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2015年2月11日 (水)

(1266) 告発の行方

【監督】ジョナサン・カプラン
【出演】ジョディ・フォスター、ケリー・マクギリス、バーニー・コールソン
【制作】1988年、アメリカ

酒場で起きたレイプ事件を扱った法廷サスペンス。

ある晩、酒場から一人の学生(バーニー・コールソン)が飛び出し、公衆電話から女性が数人の男にレイプされている、と通報する。まもなく、はだけた服を直しながら女性が店を飛び出し、通りかかった車に乗り込んだ。
彼女の名はサラ(ジョディ・フォスター)。検事補のキャサリン(ケリー・マクギリス)は、現場の目撃者が十分ではないことや、彼女が酒やマリファナをやっていたことから、第1級暴行罪で起訴をしても有罪を勝ち取ることは難しいと判断し、第2級過失傷害罪で起訴。彼女をレイプした3人は有罪にはなったが、サラは、自分のような身分の女性のいうことは信用してもらえないのかとショックを受ける。彼女はつきあっていた男を追い出し、レコード店に立ち寄るが、事件の日に酒場でレイプをあおった男(レオ・ロッシ)にからかわれたことで逆上し、車で男の車に激突するという事件を起こす。
キャサリンは、サラの深い悲しみを知り、裁判をやり直すことを決意。事件の日、レイプをあおった客達を、暴行教唆の罪で起訴することにする。
サラの涙ながらの証言は胸を打つものではあったが、具体的に何人が、そして誰が暴行をあおったのかを証明したことにはならず、被告の有罪を勝ち取るのは難しい状況だった。しかし、キャサリンは、店にあったTVゲームのハイスコアの記録に、KENの名があることに気付き、事件当日、レイプを通報した学生、ケンを見つけ出す。彼の証言により、被告3人の有罪は確定となり、サラの訴えはようやく世に認められることになるのだった。

公開当時26歳のジョディ・フォスターの演技が絶大な評価を受けた作品。どうしようもない暴行を受けたシーンの壮絶さもさることながら、そこに至るまでの彼女の挑発的なダンスをもしっかりと映像化し、彼女を一方的な被害者とせず、レイプ事件を考えさせる形に仕上げている。単なる勧善懲悪ものでないことが、本作の魅力につながっていると感じた。

【5段階評価】4

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