(1269) グレムリン2 新・種・誕・生
【監督】ジョー・ダンテ
【出演】ザック・ギャリガン、フィービー・ケイツ、ジョン・グローバー
【制作】1990年、アメリカ
ビルの中で大量発生し、大暴れするいたずら好きのモンスター、グレムリンと、グレムリン退治に奔走する主人公達の活躍を描いた作品。「グレムリン」の続編。
ビリー(ザック・ギャリガン)は、結婚を約束しているケイト(フィービー・ケイツ)とともに、ニューヨークの高層ビルのオフィスで働いている。会社ではクランプ会長(ジョン・グローバー)の指揮のもと、チャイナタウンの再開発計画が進行中。取り壊された骨董品店から逃げ出したギズモを、会社の研究者が発見。ビリーは、解剖されそうになっているギズモを助け出し、自分のデスクの引き出しに隠すが、抜け出したギズモに水がかかり、グレムリンが発生。スプリンクラーの水を浴びてさらに増殖し、ビルの中で大暴れする。
ビリーは、ビルの中の時計の時間をずらし、建物の入り口にスクリーンを張って、グレムリンをホールに誘い込み、日光を浴びせて一網打尽にする計画を立てるが、実行の直前、空がかき曇り、雨が降り出す。ビリーは作戦を変更。あえてグレムリンに水を浴びせると、電気の状態になったグレムリンを解き放つ。グレムリン達は感電し、全て溶けてしまう。しかし、女性に変化したグレムリンだけは、妖しく生き残るのだった。
ギズモがランボー(シルベスター・スタローン)に感化され、炎の弓矢を放ってケイトを救ったり、グーフィーのような歯と声のグレムリンが出たり、パロディ色の濃い作品。前作には、ケイトが父の死の真相を語るようなシリアスなシーンもあったが、本作は全編コミカルな展開。
12時以降に食事を与えるとさなぎになる、と警備員を説得するビリーに「11時に食べて歯に食べ物が挟まってたらどうなるの」とか「日付変更線をまたいだら」などと警備員がちゃちゃを入れ、作品の設定に自ら突っ込みを入れるようなシニカルなシーンもある。
【5段階評価】3
| 固定リンク
コメント