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2015年4月

2015年4月30日 (木)

(1277) 妖怪人間ベム

【監督】狩山俊輔
【出演】亀梨和也、杏、鈴木福、筒井道隆、観月ありさ
【制作】2012年、日本

アニメ番組「妖怪人間ベム」の実写版。人間を救うことに使命感を燃やす妖怪人間の活躍を描く。

製薬会社に勤める上野達彦(筒井道隆)は、妻の小百合(観月ありさ)とともに新薬の開発をしていたが、薬には重大な副作用があることを社長(中村橋之助)に訴える。社長は多くの人の命を救うことを大義名分に、達彦の車に細工をして事故を起こさせ、小百合は死んでしまう。達彦は小百合の口に、持っていた葉の汁をたらし、小百合は息を吹き返す。達彦は、かつてベムたちが救った少年であり、持っていた葉は、妖怪を作り出す効力を持っていた。
小百合は妖怪人間に変貌し、徐々に悪の心にむしばまれていく。達彦と小百合の一人娘、みちる(畠山彩奈)の運動会を見届けた小百合一家を亡き者にしようと、社長は3人を溶鉱炉に連れ込むが、小百合の妖怪人間としての真の力が覚醒し、巨大なモンスターとなる。
ベム(亀梨和也)たちは社長を逃がすと、モンスターと死闘を演じ、小百合の妖怪としての能力を取り去る。小百合は人間に戻るが、それは彼女の死を意味していた。
ベム、ベラ(杏)、ベロ(鈴木福)の3人は、再び夜の闇に消えていくのだった。

ベム役の亀梨和也は、原作アニメを無視したイケメン設定。なぜか声を押しつぶしてしゃべるのだが、何のキャラ作りだったんだろう。ベラ役は杏。ベラ顔だから選びました、という、ここだけ妙にハマり役。杏に失礼な感あり。ベロ役は福くん。福くんキャラ全開。
お約束のように溶鉱炉が崩れ出したり、お手軽なシナリオの娯楽作品ではあるのだが、みちるに見守られながら、妖怪人間に変身して走り去っていく姿はそれなりに感動的だった。

【5段階評価】3

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2015年4月28日 (火)

(1276) ツレがうつになりまして。

【監督】佐々部清
【出演】宮崎あおい、堺雅人
【制作】2011年、日本

鬱病になった夫との生活を描く漫画家が主人公の作品。同名のエッセーが原作。

サラリーマンの夫、明(堺雅人)は、仕事のストレスから鬱病を発症。売れない漫画家の妻、晴子(宮崎あおい)は、ときにイライラしながらも、夫に寄り添う。一度は打ち切られた連載も、周囲の助けもあり、自らの生活を題材にした漫画で連載も再開。一度は出られなかった、結婚の同窓会にも参加し、夫は慣れない講演にも挑戦する。
講演会には、かつて顧客として明に厳しく当たっていた三上(梅沢富美男)が現れ、感謝の言葉を残して去って行く。
二人の生活は続くのだった。

教会で、晴子が改めて、結婚の時の誓いの言葉を語るのが感動的。晴子が、は虫類になりたいと落ち込む明の手を取って、自分の服の中に入れて(おそらく)胸を触らせ、人の温かさに気付かせるという、ちょっとエロチックなシーンもあったりした。
病気を扱う作品としては「明日の記憶」の方が深刻で胸を打った。堺雅人は基本がニヤケ顔なので、余計そうなのだが、原作の絵柄がほのぼのとしているので、雰囲気としては悪くなかったかもしれない。

【5段階評価】3

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2015年4月27日 (月)

(1275) シン・シティ

【監督】ロバート・ロドリゲス、フランク・ミラー、クエンティン・タランティーノ
【出演】ブルース・ウィリス、ジェシカ・アルバ、ミッキー・ローク、クライブ・オーウェン
【制作】2005年、アメリカ

