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2016年5月

2016年5月21日 (土)

(1353) 娚の一生

【監督】廣木隆一
【出演】榮倉奈々、豊川悦司
【制作】2015年、日本
年の離れた二人の男女の恋物語。
都会を離れ、染め物業をしていた祖母の家で一人暮らしをしようとする堂薗つぐみ(榮倉奈々)のところに、海江田醇(豊川悦司)という一人の中年男性が現れる。大学で教鞭を執っているという海江田は、つぐみの暮らしに無遠慮に入り込む。
はじめは海江田を疎んじるつぐみだったが、次第に彼のぶっきらぼうなようでいて優しい心根に惹かれていく。
二人は結婚し、幸せに暮らすのだった。
捨て子が現れたり、台風が来たり、つぐみの不倫相手が現れたりと、いろいろあるのだが、あまり盛り上がりもなく終わった。
榮倉奈々と並ぶと、さすがのトヨエツも老け具合があらわで、ちょっとかわいそうになってしまった。
【5段階評価】2

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2016年5月19日 (木)

(1352) 天国から来たチャンピオン

【監督】ウォーレン・ベイティ、バック・ヘンリー
【出演】ウォーレン・ベイティ、ジュリー・クリスティ、ジェームズ・メイソン、ジャック・ウォーデン
【制作】1978年、アメリカ
天国に召されたアメフト選手の恋物語。
アメフト・チーム、ラムズのQB、ジョー・ペンドルトン(ウォーレン・ベイティ)は、不慮の交通事故で天国に召される。しかし、天国の案内人に不手際があったことが分かり、ジョーは他人の体を使って現世に戻ることになる。スポーツ選手の体を手に入れたかった彼だったが、ふとしたきっかけで、大富豪のファーンズワースに乗り移る。彼の開発行為に抗議に来ていた女性、ベティ(ジュリー・クリスティ)は、ジョーの乗り移ったファーンズワースが、強引な開発をあっさりやめたことから、彼に惹かれ始め、ジョーもベティに恋をする。
しかし、ジョーはファーンズワースの体を離れざるを得なくなり、ジョーはベティに、「QB選手が君に話しかけたら僕の瞳を思い出して」と告げる。
ジョーは急死したチームメイトのトムに乗り移り、見事にスーパー・ボウルで勝利する。
試合後、競技場を訪れたベティはトムと出会い、二人は運命に導かれるように二人で競技場を後にするのだった。
椿山係長の七日間」のような天国で働く職員に導かれて現世に戻るという、コメディタッチのラブロマンス。「炎のランナー」のようなスポーツ選手のドラマなのかと思ったら全然違った。
ものすごい特撮があるわけでも楽しい映像があるわけでもないのだが、そこはかとなく楽しく悲しく感動的で、独特の印象が残る作品だった。当たりだったかも。
【5段階評価】4

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2016年5月 6日 (金)

(1351) ワールド・ウォーZ

【監督】マーク・フォースター
【出演】ブラッド・ピット、ミレイユ・イーノス、ダニエラ・ケルテス
【制作】2013年、アメリカ、イギリス

人間を凶暴化させるウィルスが蔓延した世界を救うために奮闘する国連調査員を描いた作品。

元国連調査員のジェリー・レイン(ブラッド・ピット)は、家族を乗せた車での移動中、大渋滞に巻き込まれる。突如、後方で爆発が起き、大勢の人々が逃げ惑い始める。
ただならぬ雰囲気に車を降りて家族とともに走り出すジェリーは、ゾンビが人間を襲い、かみつかれた人間がまたゾンビとなって人を襲う光景を目にする。
ジェリーは国連事務次長のティエリー(ファナ・モコエナ)に招集され、事態の解明を依頼される。国々を回るうち、彼は、ある人がゾンビには全く襲われないことに気付く。
WHOの研究所に向かったジェリーは、特定の病気に感染した人間はゾンビに気付かれないという仮説を持ちだし、ゾンビの徘徊する研究棟に乗り込む。ウィルスの保管された部屋に入り込んだジェリーだったが、一体のゾンビに気付かれてしまう。ジェリーは一か八か、ウィルスを自分に注射し、ゾンビと対峙する。ゾンビは彼に気付かず、ジェリーは悠々と仲間のもとに戻る。
こうしてゾンビに襲われない方法を見出した人類は、ゾンビを駆逐する戦いを続けるのだった。

