳の聴力が弱くて希望の警官になれず、くすぶった日々を送っていた。ある日、警官のマレー(マイケル・ラパポート)が不良2名の乗った車から銃撃を受ける。彼は拳銃で反撃し、2名は死亡してしまう。ところが、不良が持っていたのは銃ではなくステアリング・ロックで、銃撃を受けたと勘違いしたのは、ガラス瓶を踏みつけたタイヤがたまたまパンクしただけだった。かけつけたマレーのおじで、ギャリソンの顔役レイ(ハーベイ・カイテル)は、仲間のジャック(ロバート・パトリック)を使ってマレーの不祥事をもみ消そうとするがうまく行かず、マレーが自殺したと見せかけ、かくまうことにする。
ギャリソンの警官の内偵を進めていたニューヨーク市警のモー(ロバート・デ・ニーロ)は、フレディに協力を申し出る。マレーの姿を見かけていたフレディだったが、はじめは躊躇する。しかし友人のゲリー・フィッグス(レイ・リオッタ)の説得もあって正義感に目覚める。
フレディは自力でマレーを探しだす。レイたちは、隠蔽工作の発覚を恐れ、マレーを殺そうとしており、情婦から危険を知らされていたマレーは、辛くも逃走していたのだった。マレーを見つけたフレディは、モーのもとに連行しようとするが、そこにジャックらが現れ、マレーをさらう。
耳元で銃声を聞かされ、もうろうとした意識の中、銃を持ったフレディはレイの住居に向かう。銃を撃ってきた相手に反撃するフレディだったが、肩を撃たれてしまう。絶体絶命の危機に現れたのは、フィッグスだった。フィッグスは、保険金目当てに自宅で火事を起こしたことをフレディに見破られ、一度はフレディの元を去ったのだが、フレディの正義感に心を入れ替えたのだ。

ロッキー」や「ランボー」などのアクション映画の印象が強いシルベスター・スタローンが、全く異なるイメージの役柄に挑戦。お腹が立派に出た中年保安官を演じている。「16ブロック」のブルース・ウィリスも、同じような警察の腐敗に立ち向かう腹ボテ中年警官を演じている。
本作はアクション要素が少ないせいか、全体的に退屈で、話も分かりづらかった。最後の銃撃戦は迫力があったが、それでも評価は2。

【5段階評価】2

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