犯罪の街、シン・シティを舞台に繰り広げられるハード・アクション。モノトーンの映像を基調にした、ハイセンスな作品になっている。

少女の連続暴行魔、ロアーク・ジュニア(ニック・スタール)を追う刑事、ハーティガン(ブルース・ウィリス)は、ジュニアを追い詰め、手と股間を銃で撃つが、強大な政治力を持つ父親の力により、ハーティガンは相棒のボブ(マイケル・マドセン)に撃たれてしまう。
場面は変わり、ゴールディ(ジェイミー・キング)という女性と夢のような一夜を過ごす男、マーブ(ミッキー・ローク)が現れる。しかし、ゴールディはいつの間にか殺されており、殺人の濡れ衣を着せられようとしていたマーブは逃走。ゴールディの復讐を誓う。ゴールディの双子の姉妹、ウェンディ(ジェイミー・キング、二役)とともに、ゴールディを殺した殺人鬼(イライジャ・ウッド)の首を取ったマーブは、ロアーク枢機卿(ルトガー・ハウアー)への復讐を果たすが、駆け込んだ警官に捉えられ、最後は死刑となる。
次の主人公は、ガンマンのドワイト(クライブ・オーウェン)。暴力的な男、ジャッキー・ボーイ(ベニチオ・デル・トロ)につきまとわれているシェリー(ブリタニー・マーフィ)を助け、ジャッキー・ボーイを追い返すが、彼の凶暴性を危険視し、後を追う。ジャッキー・ボーイは、娼婦が統治する街に入り、娼婦のベッキー(アレクシス・ブレデル)に声をかけるが、無視されると銃を向けて彼女を脅したため、街の用心棒、ミホ(デボン青木)に手を切り落とされ、最後は殺される。しかし、持ち物を確認したドワイトたちは、彼が警察官であったことを知り、驚愕する。街の自治は、警察には手を出さないことで守られていたのだ。ドワイトは、死体の運搬を買って出るが、ベッキーの裏切りにより危険に晒される。ミホの助力により死地を脱したドワイトは、街を仕切る恋人のゲイル(ロザリオ・ドーソン)のもとに戻り、街を乗っ取ろうとしていた一味を殲滅し、ゲイルを助ける。
そして話はハーティガンに戻る。一命を取り留めるも、収監され、濡れ衣を着せられようとしていたハーティガンは、救った少女、ナンシーを守るため、黙秘を通し続けていたが、ナンシーの指が封書で送られてきたため、彼女を救うために嘘の自白をして罪を認め、出獄する。
ナンシーは美しい女性(ジェシカ・アルバ)となって彼の前に現れるが、ロアーク・ジュニアは父親の金に糸目の付けない手術により、イエロー・バスタードとなって蘇り、再びナンシーをさらう。ハーティガンは後を追ってイエロー・バスタードを殺し、再び彼女を救い出す。しかし、自分が生きている限り、ロアーク議員の手がナンシーに及ぶことは避けられないと考えたハーティガンは、ナンシーを見送ると自殺する。
そしてシン・シティでは、新たな犯罪が今日も起ころうとするのだった。

首をはねたり、手首が飛んだり、グロテスクなシーンもあるが、モノトーンの映像により、ドギツさは抑えられ、スタイリッシュである。万人受けする作品ではないが、絶望的な巨悪に復讐を成し遂げるシーンが痛快。出演陣も豪華だった。

【5段階評価】4

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2015年4月15日 (水)

(1274) 風俗行ったら人生変わったwww

【監督】飯塚健
【出演】満島真之介、佐々木希、松阪桃李
【制作】2013年、日本

2チャンネルで話題になった書き込みが原作のコメディ恋愛映画。「電車男」と同じ系統の作品。

過呼吸の症状を持つ童貞男の遼太郎(満島真之介)は、決死の覚悟でデリヘル嬢を呼ぶが、やってきた女性、かよ(佐々木希)に会ったとたん、過呼吸になる。良太郎はかよに優しく解放され、あっという間に好きになるが、相手は風俗嬢。しかし、彼女が元彼(中村倫也)のDVに悩んでいると知った遼太郎は、元彼を撃退。かよが、元彼の借金の肩代わりをさせられていると知った遼太郎は、後輩の晋作(松坂桃李)らとともに、金融業者の住吉(山中聡)の家にあった借用書をもみ消しにする。
遼太郎は、あらためてかよに愛を告白。かよもそれを受け入れるのだった。