家族を守るために立ち上がる主人公といった触れ込み、ワールド・ウォー3ではなくワールド・ウォーZというタイトルから、最後の世界大戦を生き抜くような映画化と思ったら、ZはゾンビのZだった。ゾンビが猛スピードで人々に襲いかかるという設定は「28日後...」や「アイ・アム・ア・ヒーロー」と似ている。個人的には、「28日後...」の方が世紀末的な印象がよく描かれているように感じた。スケールの大きさは本作が上だが、映像の衝撃度は控えめだった。
エルサレムで大集団で壁をよじ登るさまは印象的だが、「スターシップ・トゥルーパーズ」のバグが襲ってくるシーンにも似ていた。

【5段階評価】3

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2016年5月 5日 (木)

(1350) 白い肌の異常な夜

【監督】ドン・シーゲル
【出演】クリント・イーストウッド、エリザベス・ハートマン、ジュラルディン・ペイジ
【制作】1971年、アメリカ

重傷を負って女学園に運び込まれた兵士の身にふりかかる悲劇を描いた作品。

南北戦争の時代、女学園で寄宿生活を送る12歳の少女、エイミー(パメリン・ファーディン)が、キノコ詰みをしていると、足に重傷を負った北軍兵、マクバーニー(クリント・イーストウッド)伍長を発見する。エイミーはマクバーニーを自分が寄宿生活を送る女学園に連れて行き、先生に助けを求める。
学園長のマーサ(ジュラルディン・ペイジ)は、捕虜として彼を南軍に引き渡すと言いながらも、回復させてから引き渡すことにしてマクバーニーをかくまうことを決める。
エイミーはハンサムなマクバーニーを気に入り、17歳の女学生、キャロル(ジョー・アン・ハリス)も彼に興味を持ち、授業を抜け出して彼にキスをする。
22歳の女教師、エドウィナ(エリザベス・ハートマン)も彼に惹かれ、マクバーニーもまた、エドウィナに恋をささやく。
キャロルはまたも授業を抜け出してマクバーニーに言い寄る。それを見つけたエドウィナは嫉妬するが、マクバーニーはエドウィナに熱い口づけをして誤解を解こうとする。それを見ていたキャロルは、捕虜がいることを示す青リボンを校門の柵に結びつけ、南軍を学園に引き入れる。しかし、マーサの機転で南軍は帰って行く。
マーサは、実の兄と情事にふけった過去があり、兄の面影をマクバーニーに見出していた。マーサはマクバーニーに学園に残るよう告げ、ワインを振るまう。マクバーニーはマーサの部屋の前でマーサに口づけをするが、マーサの誘いには乗らず、部屋には入らずに立ち去る。
自分の部屋に戻ろうとしたマクバーニーは、背後にキャロルがいることに気付く。マクバーニーは誘われるままキャロルの部屋に入り、服を脱がせて彼女の発育した乳房を口に含む。
キャロルの部屋から聞こえる嬌声に気付いたエドウィナは、キャロルの部屋に忍び寄り、ドアを開ける。そこには裸のキャロルとベッドで抱き合うマクバーニーがいた。マクバーニーは弁明しようと慌ててエドウィナに追いすがるが、エドウィナはマクバーニーを突き飛ばし、マクバーニーは階段を落下し、右足を複雑骨折してしまう。マーサは、薬でマクバーニーを昏睡させ、彼の右足を切断する。
翌朝、自分の右足がないことに気付いたマクバーニーは激怒し、マーサが実兄とただならぬ関係にあったことを暴露しようとする。エドウィナはそんなマクバーニーを不憫に思い、彼の部屋で愛を告げる。しかし、マーサは毒キノコで彼を殺すことを決め、エイミーに特別なキノコを取ってくるよう告げる。
仲直りのための晩餐と称して、マーサはマクバーニーに料理を振る舞う。毒とは知らずにキノコ料理を口にしたマクバーニーは、エドウィナと結婚することにしたと告げる。エドウィナも幸せそうにキノコ料理を口にするが、その瞬間、マーサは食べるな、と叫ぶ。毒を盛られたことを知ったマクバーニーは、苦しみながら部屋を出て行く。
翌朝、女性たちはマクバーニーの遺体を袋に詰め、学園の外に運び出すのだった。

男子禁制の女学園に一人の男が入り込んだことで、学園長から女子生徒までもが日常の感覚を揺さぶられ、男に翻弄されていく。男もまた、言い寄る女性の誘惑に乗り続け、大きな悲劇が起きる。
圧巻は右足の切断シーン。ハッキリとは描かないが、相当ショッキングなシーンである。翌日、足がないことに気付いた伍長が、がっと目を見開いて驚愕するシーンも印象的。挿入されるフラッシュバック映像が、女性たちの抱えるトラウマを想像させ、心にのしかかる。
ドン・シーゲルとクリント・イーストウッドのコンビと言えば、「マンハッタン無宿」や「ダーティハリー」、「アルカトラズからの脱出」など数多いが、本作はスリラー調でクリント・イーストウッドがヒーローではない異色作である。

