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2016年12月

2016年12月31日 (土)

(1424) ROCKERS

【監督】陣内孝則
【出演】中村俊介、玉木宏、岡田義徳、佐藤隆太、塚本高史、上原美佐
【制作】2003年、日本

陣内孝則率いるロックバンド、「TH eROCKERS」の活躍を描いた自伝的作品。

売れないアマチュアバンド、ROCKERSのリーダー、ジン(中村俊介)は、凄腕のギタリスト、タニ(玉木宏)を仲間に引き入れ、アマチュアバンドのコンテストに出場。タニは目の手術をおして出場し、見事に優勝。プロになる。いったん解散した彼らが再結成を誓ったその日、タニがバイク事故で亡くなる。葬儀で再びそろった4人とタニの恋人、真弓(上原美佐)は、ともにタニを見送るのだった。

序盤はやや退屈だが、ライブのシーンはよくできており、監督のこだわりを感じた。有名な俳優が隠れキャラ的に登場しているので、探してみるのも楽しい。

【5段階評価】3

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2016年12月27日 (火)

(1423) サマータイムマシン・ブルース

【監督】本広克行
【出演】瑛太、上野樹里、真木よう子、佐々木蔵之介、ムロツヨシ、与座嘉秋、本多力
【制作】2005年、日本

劇団ヨーロッパ企画の演劇の映画化作品。タイムマシンを扱ったコメディ。

同じ部室を使っているSF研究会の5人組とカメラクラブの女子2名。ふざけたはずみで部室のエアコンのリモコンにコーラをかけて壊してしまう。暑さに耐えていると、タイムマシンに乗った25年後のSF研究会部員、田村(本多力)がやってくる。
タイムマシンで昨日に戻ってリモコンを取ってこようと考え、3人が取りに行くが、盛り上がった3人は、そのまま昨日の自分たちを尾行し始める。現在に残ったままの4人は、助手の保積(佐々木蔵之介)に、過去を変えると全てが消えてしまうというタイムパラドックスの話を聞き、甲本(瑛太)と曽我(永野宗典)が過去に向かい、3人のいたずらを阻止しようとする。
曽我ははずみで99年前に飛ばされ、甲本はみんなが現在に帰るところから取り残され、部室のロッカーで一夜を明かす。結局、リモコンは壊れたままだが、99年前に曽我が置き忘れてきたリモコンを、犬のケチャが掘り出し、エアコンは復活する。未来から来た田村は、どうやら柴田春華(上野樹里)の子供らしかった。春華に恋心を寄せる甲本は、自分の名字を変える方法を考え始めるのだった。

序盤はかなり訳の分からないチープな展開で、この映画大丈夫か、と心配になったが、主要な伏線は全て回収され、素直に楽しめる作品だった。
唯一、3人組が先に昨日に飛んだあと、タイムマシンだけが今日に戻ってきていたのだが、それは彼らが無人のタイムマシンを今日に飛ばしたと言うことだろうか。下手をすれば元の時間に戻れなくなるような恐ろしいことをする気になるのか、そこだけはちょっと気持ち悪かった。

