« 2016年9月 | トップページ | 2016年11月 »

2016年10月

2016年10月31日 (月)

(1404) オブリビオン

【監督】ジョセフ・コシンスキー
【出演】トム・クルーズ、オルガ・キュリレンコ、アンドレア・ライズボロー、モーガン・フリーマン
【制作】2013年、アメリカ

人類がほぼ住まなくなった地球を管理する任務を負った男の運命を描いた作品。

ジャック・ハーパー(トム・クルーズ)は、チームメイトのビカ(アンドレア・ライズボロー)とともに地球侵略を続ける宇宙人、スカブの討伐任務に当たっていた。宇宙人の侵攻を止めるため核兵器が使われた地球は荒廃し、人類はテットと呼ばれる宇宙空間の施設に居住していた。ジャックは通信係のビカのサポートのもとで、放射能汚染のない区域内のドローンの監視と修理をしているのだった。
ある日、区域内に宇宙船が落下。それは宇宙人のものではなく、睡眠状態の地球人が乗っていた。そこに監視マシンのドローンが現れ、地球人の睡眠カプセルを敵と見なして次々と破壊しはじめるが、ジャックは身を挺して一人の女性を守り、基地に連れ帰る。
目覚めた女性、ジュリア(オルガ・キュリレンコ)は、なぜかジャックの名を知っていた。記憶を消されて任務をしているジャックは、自分がかつてジュリアと関係があったのではないかと考えるようになる。
ジャックはジュリアの願いを聞き入れ、宇宙船のフライトレコーダーを入手しようとするが、スカブに捕らえられてしまう。スカブの正体は人間だった。リーダーのマルコム・ビーチ(モーガン・フリーマン)は、戦争を終わらせるためにテットを破壊すると告げ、テットを爆発させるためのドローンの再プログラムをジャックに依頼する。ジャックは拒絶するが、マルコムは真実を知りたければ放射能区域に行け、とバイクのキーを渡す。ジャックはジュリアとともにビルの廃墟に向かい、そこで自分たちが夫婦であったことを知る。それに気づいたビカは二人を拒絶。テットの司令官、サリー(メリッサ・レオ)にジャックが救助した女性に熱を上げて任務遂行ができないと報告。そのとき、基地内のドローンが動き出し、ビカは撃ち殺されてしまう。ジュリアがヘリを使ってドローンを破壊。サリーは交信でジャックに生存者を連れてテットに来るよう告げる。サリーを信用できないジャックは、ジュリアを連れて基地を脱出するが、3体のドローンに追われ、2体を破壊するが最後の1体に激突され、放射能区域に墜落してしまう。
死を覚悟した二人だったが、そこにいたのは、ジャックと全く同じ顔かたちをした男だった。ジャックとビカはクローンだったのだ。ジャックはもう一人のジャックに話しかけるが、混乱したもう一人のジャックと格闘になり、流れ弾がジュリアに命中してしまう。もう一人のジャックを倒したジャックは、医療器具を持って自然に囲まれた隠れ家にジュリアを運び込み、愛を語り合う。
マルコムのもとに帰ったジャックはマルコムの作戦を了承。ドローンの再プログラミングを行い、計画を実施し始めるが、そこにサリーの送り込んだドローンが現れ、猛攻が始まる。多くが犠牲となり、再プログラミングしたドローンも破壊されてしまう。
マルコムも重傷を負い、ジャックは自分が爆弾をサリーに送り込むと提案するが、マルコムはそれでは到着前に撃墜されてしまうと断言。するとジュリアが、サリーはジャックに生存者を連れてこいと言っていたから自分がついて行けば大丈夫だと語りかける。ジャックはジュリアを睡眠カプセルに納め、ヘリでテットに向かう。
飛行中、フライトレコーダーの記録を確認したジャックは、搭乗していた宇宙船のトラブルを回避するため、自分自身が睡眠中の妻を地球に送り込んでいたことを知る。テットはジャックとビカをクローンとして大量生産して地球に送り込み、地球の資源を吸い尽くす人工知能であり、マルコムたちはそれと戦う人類の生き残りだったのだ。
ジャックはテット内部に入り込み、サリーの元に向かう。そこには巨大な人工知能、サリーがいた。ジャックはサリーの前で睡眠カプセルを開く。中から現れたのはジュリアではなく、マルコムだった。ジャックにだまされたことを知ったサリーはドローンを送り込むが、ジャックはマルコムとともに起爆装置を押し、テットは破壊される。
地上ではジャックの隠れ家でジュリアが目覚め、ジャックとの間に身ごもった娘を育てるようになる。そこにジャックのクローンが現れる。彼もまた、自らの中に眠っていた記憶に従い、ジュリアのいる隠れ家を探り当てたのだった。

