(1294) メン・イン・ブラック3
【監督】バリー・ソネンフェルド
【出演】ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ、ジョシュ・ブローリン、ジェマイン・クレメント
【制作】2012年、アメリカ
「メン・イン・ブラック」シリーズ第3作。凶悪な宇宙人に消された相棒を救うために活躍するエージェントを描く。「メン・イン・ブラック2」の続編。
月にある刑務所に収監されていたエイリアン、ボリス(ジェマイン・クレメント)が脱走。彼は左腕をエージェント・K(トミー・リー・ジョーンズ)に吹き飛ばされており、Kは、彼を生かしておいたことを後悔する。復讐心に燃えるボリスは、過去にワープしてエージェント・Kを殺害する。
周囲の人たちの記憶から、Kの存在がなくなっていることに気付いたエージェント・J(ウィル・スミス)は、Kが40年前に亡くなっていることに気づき、彼を救うため、自ら過去にワープする。
若いK(ジョシュ・ブローリン)は、はじめはJを疑うが、やがて信用するようになる。二人は未来予知能力のあるエイリアン、グリフィン(マイケル・スタールバーグ)から、地球を守るためのアークネットを手に入れ、発射直前のアポロ11に設置するため、ケープ・カナベラルに向かう。
そこに、現在のボリスと未来からワープしてきたボリスが現れ、アークネットの設置を妨害する。Jは、ボリスを挑発して自分を攻撃させ、攻撃パターンを覚えると、時間を遡り、同じ場面に戻って、今度はボリスをロケット発射台から突き落とすことに成功。Kもまた、現在のボリスの腕を吹き飛ばし、アポロにアークネットの装置を取り付ける。
無事にロケットから離れたKは、ロケット発射台に導いてくれた大佐(マイク・コルター)に礼を言うが、そこにボリスが突如現れ、大佐は殺されてしまう。そこに大佐の幼い息子、ジェームズ(カイエン・マーティン)が現れる。父親の死を知らせたくないKは、ジェームズの記憶を消し、父親は英雄だ、と彼に告げる。遠くからそれを見ていたJは、ジェームズが若い自分であり、Kが自分を救ってくれたのだと知る。
元の時代に戻ったJは、Kがいつものように店でパイを食べているのを見て安心し、感謝の言葉を述べるのだった。
奇想天外なエイリアンの登場がみもので、本作では、「エイリアン」のフェイス・ハガーのような質感のボリスが、気持ち悪くて面白い。アポロ11号の発射シーンや、アンディ・ウォーホルがエージェントだったという設定など、アメリカ人受けしそうなネタを仕込んでいるが、日本人の私には、あまりピンとこなかった。
【5段階評価】3
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