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2015年7月

2015年7月15日 (水)

(1297) みんなのいえ

【監督】三谷幸喜
【出演】田中直樹、八木亜希子、唐沢寿明、田中邦衛
【制作】2001年、日本

一軒家を建てることになった夫婦と、その周囲が巻き起こす騒動を描いたコメディ。

飯島直介(田中直樹)と民子(八木亜希子)の夫婦は、一軒家を建てることを決意。民子は知人のインテリアデザイナー、柳沢(唐沢寿明)に設計を依頼。工事は大工の父親、長一郎(田中邦衛)に頼むことにする。
ところが、柳沢と長一郎はことごとく意見が合わずに対立。柳沢が折れる形で建築は進むが、大嵐の夜、心配になった長一郎が建築現場に行くと、そこに柳沢も現れる。彼もまた、建物が心配なのだった。二人は意気投合し、別れる。ところが、やはり心配になった直介の車と柳沢の車が出会い頭の事故となり、柳沢は手を骨折。車に積んでいた家具が大破してしまう。諦めかける柳沢だったが、長一郎は諦めない。二人の知恵により、家具は元の姿に戻る。
こうして立派な家が完成。多くの人がお祝いに訪れるのだった。

三谷幸喜監督らしい、登場人物の多いドタバタコメディ。田中直樹と八木亜希子という、映画の主役としては珍しい配役だが、違和感のない演技だった。ちらちらっとウンチクが語られるところも楽しく、監督の才能を感じる作品。

【5段階評価】3

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2015年7月14日 (火)

(1296) 相棒 -劇場版III- 巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ

【監督】和泉聖治
【出演】水谷豊、成宮寛貴、伊原剛志、釈由美子
【制作】2014年、日本

「相棒」劇場版第3作。

八丈島に近い民有の孤島、鳳凰島で、ある男が馬に蹴られて事故死。その島は民兵を育成している島で、死んだ男は、岩代純也(瀬川亮)。島を所有する若狭道彦(宅麻伸)が社長の若狭産業の社員だった。神部(及川光博)に依頼され、杉下右京(水谷豊)と甲斐亨(成宮寛貴)は鳳凰島に向かう。杉下は、現場に残されていたベルト通しの布地、4つで組みになっている蹄鉄が一つなくなっていること、使われていない馬房に残された馬糞などから、岩代は事故ではなく殺害されたと推定。島に居残って捜査を続ける。
島では、所有者の若狭すら知らないまま、教官の神室(伊原剛志)が天然痘ウィルスによる生物兵器を密造。岩代は、それを探るスパイとして送り込まれていた。神室は岩代を殺害。
紅一点の兵士、高野(釈由美子)は神室に心酔しており、神室の犯行を隠蔽しようとしていたのだった。
神室は、自分の杖に蹄鉄を溶接して凶器を準備。ポケットから本を取り出して放り投げて岩代に拾わせ、かがんだ隙に杖で岩代を殴って殺害。それにより、馬に蹴られて死んだと見せかけようとしていたのだった。杉下はトリックを暴き、神室は逮捕。杉下はさらに、神室は生物兵器を温存していることに気付き、宅配便の荷物を押さえ、無事に生物兵器は回収されるのだった。

凶器の蹄鉄を1個ないまま放置したり、馬糞をほっておいたり、ズボンのベルト通しの布地が落ちていたり、トリックが軽薄。高野が違う蹄鉄を持って行って、1つなかったのは自分だった、というのも無計画すぎて鼻白む。映画ということで、孤島にするという舞台設定が先走り、警察組織の内部をえぐるような迫力に欠け、現実味のないお話になってしまっていた。

【5段階評価】2

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2015年7月13日 (月)

(1295) 名探偵コナン 異次元の狙撃手

【監督】静野孔文
【出演】高山みなみ(声)、山崎和佳奈(声)
【制作】2014年、日本

名探偵コナンシリーズ第18作。

公開前のベルツリータワー(スカイツリーがモデル)で、悪徳不動産業者が狙撃される。警察は、元軍人のネイビー・ハンターを容疑者とにらみ、彼が恨みを持っていたと考えられる人々の狙撃を警戒。コナン(高山みなみ)は、そのうちの一人、ハンターの妹の幸せを踏みにじった商社マンの家に向かうが、コナンの目の前で男は狙撃されてしまう。しかし、次の被害者は、容疑者のハンターだった。コナンは次の被害者を予想し、現場に向かって狙撃を妨害しようとするが、同行していた世良真純(日高のり子)が撃たれ。真純は入院することとなってしまう。
コナンは、狙撃場所を線で繋ぐと、ある場所からは五角形、つまり星の形が浮かび上がることを突き止め、犯行場所に向かう。真犯人は元海兵隊のケビン吉野。コナンは狙撃を妨害。そこに沖矢昴(置鮎隆太郎)が現れる。彼の正体はFBI捜査官の赤井秀一だった。彼は犯人の狙撃を阻止。手負いのケビンは、コナンの友人、歩美(岩居由希子)を人質にとるが、コナンのサッカーボール花火と沖矢の狙撃、最後は蘭の空手によってケビンは仕留められる。

原作やアニメに登場する人物に対する理解がないと、後半の盛り上がりは理解できないだろう。犯人の動機もよくわからず、個人的には消化不良な作品だった。

【5段階評価】2

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2015年7月 2日 (木)