【5段階評価】3

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(1422) ポリス・ストーリー/レジェンド

【監督】ディン・シェン
【出演】ジャッキー・チェン、リウ・イエ、ジン・ティエン
【制作】2013年、中国

人質立てこもり事件に巻き込まれた刑事の活躍を描いた作品。ジャッキー・チェン主演だが、アクションというよりサスペンスが主題になっている。

刑事のジョン(ジャッキー・チェン)は娘のミャオ(ジン・ティエン)に呼ばれて、工場を改装したバーに入店する。ミャオは店長のウー(リウ・イエ)が恋人だと告げる。店内にはほかにも客がいたが、突然、ジョンは何者かに頭を殴られて昏倒する。ウーはジョンやミャオらを人質に取り、囚人のウェイ・シャオフー(ジョウ・シャオオー)との面会を警察に要望する。
人質を解放するため、ジョンは奮闘を続けるが、事態はなかなか改善しない。ジョンは自分がウェイを連れてくるとウーに告げ、ウェイを連れて店に戻る。
ウーの目的は、自分の妹、シャオウェイ(クーリー・ナザー)の死の真相を知ることにあった。人質となっていたのは、シャオウェイが薬局で死んだ事件の目撃者や当事者だった。
その日、ウェイは母親のために高級な薬品を万引きするが、店長に見つかってしまう。通報を恐れたウェイは、シャオウェイを人質にとる。そこにジョンが現れ、ウェイを説得しようとするが、シャオウェイは暴れた拍子に喉をナイフで切られて死んでしまったのだった。
ところが、ウェイは、事故の起きる直前、シャオウェイが「殺して」と言ってきたと証言する。店にいた女性も、シャオウェイは睡眠薬を大量に購入しようとしていたと証言。ジョンもシャオウェイの所持品に睡眠薬があり、彼女は妊娠していたことを説明する。
ジョンは隙を突いて事態を収拾しようとするが、そこに人質だったバーテンのクンが現れ、ジョンの首筋にナイフを突きつける。彼はウーの仲間だった。ところが、彼の腕の入れ墨をみて、ジョンは彼こそがシャオウェイを妊娠させた男であったことに気づく。クンは拳銃をウーに向ける。ウーはクンを問い詰めようとするが、クンは「妹の妊娠を聞いたあんたは俺を殺しに帰国すると言った。シャオウェイがどれだけ苦しんだと思う」と、逆にウーを責める。しかし、クンはウーを撃たず、自殺しようとする。そこに警察が突入し、現場は大混乱となる。ウーはミャオを連れて地下鉄の線路に逃げ込む。ジョンはウーを追うが、ウーはミャオの首筋にナイフを突きつけ、ジョンの銃を奪う。ウーは娘を救いたければ自殺しろ、と言ってジョンに銃を返す。ジョンは、やめてと泣き叫ぶミャオに、父親らしいことをしてあげられなかったことをわび、引き金を引く。ところが、銃の弾はからだった。ウーは全てを観念していたのだ。ウーはジョンを撃ち、列車に轢かれようとするが、ジョンの仲間がとっさにポイントを切り替え、二人とも助かるのだった。

アクションシーンはやや控えめだが、回想シーンで派手めなアクションシーンを入れるなどしており、けっこう楽しめた。シャオウェイの死を巡る証人の発言により、真相が明らかになっていくところも面白いのだが、自殺オチというのは今ひとつだった。
公開当時59歳のジャッキー・チェン。彼のあとを継ぐ俳優が出てほしいものだ。

【5段階評価】3

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2016年12月26日 (月)

(1421) 変身

【監督】佐野智樹
【出演】玉木宏、蒼井優、佐田真由美
【制作】2005年、日本

東野圭吾原作小説の映画化作品。脳手術をした青年の身に降りかかる悲劇を描いている。

成瀬純一(玉木宏)は、とある病室で目を覚ます。彼は画材店に勤める葉村恵(蒼井優)を恋人に持つ心優しい青年だったが、とある事件に巻き込まれて脳を撃たれ、手術をしていた。入院中の彼はある日、病院内に自分のものと思われる脳のホルマリン漬けを発見。主治医の堂元(北村和夫)を問い詰め、自分が脳移植をされたことを知る。
退院した純一は、次第に、自分が恵に愛情を感じられなくなり、他人に激しい憎悪を抱くようになる。バーで大げんかをした純一は、娘の命を純一に助けられたという弁護士、嵯峨(春田純一)に会う。純一は嵯峨から、純一のいた不動産屋に強盗が入り、その強盗が嵯峨の幼い娘に銃を向け、純一がそれをかばって被弾したのだという話を聞く。犯人の京極瞬介(松田悟志)は、病気の母親を見殺しにした不動産会社の社長(石田太郎)を恨んで金を奪ったが、その後、自殺していた。純一に移植されたのは、京極瞬介の脳だったのだ。
純一は、医師の橘直子(佐田真由美)を信用して自分の日記を託すが、彼女は純一との約束を破り、それを堂元に見せていた。それを知った純一は怒りのあまり、直子を殺害する。
次第に自分の脳が別人に乗っ取られていくことを感じた純一は、初めて恵とデートをした湖畔に向かうことを決意。恵も純一を追う。
恵の献身的な支えもあって、一時はかつての純一の人格を取り戻すが、そこに直子殺害の恨みを抱いた助手の若生(山下徹大)が銃を持って現れる。若生に、恵が裏切っていると聞かされた純一は逆上して若生の銃を奪って若生を殺害。自分のままで生きようと考えた純一は、すがりつく恵を置いて堂元のいる病院に駆け込む。
純一は、恵が部屋の外からガラス窓越しに叫ぶなか、自らを銃で撃つ。恵は泣き崩れる。
時が経ち、恵は、純一の描いた恵の絵を持って、思い出の湖畔を訪れ、「ジュン、いつかまた会えるよね」とつぶやくのだった。