映像は美しく、ストーリーもよくできていて面白い作品だった。なぜマルコムたちが宇宙人のふりをしていたのかは、よく分からなかったが。
ジュリア役のオルガ・キュリレンコが真木よう子に似ていた。

【5段階評価】4

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月16日 (日)

(1403) 日本のいちばん長い日

【監督】原田眞人
【出演】役所広司、本木雅弘、松坂桃李、山崎努、堤真一
【制作】2015年、日本

終戦直前の一連の騒動に揺れる日本を描いた作品。

鈴木貫太郎(山崎努)内閣は、第二次世界大戦での日本の劣勢を憂えており、昭和天皇(本木雅弘)も終戦を望む。陸軍大臣の阿南惟幾(あなみこれちか)(役所広司)は、部下の進言もあり、ポツダム宣言の受諾に否定的であったが、次第に考えを変えていく。
しかし、畑中少佐(松坂桃李)は本土での徹底抗戦を訴え、クーデターを画策。終戦の玉音放送が密かに録音される中、畑中は森近衛師団長の控え室に押し入り、これを仲間と殺害。クーデターを敢行するが、阿南はこれに乗らず、自宅で自害。クーデターは失敗に終わり、畑中ら首謀者は自殺の道を選ぶのだった。

原田眞人監督らしい、男臭い作品。常連俳優の中村育二は海軍大臣として登場し、口論を陸軍大臣と戦わせていたが、原田監督作品の過去の作品の激しさから来る心地よさに比べるとおとなしめだった。
平和ぼけと言われればそれまでだが、徹底抗戦のためのクーデターや自害など、軍人の行動は理解・共感しがたかった。こういう感覚を持つのは戦後教育のたまものなのかな。

【5段階評価】3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月 8日 (土)

(1402) タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密

【監督】スティーブン・スピルバーグ
【出演】ジェイミー・ベル(声)、アンディ・サーキス(声)、ダニエル・クレイグ(声)
【制作】アメリカ、ニュージーランド

ベルギーの漫画、「タンタンの冒険」をもとにした3D CGアニメ。

少年記者のタンタン(ジェイミー・ベル)が、市場で見かけた帆船模型に一目惚れ。言えに持って帰るが、その模型には財宝の鍵となる羊皮紙が隠されていた。財宝を狙うサッカリン(ダニエル・クレイグ)はタンタンをさらってありかを聞き出そうとするが、財布は直前にスリに盗まれていた。
タンタンは幽閉された船室から脱出。船内にいた、模型となった帆船の船長の子孫、ハドック船長(アンディ・サーキス)と合流し、サッカリンの目指すスルターン国のバグハル港に向かう。財宝の手がかりとなる羊皮紙は3枚あり、タンタンは3枚目の羊皮紙を狙うが、激しい争奪戦の末、3枚ともサッカリンに取られてしまう。
タンタンは船の無線を手がかりにサッカリンの居場所を突き止め、インターポールのデュポン(サイモン・ペッグ)とデュボン(ニック・フロスト)の協力により、サッカリンを捕らえようとするが、サッカリンの手下が妨害。サッカリンはかつてのハドック家のライバル、レッド・ラッカムの子孫だった。タンタンはサッカリンの隙を突いて羊皮紙を奪取。ついにサッカリンは逮捕される。
羊皮紙が示すお宝の場所は、ムーランサール城だった。隠された地下室にハドック船長の先祖の残した財宝が隠されていた。さらなる金塊の場所を示すメモも見つかり、タンタンとハドック船長は胸を躍らせるのだった。

映像の迫力はなかなかのもので、3D CGの嘘くささがなかった。タンタンとハドック船長はコミカルな造形なのだが、サッカリンはアニメっぽくないリアルな風貌で、これは実写とCGの合成なのか、と思うほどだった。
なお、スルターン国のパンフレットに載っている人物の写真が、スピルバーグ本人ぽいのだが、確認がとれなかった。
ちなみに、タンタンは原題では「Tintin」。オリジナルでも「ティンティン」と発音されている。さすがにティンティンに冒険されちゃうと子供に見せられないから、タンタンになったんだろうな。

【5段階評価】3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2016年9月 | トップページ | 2016年11月 »