(1296) 相棒 -劇場版III- 巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ
【監督】和泉聖治
【出演】水谷豊、成宮寛貴、伊原剛志、釈由美子
【制作】2014年、日本
「相棒」劇場版第3作。
八丈島に近い民有の孤島、鳳凰島で、ある男が馬に蹴られて事故死。その島は民兵を育成している島で、死んだ男は、岩代純也(瀬川亮)。島を所有する若狭道彦(宅麻伸)が社長の若狭産業の社員だった。神部(及川光博)に依頼され、杉下右京(水谷豊)と甲斐亨(成宮寛貴)は鳳凰島に向かう。杉下は、現場に残されていたベルト通しの布地、4つで組みになっている蹄鉄が一つなくなっていること、使われていない馬房に残された馬糞などから、岩代は事故ではなく殺害されたと推定。島に居残って捜査を続ける。
島では、所有者の若狭すら知らないまま、教官の神室(伊原剛志)が天然痘ウィルスによる生物兵器を密造。岩代は、それを探るスパイとして送り込まれていた。神室は岩代を殺害。
紅一点の兵士、高野(釈由美子)は神室に心酔しており、神室の犯行を隠蔽しようとしていたのだった。
神室は、自分の杖に蹄鉄を溶接して凶器を準備。ポケットから本を取り出して放り投げて岩代に拾わせ、かがんだ隙に杖で岩代を殴って殺害。それにより、馬に蹴られて死んだと見せかけようとしていたのだった。杉下はトリックを暴き、神室は逮捕。杉下はさらに、神室は生物兵器を温存していることに気付き、宅配便の荷物を押さえ、無事に生物兵器は回収されるのだった。
凶器の蹄鉄を1個ないまま放置したり、馬糞をほっておいたり、ズボンのベルト通しの布地が落ちていたり、トリックが軽薄。高野が違う蹄鉄を持って行って、1つなかったのは自分だった、というのも無計画すぎて鼻白む。映画ということで、孤島にするという舞台設定が先走り、警察組織の内部をえぐるような迫力に欠け、現実味のないお話になってしまっていた。
【5段階評価】2
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