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2016年8月15日 (月)

(1387) ボディ・スナッチャー/恐怖の街

【監督】ドン・シーゲル
【出演】ケビン・マッカーシー、ダナ・ウィンター、キング・ドノバン
【制作】1956年、アメリカ

謎の生命体に人体を乗っ取られる恐怖を描いた作品。

ある病院に、興奮状態になった男、マイルズ(ケビン・マッカーシー)が運び込まれる。男は医者に対して、自分も医者だと名乗り、自分の身に起こった出来事を話し始める。
彼は学会から自分の街に戻り、恋人のベッキー(ダナ・ウィンター)を乗せて車を走らせていると、目の前に興奮状態の子供が飛び出す。その子は、母親が自分の母親ではなくなったと言い張る。別の女性もまた、叔父が自分の叔父ではない、と主張する。恋人との食事を楽しもうとバーに入ったマイルズは、知人のジャック(キング・ドノバン)からの電話を受け、ベッキーとともにジャックの家に向かう。ジャックはマイルズを家の中に案内する。そこには謎の人体が横たわっていた。それは死体のようだが指紋はなく、ジャックに風貌が似ていた。マイルズはジャックに観察するよう告げ、ベッキーを家に送る。室内は真っ暗で誰もいないようだったが、地下室から父親が現れ、マイルズは辞去する。
ジャックとともに人体を見守っていたジャックの妻、テディ(キャロリン・ジョーンズ)は、それが目を開け、ジャックと同じ手の傷を負っていることに気づき、恐怖する。ジャックとテディはマイルズの家に駆け込む。マイルズはベッキーが心配になり、地下室からベッキーの家に侵入。そこにはベッキーに似た人体が横たわっており、マイルズは熟睡しているベッキーを家に連れ帰る。
4人は庭先の温室の中で、謎の生命体が誕生しようとしていることに気づく。それは豆のさやのような形をしており、中から人体のさなぎのようなものが現れる。マイルズは自分にそっくりの人体をピッチフォークで滅多刺しにして、その場を立ち去る。
マイルズとベッキーは、植物のように発生しているその生命体に、街の人々が乗っ取られ、感情を失った存在に変わっていっていることに気づく。二人は街から逃げ出すが、ついにベッキーも生命体に乗っ取られてしまう。マイルズはベッキーからも逃げだし、隣の町に駆け込んだのだった。
隣町の医師はマイルズの言うことを全く信じなかったが、交通事故に遭った患者を運び込んだスタッフから、車に大量のさやが積まれていたという話を聞き、事態の収拾に向けて動き始める。マイルズはようやく安堵の笑みを浮かべるのだった。

モノクロのSF作品。body snatcherとは死体泥棒のことだが、文字通り人体を奪う生命体を指しているのだろう。周囲の人々が、見た目は何も変わらないまま全く別の存在になっているという恐怖をうまく描いていた。最後はハッピーエンドだが、とってつけたようなエンディング。駆け込んだ街の人々もすでに乗っ取られていたり、ついに主人公も眠りに落ちてしまったりするほうが、カタルシスがあったように思った。

【5段階評価】3

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