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2016年2月12日 (金)

(1333) 時計じかけのオレンジ

【監督】スタンリー・キューブリック
【出演】マルコム・マクダウェル、パトリック・マギー、ウォーレン・クラーク
【制作】1971年、イギリス、アメリカ

暴力を繰り返す青年の運命を描いた作品。過激な性描写が話題となった作品。

不良のアレックス(マルコム・マクダウェル)は、3人の友人と夜な夜な街に繰り出して、不労者の老人(ポール・ファレル)を痛めつけるなどの暴力を繰り返していた。
ある日、アレックスは、作家のフランク(パトリック・マギー)の家に押し入ると、「雨に唄えば」を口ずさみながら容赦なくフランクを蹴り飛ばし、妻(エイドリアン・コリ)を面白半分に強姦する。
アレックスのリーダーとしての横暴に嫌気がさした仲間たちは、猫屋敷に住む老婆(ミリアム・カーリン)に襲いかかって逃げようとしたアレックスを裏切り、アレックスは刑務所送りとなる。
刑務所で模範囚として過ごしたアレックスは、ルドヴィコ治療を受ければすぐに釈放されるという噂を聞きつけ、内務大臣(アンソニー・シャープ)に取り入り、その治療を受けることにする。
ところがそれは、瞬きできないように目を開いたまま、暴力的な映画を見せ続けるというもので、アレックスは、暴力行為や性行為をしようとするたびに、激しい吐き気に襲われるようになる。研究者たちは、治療の成果により、犯罪者が更正したと喜ぶ。
アレックスは釈放されるが、かつて暴行した不労者や、警察官となったかつての仲間に痛めつけられ、民家に助けを求める。それは作家フランクの家だった。フランクはアレックスの暴行により車いす生活を強いられていた。フランクははじめ、アレックスに気付かず、彼を風呂を提供するが、風呂の中でアレックスが「雨に唄えば」を歌っているのを聞き、過去の忌まわしい事件を思い出す。フランクは、アレックスのせいで妻は死んだと告げ、彼を屋根裏に幽閉する。アレックスはついに自殺の道を選ぶ。
息を吹き返したアレックスは、もはや暴力や性行為への抵抗はなかった。人気取りのためにアレックスに近寄ってきた内務大臣に、アレックスは協力の姿勢を見せるが、頭の中では享楽的なセックスの快楽を思い描いているのだった。

冒頭は近未来をイメージしたディストピア風の社会の中で、主人公が不条理な暴力を繰り返しており、「だめだこの映画、趣味に合わない」と思っていたのだが、後半からストーリーがはっきりとしてくる。フランクがアレックスへの強烈な怒りに震え上がるシーンの恐ろしさは、この冒頭の過剰な暴力描写があってこそだ。

【5段階評価】3

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