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2016年8月16日 (火)

(1388) フィッシュストーリー

【監督】中村義洋
【出演】伊藤淳史、大森南朋、濱田岳、高良健吾、多部未華子、森山未來
【制作】2009年、日本

伊坂幸太郎原作小説の映画化作品。1970年代のパンクバンドの曲が織りなすドラマを描いた作品。

地球に彗星が衝突することが確実となった2012年。衝突の5時間前に一人の男(石丸謙二郎)がレコードショップにやってくる。地球の滅亡が確実な時期に店を開いている店長(大森南朋)に、男はかみつく。店長は意に介さず、若い店の客に「逆鱗」というパンクバンドの曲を薦める。曲の名は「フィッシュストーリー」だった。
バンドのベーシスト、繁樹(伊藤淳史)は自分たちを買ってくれたプロデューサー、岡崎(大森南朋)の持っていた本、「フィッシュストーリー」をもとに、曲を書き上げる。売れそうにない曲だがよい曲だと確信したボーカルの五郎(高良健吾)は、間奏で思わず岡崎に、この曲売れるのかな、とつぶやく。岡崎はこれを録り直さず、無音にしてレコーディングを終える。この曲はいつしか、無音のところで女性の悲鳴が聞こえるという都市伝説を生み出す。
オカルト好きの有人を持つ気弱な大学生、雅史(濱田岳)は、合コン相手の女性(高橋真唯)に、そんなひ弱では運命の女性を逃すとあおられる。雅史は帰りの道で、フィッシュストーリーの無音の間奏中、女性の悲鳴を聞いてしまう。おそるおそる車を降りた雅史は、強姦魔(滝藤賢一)に襲われている女性(大谷英子)を発見。勇気を振り絞って女性を救う。
修学旅行中の女子高生、麻美(多部未華子)は、フェリーでシージャックに遭う。そこに乗り合わせていたのが、父親に正義の味方として育てられていたコック(森山未來)。コックは超人的な活躍でシージャック犯を次々になぎ倒し、犯人に殺されそうになっていた麻美を救う。
地球に衝突直前の彗星を爆破するため、インドの宇宙船が彗星にミサイルを撃ち込む。ミサイルが彗星を爆破する確率はきわめて低かったが、その弾道の計算をしたのが、シージャックでコックに助けられ、そのたぐいまれな計算能力を買われて宇宙船に乗り込んだ麻美だった。そのコックを正義の味方に育て上げた父親こそが、気弱な大学生だった雅史だったのだ。フィッシュストーリーが生み出した数奇な運命が、地球を滅亡から救ったのだった。

時代を超えた群像劇として描かれたいくつものストーリーが一つにまとまっていくところが見所で、終盤の収束はそれなりによかったが、やや凝り過ぎの感があった。

【5段階評価】3

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