(1294) メン・イン・ブラック3

【監督】バリー・ソネンフェルド
【出演】ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ、ジョシュ・ブローリン、ジェマイン・クレメント
【制作】2012年、アメリカ

 

メン・イン・ブラック」シリーズ第3作。凶悪な宇宙人に消された相棒を救うために活躍するエージェントを描く。

 

月にある刑務所に収監されていたエイリアン、ボリス(ジェマイン・クレメント)が脱走。彼は左腕をエージェント・K(トミー・リー・ジョーンズ)に吹き飛ばされており、Kは、彼を生かしておいたことを後悔する。復讐心に燃えるボリスは、過去にワープしてエージェント・Kを殺害する。
周囲の人たちの記憶から、Kの存在がなくなっていることに気付いたエージェント・J(ウィル・スミス)は、Kが40年前に亡くなっていることに気づき、彼を救うため、自ら過去にワープする。
若いK(ジョシュ・ブローリン)は、はじめはJを疑うが、やがて信用するようになる。二人は未来予知能力のあるエイリアン、グリフィン(マイケル・スタールバーグ)から、地球を守るためのアークネットを手に入れ、発射直前のアポロ11に設置するため、ケープ・カナベラルに向かう。
そこに、現在のボリスと未来からワープしてきたボリスが現れ、アークネットの設置を妨害する。Jは、ボリスを挑発して自分を攻撃させ、攻撃パターンを覚えると、時間を遡り、同じ場面に戻って、今度はボリスをロケット発射台から突き落とすことに成功。Kもまた、現在のボリスの腕を吹き飛ばし、アポロにアークネットの装置を取り付ける。
無事にロケットから離れたKは、ロケット発射台に導いてくれた大佐(マイク・コルター)に礼を言うが、そこにボリスが突如現れ、大佐は殺されてしまう。そこに大佐の幼い息子、ジェームズ(カイエン・マーティン)が現れる。父親の死を知らせたくないKは、ジェームズの記憶を消し、父親は英雄だ、と彼に告げる。遠くからそれを見ていたJは、ジェームズが若い自分であり、Kが自分を救ってくれたのだと知る。
元の時代に戻ったJは、Kがいつものように店でパイを食べているのを見て安心し、感謝の言葉を述べるのだった。

 

奇想天外なエイリアンの登場がみもので、本作では、「エイリアン」のフェイス・ハガーのような質感のボリスが、気持ち悪くて面白い。アポロ11号の発射シーンや、アンディ・ウォーホルがエージェントだったという設定など、アメリカ人受けしそうなネタを仕込んでいるが、日本人の私には、あまりピンとこなかった。

 

【5段階評価】3

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2015年7月 1日 (水)

(1293) チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像

【監督】星野和成
【出演】伊藤淳史、仲村トオル、桐谷美玲、松坂桃李、西島秀俊、生瀬勝久
【制作】2014年、日本

医者と厚労省役人のコンビが、殺人事件の謎に挑む「チーム・バチスタ」シリーズ第3作。しかし、前二作とは配役が異なる。

厚労省役人の邸宅の地下室で、10人の男達が倒れているのが発見される。9人は死んでおり、一人は意識不明の重体だった。
アメリカ帰りの医者、東堂(生瀬勝久)は、東城医大に導入された精密画像診断用MRI、ケルベロスを駆使し、死因が重水によるものだと突き止める。
厚労省の役人、白鳥(仲村トオル)は、病院に勤める田口(伊藤淳史)とともに調べを進めるうち、死亡した9人は、彼らがかつて、ケルトミンという新薬の認可に関わっていることを突き止める。ケルトミンは、1,000人に1人の確率で重大な副作用を及ぼすことが判明している薬だった。生き残った医師、榊(二階堂智)も、ケルトミンを患者に投与した医師だった。
医療ジャーナリストの別宮葉子(桐谷美玲)は、新薬による副作用に苦しむ人々を取り上げており、田口は美人の別宮に恋心を抱く。しかし、白鳥は、患者側に偏った記事を書く別宮を避難する。
リバイアサンのこけら落としの日、会場に、かつての白鳥に恨みを抱く医師、すみれ(栗山千明)が現れ、白鳥が研修生として参加した手術の患者の体内に、鉗子が残っていたことを暴露。白鳥は沈黙する。しかし、リバイアサンで画像を確認した東堂は、この鉗子が、白鳥が立ち会った手術の10年以上前に体内に残されたものであり、すでに内臓に癒着していて害もないことから、残す選択が正しかったと指摘する。
そんな中、病院内に異変が起こる。病院内のシステムが異常を来し、リバイアサンがコンピュータ・ウィルスに冒されて、パニック状態になる。真犯人は、別宮葉子だった。彼女の母親は、榊の治療でケルトミンによる副作用を受け、亡くなっていたのだ。別宮は、ケルトミンの認可に動いた連中が、またしても新たな薬の認可に動いていることを知り、殺害を計画。榊もまた、亡き者にしようとしていたのだった。
システムが麻痺した病院内では、速見(西島秀俊)や滝沢(松坂桃李)の活躍で事態は収束。別宮は、田口によって病院の屋上で発見され、白鳥が警察に引き渡す。榊は滝沢の手術によって一命を取り留めるのだった。

テレビドラマを観ていた方が楽しめる作品ではあるが、本作だけでも十分、謎解きの展開を楽しむことができた。口さがない白鳥の口調は痛快で、これまで仲村トオルには、どちらかというと大根役者の印象を持っていたが、印象が変わった。

【5段階評価】4

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