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2015年10月16日 (金)

(1312) 名探偵コナン 時計じかけの摩天楼

【監督】こだま兼嗣
【出演】高山みなみ(声)、山崎和佳奈(声)、神谷明(声)
【制作】1997年、日本

アニメ「名探偵コナン」の劇場版第1作。

建築家の森谷帝二(石田太郎)から工藤新一宛のパーティの招待状を受け取ったコナン(高山みなみ)は、毛利小五郎(神谷明)と毛利蘭(山崎和佳奈)とともに、パーティに出向く。
その後、プラスチック爆弾を盗んだ犯人から電話を受けたコナンは、仕掛けられた爆弾を何とか発見し、被害を未然に防ぐ。東都鉄道の環状線に仕掛けられた爆弾の発見に貢献したコナンは、犯人の狙いが森谷の設計した建築物であるとにらむ。果たして犯人は、森谷自身だった。彼は若い頃に手がけた、自分自身の納得のいかない作品を抹殺しようとしていたのだった。
新一の誕生日を祝うため、映画館に向かっていた蘭は、そこで森谷の仕掛けた爆弾により、ビルの中に閉じ込められてしまう。コナンは電話で蘭に指示をし、時限爆弾の爆発を止めようとするが、最後に残った青と赤の導線のどちらを切るべきかの判断を下すことができず、蘭自身がその選択をする。赤の導線が森谷のしかけた罠だと直前に気付いたコナンだったが、赤を切るな、というコナンの声は蘭には届かなかった。
赤がラッキーカラーだと森谷に告げていた蘭だったが、彼女が選んだのは青い導線だった。蘭は、新一との運命の赤い糸を信じ、その色を切るのを避けたのだった。

フーダニットものにしては登場人物が少ないが、鉄道が時速60キロを下回るか日没になると爆発するという爆弾を捜すトリックは、筋が通っていてなかなかよかった。しかし、爆弾処理のくだりはさすがにお粗末で、どっちかを切れば爆発しないが、間違った方を切ると爆発するなんていう、よくわからない仕掛けの爆弾を作るのもどうかと思うが、爆発を防がれて悔しがるぐらいだったら、最初からどう転んでも爆発するようにしとけばいいのだ。森谷がコナンに鎌をかけられて「変装道具は金庫の中に」とか口走っちゃったりする辺りも、何ともご都合主義だった。

【5段階評価】3

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