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2015年2月 9日 (月)

(1264) 清洲会議

【監督】三谷幸喜
【出演】役所広司、大泉洋、鈴木京香、小日向文世、佐藤浩市、剛力彩芽
【制作】2013年、日本

三谷幸喜原作小説の映画化作品。織田信長の跡目争いに熱を上げる人々を描く。

本能寺の変で織田信長(篠井英介)が殺害され、家老の柴田勝家(役所広司)は、参謀の五郎左(小日向文世)の助言により、跡継ぎを清洲会議で決めることにする。首謀者の明智光秀(浅野和之)を討った羽柴秀吉(大泉洋)は、大衆を味方につけ、意気揚々と清洲に到着。
勝家と秀吉は、清洲に身を寄せる未亡人のお市の方(鈴木京香)に入れ込んでいた。お市の方は、息子を殺害した秀吉を激しく怨んでおり、勝家に秀吉の思い通りにはさせないよう強く求める。
勝家は、妾の子で三男だが優秀な織田信孝(阪東巳之助)を跡目に推し、一方の秀吉は、うつけ者の次男、信雄(のぶかつ)(妻夫木聡)を推挙する。
会議は出席予定の滝川一益(いちます)(阿南健治)の到着の遅れにより延期される。
延期中に開催された砂浜での徒競走の帰り、秀吉は、川辺で遊ぶ三法師(津島美羽)を見つける。三法師は信長の嫡男、信忠と、松姫(剛力彩芽)の間に生まれた子であった。三法師が小さな親方様と呼ばれているのを聞いた秀吉は、彼を跡目に立てることこそが、自身の野望を実現する秘策であると確信。勝家の側に付く五郎左をも籠絡し、清洲会議に臨む。
結局、信孝を推すのは勝家一人であり、秀吉、池田恒興(つねおき)(佐藤浩市)、五郎左が三法師を推し、跡取りは三法師に決まる。秀吉を激しく怨むお市の方は、秀吉を苦悶させるためだけに、勝家と祝言を挙げることを決め、秀吉は悶絶する。
秀吉の妻、寧(中谷美紀)は、再び松姫に河原遊びに誘うが、意外にも松姫は河原は嫌いだと言って拒絶する。松姫は、なぜ河原が嫌いなのに、前は河原遊びに向かったかを告げる。それは、その日、河原に行けば、砂浜での試合の後、跡目争いをしている誰かが三法師を見かけ、三法師を跡目に置くことを思いつくだろうと考えたからであった。松姫は武田信玄の血を受け継ぐ三法師に織田家を継がせようと画策していた。松姫は自身の謀略が成功したことに満足し、不敵な笑みを寧に返す。かくして清洲会議は終わり、新たな時代が訪れるのだった。

相変わらず俳優はやたらと豪華。三谷監督の作品は、たたみ込むようなユーモアが見所で、本作も、そこかしこに演出の妙は見て取れるのだが、本作は史実が基調となっているせいか、監督の豊かな発想が発揮し尽くされていないという印象を持った。とは言え、個性のないちょい役と思っていた松姫が、最後に一番の策略家として描かれているところは、さすがにウマかった。

【5段階評価】3

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