東野圭吾原作の映画化作品は、当たり外れが激しいのだが、本作は相当のハズレ作品だった。今まででいちばんひどかったかもしれない。
まず、オープニングの病室が病室ぽくない。一大脳外科手術をしたのに、機材も少なく無駄なスペースが多くて現実感がない。この時点で、「ん、この映画、ハズレか? 」という予感が頭をよぎる。
続いて、主人公が病室をうろついていると脳のホルマリン漬けを発見。職員用の部屋に鍵がかかっていないのもさることながら、机の上に脳を置いとくなよ。どっかにしまえよ。しかもご丁寧に「Host J.N.」とイニシャルまでラベルに書かれている。純一に問い詰められた教授が思わず「だからホストで十分だと言ったのに」。いやいや、気をつけるとこ、そこじゃないから。そんであっさりばらすし。
突然、難しい数式を扱って職場に業務改善を迫ったり、絶対音感を持ってたり、衝動的な殺意を抱いたり、という性格の変容が、的外れなのと過剰なのとで、京極の伏線にほとんどなっていないのも不思議。
京極は強盗事件を起こしたとはいえ、母親思いの優しい青年という設定。なぜ衝動的な性格になっているのかの説明がない。
一方で、ピアノの調律のずれに気づくという絶対音感の下りは必要だったのだろうか。ピアノの曲を覚えているところで十分だ。情報を与えすぎて、観る側が想像をふくらませる余地がなく、しかも予想通りに話が展開するので、面白みがない。
大して信頼の置ける関係にもなっていない橘直子に、中身を見るなと言って純一が自分の日記を託すのも、あまりにも唐突で必然性がない。なんで日記渡すんだろう、としか思えないのだが、結局、あとで純一が直子を殺す動機とするためだけに入れられた設定である。
橘直子が殺されたことを恨んだ助手が、拳銃を持ってることにも何の説明もない。しかも、いとも簡単にやってきてあっさり純一に逆襲されてしまう。これも、ラストシーン用に純一に拳銃を渡すだけの設定になってしまっている。
また、ときどき頭がピキーンと痛くなって元の自分に戻るという展開も脈絡がない。
そして結局、何のどんでん返しもなく、純一が命を絶ってしまう。暗闇になった部屋の中で、堂元教授はいったい何をしていたのか。脇役にもほどがある。
という、なんだかなぁ、というところが満載の作品だった。
最後まで飽きずに観ることはできたが、原作の魅力を伝えることはほとんどできていない作品だった。

【5段階評価】2

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2016年12月24日 (土)

(1420) ぼくらの七日間戦争

【監督】菅原比呂志
【出演】宮沢りえ、菊池健一郎、大地康雄、佐野史郎、賀来千香子
【制作】1988年、日本

宗田理原作小説の映画化作品。大人に抵抗する中学1年生の活躍を描いている。宮沢りえの主演第一作。

抑圧的な中学校教師や親に対抗するため、1年2組の男子生徒8人が家出をし、廃工場に籠城。途中から3人の女子生徒も加わる。親や教師が生徒たちに詰め寄ろうとするが、水やセメントの粉で撃退される。手を焼いた学校側は機動隊を呼んで中に突入させるが、生徒たちは水攻めや落とし穴で対抗。下水口を使って工場を脱出すると、工場にあった戦車を使って壮大な花火を打ち上げる。生徒たちの大人への戦いは終わるが、彼らはまた次の作戦を楽しげに話し合うのだった。

