(1329) 探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点
【監督】橋本一
【出演】大泉洋、松田龍平、尾野真千子、ゴリ、渡部篤郎
【制作】2013年、日本
札幌のバーを根城にする探偵の活躍を描いた作品。「探偵はBARにいる」の続編。
探偵の「俺」(大泉洋)は、マジシャン大会で優勝したオカマのマサコ(ゴリ)と友人だったが、彼が翌日、何者かに撲殺される。「俺」のもとに、有名なバイオリニストの河島弓子(尾野真千子)が現れ、自分のファンだったマサコの死の真相を知ろうとする。「俺」は相棒の高田(松田龍平)と捜査を進め、マサコがかつて、両刀遣いの代議士、橡脇(とちわき)(渡部篤郎)と付き合っており、殺害の現場に橡脇が来ていたことが判明する。「俺」は橡脇がゴシップを恐れてマサコを消したものと考え、彼を刑事告訴しようとする。はじめは非協力的だったススキノ仲間の学生(近藤公園)も応援するが、真相は違った。
学生は、殺害現場にいなければ知らないはずの情報を知っていた。それを「俺」にとがめられた彼は、自分がマサコを妬んで殴り殺したことを白状。半狂乱になって外に飛び出すと、車に轢かれて死亡する。そんなことは知らない弓子は、橡脇が犯人と信じ、彼を包丁で刺し殺そうとする。弓子とマサコは実の兄妹だったのだ。「俺」はあわてて橡脇の演説会場に向かい、弓子の包丁を自らの腹で受け止める。幸い、傷は軽症で、弓子はまた、バイオリニストとしての道を進むのだった。
前作に比べれば、無駄に派手なラストシーンはなく、ベタながらもなかなか感動的だった。スピーディな展開で飽きずに観ることのできる作品。
【5段階評価】3
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