【5段階評価】3

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2016年5月 4日 (水)

(1349) 銀の匙 Silver Spoon

【監督】吉田恵輔
【出演】中島健人、広瀬アリス、市川知宏、黒木華
【制作】2014年、日本

荒川弘の原作漫画の実写映画化作品。農業高校の生徒たちの青春を描いた作品。

親元から逃げたい一心で、進学校からエゾノー(大蝦夷農業高校)に入学した八軒勇吾(中島健人)は、クラスメイトの美少女、御影アキ(広瀬アリス)の誘いで馬術部に入部。慣れない酪農や馬の世話を実体験していく。
友人の駒場一郎(市川知宏)の家が離農することとなり、退学が決まる。勇吾は駒場を勇気づけるため、アキとともに学園祭でばんえい競馬を行うことを決める。クラスメイトの応援を得て実現にこぎ着ける。メールでそれを知った駒場は家族と新たな一歩を踏み出す。

酪農の知識に驚かされながらのラブコメディを予想していたが、恋愛はほのかで、別れも劇的ではなく、高校生らしいエッチなシーンもほとんどなかった。やたら人が死んだり不治の病になったり、というのも興ざめだが、これはこれで見応えがなかった。途中で飽きるような作品ではなかったが、広瀬アリスの胸の谷間が一番の見所だった。

【5段階評価】3

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2016年5月 3日 (火)

(1348) 世界の果ての通学路

【監督】パスカル・プリッソン
【出演】ジャクソン・サイコン、ザヒラ・バディ、カルロス・ジャネズ、サミュエル・J・エスター
【制作】2012年、フランス

とてつもない遠距離の通学をしている子供達を捉えたドキュメンタリー。

登場するのは4カ国の子供達。
ケニアの兄妹ジャクソンとサロメ。彼らはサバンナの中、15kmの道のりを2時間かけて走り抜く。
モロッコの少女ザヒラは、友達のノウラ、ジネブとともに、22kmの道のりを4時間かけて歩く。
インドの少年、サミュエルは、未熟児で生まれ、手足が不自由。弟のガブリエル、エマニュエルがサミュエルをボロボロの車いすに乗せ、4kmの道のりを行く。
アルゼンチンの少年カルロスは、妹のミカイラとともに愛馬のキベリトに乗って18km先の学校を目指す。

日本は恵まれているなと思える作品。ただ、ものすごい通学距離が示される出だしはインパクトがあるが、中盤以降はさほど大きな事件が起きるわけでもないので、やや尻すぼみ感があった。

【5段階評価】3

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2016年5月 2日 (月)

(1347) ライジング・ドラゴン

【監督】ジャッキー・チェン
【出演】ジャッキー・チェン、クォン・サンウ、ジャン・ランシン
【制作】2012年、香港、中国

世界を股にかけるトレジャー・ハンターの活躍を描いたアクション・コメディ。「プロジェクト・イーグル」の続編的な位置づけ。

世界に散逸した中国の貴重なお宝、十二支の頭像を取りもどすため、JC(ジャッキー・チェン)が仲間と奔走。海賊に追われたり、番犬に追われたりしながら宝を集めるJC。依頼主は、贋作をオークションにかけることで利益を得ていたが、世界的な不買運動が起こったため、落札されなければ彫像を火口に投げ捨てると宣言。それでも彫像は落札されず、怒った男はスカイダイバーに彫像を火口に投げ捨てさせようとする。そこにJCが現れ、落下しながらの乱闘の末、彫像を取りもどす。男は逮捕され、JCは別離していた妻との再会を果たすのだった。

全身ローラースケートのアクションに始まり、最後はスカイダイビング。凝りに凝った撮影なのだが、必然性がないのでどうしても鼻白んでしまう。火口に彫像を投げ捨てるのもアホらしければ、スカイダイバーを使う必要性もない。中盤の海賊とのドタバタ劇も一昔前のセンス。
一方で、工場内での小道具を使ったアクションは、「ポリス・ストーリー 香港国際警察」のデパートでの乱闘や「ツイン・ドラゴン」の自動車工場での乱闘など、往年のアクションを彷彿とさせるできばえだった。
最後に登場するJCの妻役は、ジャッキー・チェンの本当の奥さんである。

【5段階評価】3

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