公開当時15歳の宮沢りえがはつらつとした演技をしている。そんなに芝居が上手とも思えないが、アイドル映画のように彼女だけが目立ちすぎることなく作られているので、さほど気にならない。中学生の籠城が何日も続いたり、戦車が動き出したりと、っていうか、そもそも戦車が何であるんだよ、とストーリーは現実的ではないので、肩肘張らずに観た方がいい。

【5段階評価】3

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2016年12月19日 (月)

(1419) ファイナル・プロジェクト

【監督】スタンリー・トン
【出演】ジャッキー・チェン、トン・ピョウ、ジャクソン・ルー、アニー・ウー、ユーリ・ペトロフ
【制作】1996年、香港、オーストラリア、ロシア、アメリカ

核弾頭の売買を阻止するために活躍する香港警察官を描いた作品。

香港警察のジャッキー(ジャッキー・チェン)は、核弾頭取引に関わるウクライナの女性を尾行。それだけでお役御免のはずだったが、観光地でその女性が軍隊に連れ去られたのを目撃したジャッキーは彼女を尾行。
ジャッキーは味方の捜査陣を呼び出し、そこに取り引きに来たツイ(ジャクソン・ルー)を逮捕しようとするが、激しい銃撃戦となる。カーチェイスならぬスノーモービルチェイスが繰り広げられるが、ジャッキーは凍結した川に転落。ツイは逃走してしまう。
ジャッキーは、引き続きFSBの捜査に協力することとなる。ジャッキーは捜査陣とともにオーストラリアに潜入。ツイの妹、アニー(アニー・ウー)の働く水族館に向かい、アニーと会う。アニーの父親の入院する病院で兄の居場所を尋ねるが、アニーは身分を偽って接近したジャッキーに怒り、ジャッキーは追い出されてしまう。
そこにツイが現れる。ジャッキーは来ている物を全て脱がされる。ツイは、ジャッキーの服に盗聴器が仕掛けられていると告げる。
捜査の指揮を執るイゴーロフ大佐(ユーリ・ペトロフ)に、捜査から降りると告げたジャッキーだったが、逆に大佐に狙われることとなる。マフィアの追撃をかわしたジャッキーだったが、今度はアニーの父親殺害の容疑をかけられてしまう。アニーのもとを訪ね、自分は無実だと説明しようとするジャッキーだったが、アニーの仲間と戦う羽目に陥る。そこにツイが現れ、ジャッキーは無実だと告げる。ツイはもともと捜査官だったが、今は核弾頭と引き替えに金を手に入れようとしていた。
ツイは、父親の葬儀の場での取り引きをイゴーロフに持ちかける。イゴーロフはアニーを人質に取るが、ジャッキーがアニーを救い出し、二人で逃走。ツイがアニーに託した核弾頭を警察に引き渡そうとするが、イゴーロフが手下を率いて現れる。水族館内での激しい格闘の末、ついに核弾頭を持ったアニーがイゴーロフに捕らえられてしまう。船で逃走しようとするイゴーロフだったが、ジャッキーは車で船に突っ込み、核弾頭を奪い返す。

クライマックスは水槽内での格闘アクションなのだが、「プロジェクト・イーグル」の風洞アクションと同じで、設定をオリジナルにしすぎて、スピード感や迫真さに欠けてしまった。本作のマクガフィンとなる小さな酸素ボンベ風の缶が、ピンク色のなんともコミカルな見た目であることも拍車をかけた。撮影は相当大変だったとは思うのだが、サメも作り物だなという感じで、迫力がなかった。やはりジャッキー・チェンには「ポリス・ストーリー 香港国際警察」のデパートでの格闘や、「ツイン・ドラゴン」の自動車工場での格闘のようなアイディアがふさわしい。本作でも、ほうきやはしごを使ったアクションが中盤に登場するが、そこはよかった。
妹役のアニー・ウーも、ものすごい美人というわけではないが、魅力的な女優だった。あまり出演作は多くないようだ。

【5段階評価】4

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2016年12月18日 (日)