作風に「電車男」のパクリ感は否めないが、まあ、それなりには楽しめる作品。借用書をもみ消すくだりは、もっと映画っぽく、痛快さがほしかったが。

【5段階評価】3

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2015年4月14日 (火)

(1273) 世田谷区、39丁目

【監督】山下征志
【出演】下田翔大、浜辺美波
【制作】2014年、日本

「若手映画育成プロジェクト」によって作られた作品。一種のパラレルワールドもの。

仲のよい両親と3人ぐらしの小学生、航(下田翔大)は、家族でのピクニック中、森の中にさまよい込み、異世界に入り込んでしまう。そこでは、両親が攻撃的な性格になっており、担任も暴力教師だった。そこで知り合った少女、澪(浜辺美波)もまた、別の世界からこの世界に移ってきていた。航は、澪とともにもとの世界に帰るため、互いの手をひもでしばって森の中に入っていくが、ひもはちぎれ、航は一人、家路につく。家には優しい両親が待っていた。
しかし、学校に行くと、担任は、かつての先生とは違っていた。もとの世界とは違う世界に戻ってしまったことに航は気付くが、隣のクラスの転校生は、澪だった。澪は航を見つけると、優しくほほえむのだった。

安っぽい芝居の作品を想像していたが、俳優の演技はきちんとしていて、意外と楽しめた。澪を演じた浜辺美波がかわいらしく、今後が楽しみである。

【5段階評価】3

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2015年4月13日 (月)

(1272) かぐや姫の物語

【監督】高畑勲
【出演】朝倉あき(声)、地井武男(声)、宮本信子(声)、高良健吾(声)
【制作】2013年、日本

スタジオジブリ制作のアニメ作品。日本の昔話、竹取物語を題材にしている。

ある日、一人の翁(地井武男)が竹を取っていると、一本の光り輝く竹を発見。中にいた小さな女の子を家に持ち帰ると、その子はみるみる大きくなり、媼(宮本信子)の乳を飲んで成長し始める。
やがて美しく成長した娘(朝倉あき)は、幼なじみの近所の仲間たちと別れて都に赴き、かぐや姫と名付けられる。5人の男達がかぐや姫に求婚するが、かぐや姫は無理難題を言って男どもをはぐらかす。しかし、男の一人が無理をして死んだという話を聞き、ショックを受けたかぐや姫は屋敷を飛び出す。幼なじみの捨丸(高良健吾)との再会を喜ぶかぐや姫ではあったが、最後は別れを惜しむ翁と媼を捨て去り、月に帰って行くのだった。

一気に見せる作品であり、さすがはジブリ作品と思ったが、基本的には悲しい物語であり、ラストシーンもやや難解だった。大人向けの作品だろう。

【5段階評価】3

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2015年4月 1日 (水)

(1271) ルパン三世 くたばれ! ノストラダムス

【監督】白土武
【出演】栗田貫一(声)、納谷悟朗(声)、小松方正(声)、安達祐実(声)
【制作】1995年、日本

テレビアニメ、「ルパン三世」の劇場版。カルト教団を率いる男とルパンとの戦いを描く。

次期大統領候補の富豪、ダグラス(阪脩)の娘、ジュリア(安達祐実)が誘拐される。教育係の峰不二子(増山江威子)とともに、ダグラスの住む高層ビルに入り込んだルパン(栗田貫一)は、巨大ビルに隠されている予言書の手がかりを探す。
カルト教団の教祖、ライズリー(小松方正)は、私欲のため、自作自演の狂言を行っていた。ルパンはジュリアを救い出し、両親のもとに届ける。

山田康雄から栗田貫一に声優が変わったことが話題になった作品。制作中に山田康雄は亡くなったので、映画の最後に追悼のメッセージが映し出される。
やはり本物に比べると、少し抑え気味で迫力のない感じがした。

【5段階評価】3

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