(1379) 100回泣くこと
【監督】廣木隆一
【出演】大倉忠義、桐谷美玲、ともさかりえ、
【制作】2013年、日本
中村航原作小説の映画化作品。記憶を失った青年とがんを煩った女性とのラブストーリー。
傘を持って友人の結婚式に向かう沢村佳美(桐谷美玲)は、同じく傘を持った青年、藤井秀一(大倉忠義)に話しかけられる。佳美は藤井を知っており、話しかけられて驚くが、そのことは藤井には伝えない。藤井はバイク事故で記憶を失っており、佳美のことを知らないのだった。
二人はつきあうようになり、藤井は佳美にプロポーズ。佳美は1年の準備期間をおこうと提案する。佳美は子宮がんを患っており、その再発の危険性が確認できるのを待とうとしていたのだ。
幸せな同棲生活を続ける二人だったが、佳美は病状が悪化。父親を看病すると嘘をつき、佳美は入院する。がんは再発していた。摘出手術を行うが、すべては取り切れず、抗がん剤治療が始まる。
そうとは知らない藤井だったが、実家にあった同窓会の案内状を頼りに街を歩いていると、かつて佳美と同棲生活を送っていた貸家の大家と再会。過去に佳美とつながりがあったことを知った藤井は、佳美の親友、夏子(ともさかりえ)に会う。彼女は佳美ががんであることを白状する。
藤井はショックを受けるが、かつて自分が佳美の病気を知り、彼女に結婚指輪を渡そうとして、それを果たせずにバイク事故に遭っていたことを思い出す。
藤井は佳美と再会し、佳美の願いを聞いて愛犬のブックとともにバイクで遠出する。
佳美は藤井とハワイで挙式をして、ルナレインボーを見たいと藤井に告げる。藤井は頷くが、看病もむなしく、佳美は帰らぬ人となる。
藤井は単身、ハワイに渡り、毎晩、砂浜に通い、ついにルナレインボーを目にする。
帰国した藤井は新たな気持ちで、修理したバイクに乗るのだった。
個人的には、同じ廣木隆一監督の「余命1ヶ月の花嫁」の方がはるかに泣けた。結婚式の誓いの言葉で泣かせようとするところは、「ツレがうつになりまして。」ともかぶったが、ツレうつの方が泣けた。演技力の差もあるだろうが、本作は主役の描き方がキレイすぎてちょっとリアリティを欠いていた。
【5段階評価】3
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