(1418) グッドフェローズ

【監督】マーティン・スコセッシ
【出演】レイ・リオッタ、ロバート・デ・ニーロ、ジョー・ペシ、ロレイン・ブラッコ、ポール・ソルビノ
【制作】1990年、アメリカ

マフィアとして生きた男の生涯を描いた作品。

マフィアにあこがれた少年、ヘンリー・ヒル(レイ・リオッタ)は、ポール(ポール・ソルビノ)率いる組織の一員となり、ジミー(ロバート・デ・ニーロ)やトミー(ジョー・ペシ)と仕事をするようになる。ヘンリーは、トミーの入れ込んだ女性に付いてきた女性、カレン(ロレイン・ブラッコ)と結婚。幸せな家庭を築きつつも、仕事や浮気に入れ込んだため、次第にカレンは荒れていく。
トミーの出所祝いに、度を超してトミーをからかった別組織のバッツ(フランク・ビンセント)を、トミーとジミーは腹いせに殺してしまう。バッツの死体隠蔽に関わったヘンリーは、ポールの追求を受けるがごまかす。
3人はルフトハンザ航空現金強奪という大きなヤマをものにするが、トミーはへまをしたスタックス(サミュエル・L・ジャクソン)や発案者だと言って金をせびるモリス(チャック・ロー)らを次々と殺害。ポールが禁じていた麻薬密売にも手を染めていく。
トミーはバッツの組織に殺害され、ジミーは大いに嘆く。ヘンリーにも麻薬捜査の手が及び、ついに逮捕される。
ヘンリーは司法取引を行い、ポールとジミーは逮捕。ヘンリーは麻薬をやめ、おとなしく暮らす道を選ぶ。ポールはやがて獄死し、ジミーも長い間投獄されることとなったのだった。

実話に基づく作品。
ゴッドファーザー」でも感じたが、マフィアという組織の持続性の危うさが印象に残る。組織の内部崩壊、同業者間の潰し合いにつながる裏切りを、強烈な報復行為により押さえ込もうとするが、それゆえの自己消滅の必然性、やがて誰もいなくなる絶望感。北野武監督のヤクザものの作品にも、通じる感覚だ。

【5段階評価】4

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2016年12月 8日 (木)

(1417) 郵便配達は二度ベルを鳴らす

【監督】テイ・ガーネット
【出演】ラナ・ターナー、ジョン・ガーフィールド、セシル・ケラウェイ
【制作】1946年、アメリカ

ジェームズ・M・ケイン原作小説の映画化作品。美しい人妻と出会った男の運命を描いた作品。

仕事を探して放浪の旅をしていたフランク(ジョン・ガーフィールド)は、求人中のレストランの店主、ニック(セシル・ケラウェイ)に誘われる。気の進まないフランクだったが、ニックの若妻、コーラ(ラナ・ターナー)に一目惚れ。
二人は恋に落ち、邪魔者となったニックの殺害を計画。ところが猫が電線で感電死したことが計画は未遂に終わる。一度はあきらめた二人だったが、今度は酔ったニックを車に乗せたまま崖下に転落させる。近所の検事サケット(レオン・エイムズ)は二人を疑い、コーラが二人を殺害しようとしたとして立件。ところがコーラの弁護士キーツ(ヒューム・クローニン)は、巧みな弁舌でコーラの執行猶予付きの軽い刑に収める。
一度はいがみ合ったフランクとコーラだったが、互いの愛を確かめ合い、ようやく幸せが訪れようというとき、フランクとコーラの乗った車は事故を起こし、コーラは帰らぬ人となってしまう。
フランクは、今度はコーラ殺害の罪に問われる。神父とサケットに向かって無実を訴えるフランクだったが、サケットは彼に1枚のメモを見せる。それは、コーラが残したメモだった。そこにはフランクがニック殺害の共犯者であることが綴られていた。
フランクは悟る。郵便配達が二度ベルを鳴らすように、コーラは1度は刑を逃れたが、死を持ってニック殺害の罪を償うこととなった。今度は自分の番だ、と。フランクは神父に、自分とコーラが一緒になれるよう祈ってくれと告げるのだった。

何度も映画化されている作品なのだが、本作は全体的に展開が平板で、退屈とまではいかなかったが大して興奮もしなかった。作品に対する期待が高すぎたのかもしれない。

【5段階評価】2

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