(1261) 宇宙戦艦ヤマト
【監督】舛田利雄
【出演】富山敬(声)、麻上洋子(声)、納谷悟朗(声)、伊武雅之(声)
【制作】1977年、日本
日本のSFアニメの代表的作品。地球の滅亡を防ぐため、イスカンダルを目指す宇宙戦艦の活躍を描く。
ガミラス星の攻撃により、地上の生命が死に絶えた地球。放射能除去装置の入手のため、宇宙戦艦ヤマトがイスカンダル星を目指す。
ガミラス星のデスラー総統(伊武雅之)は、ヤマトに攻撃を繰り返すが、ヤマトは度重なる苦難を乗り越えていく。ヤマト艦長の沖田十三(納谷悟朗)は、航行中に体調を崩し、古代進(富山敬)が代理を務める。
ガミラスのドメル司令長官(小林修)は、ワープ航法を駆使してヤマトに総攻撃をかけ、ドリルミサイルをヤマトに打ち込むが、真田志郞(青野武)とアナライザー(緒方賢一)はミサイルを逆回転させることに成功。ミサイルはドメルの艦隊に命中して爆発し、艦隊は壊滅。ドメルはヤマトの艦底付近で自爆する。
イスカンダルに近づいたヤマトだったが、ガミラス星とイスカンダル星が双子星であることを知り、衝撃を受ける。デスラーは、ヤマトをガミラス星の硫酸の海におびき寄せるが、ヤマトは海底のマグマに波動砲を放って大噴火を誘発し、デスラーはついに落盤に巻き込まれて命を落とす。
イスカンダルにたどり着いた進は、スターシャ(平井道子)から放射能除去装置の作成方法を授かる。そこには、死んだと思われていた進の兄、古代守(広川太一郎)がいた。スターシャは守を連れて帰るよう進に告げるが、森雪(麻上洋子)は、スターシャが守を愛していることを知る。守もスターシャを愛しており、守は地球に戻らず、スターシャとともに生きる道を選ぶ。
ヤマトは製造に成功した放射能除去装置を積載し、無事、地球にたどり着くのだった。
テレビアニメの総集編として作成されているので、ダイジェスト版のような展開もあるが、盛り上がる後半は丁寧に作られている。猛攻を受けてボロボロになっても、主砲や第三艦橋がなくなっても、何もないはずの宇宙空間で何度も復活したりして、どんだけ資材積んでんねん的な突っ込みどころはあるが、ワープ航法や宇宙空間でのドッグファイトなどを、1977年公開の「スターウォーズ」に(テレビアニメでは)先んじて取り入れているあたりは感心させられる。
また、SFとしての面白さだけでなく、古代進と森雪の恋愛をちょこっと織り交ぜている辺りもよい。この名作を実写化すると、なんでこうなるの、というのも興味深いわけだが。
【5段階評価】3
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