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2015年2月 4日 (水)

(1260) 戦火の馬

【監督】スティーブン・スピルバーグ
【出演】ジェレミー・アーバイン、ピーター・マラン、トム・ヒドルストン、ニエル・アレストリュプ
【制作】2011年、アメリカ

戦渦に巻き込まれる一頭の馬の数奇な運命と、その馬に関わる人々を描いた作品。

貧しい小作農の息子、アルバート(ジェレミー・アーバイン)は、憧れていたサラブレッド馬を父親のテッド(ピーター・マラン)が買ってきたことに狂喜。馬にジョーイと名付け、世話を始める。気性の荒い馬だったが、アルバートは辛抱強くしつけを続け、彼の口笛で呼び寄せられるようになるまで手なずける。サラブレッド馬ながら、農耕馬としても働くようになるジョーイだったが、せっかく耕した畑の作物は、悪天候で全滅。テッドはジョーイをイギリス軍に売ってしまう。アルバートはそれを止めるよう懇願するが、アルバートの思いを知ったニコラス大尉は、自分が馬を預かって大事に扱い、きっと馬を返す、とアルバートに約束する。
ジョーイは軍馬となり、盟友となる黒馬、トップソーンと出会う。ジョーイは軍馬としても優秀な能力をいかんなく発揮し、実戦に出るが、イギリス軍の作戦失敗によりニコラス大尉は戦死。ジョーイとトップソーンはドイツ軍のものとなる。
馬の担当を任された若い兵士、ギュンター(ダフィット・クロス)は、弟のミヒャエル(レオナート・カロブ)が戦地に赴任することを知り、ジョーイとトップソーンを連れてミヒャエルとともに軍を脱走。風車小屋に両馬を隠して一夜を明かそうとするが、あえなく隊に見つかり、敵前逃亡の罪で銃殺される。
風車小屋に立派な馬がいるのを発見した少女、エミリー(セリーヌ・バッケンズ)は、祖父(ニエル・アレストリュプ)にそれを伝える。初めはエミリーの乗馬に反対していた祖父だったが、エミリーの喜ぶ姿に打たれて、隠していた鞍をエミリーに託す。しかし、馬はドイツ軍に見つかり、なすすべなく奪われてしまう。
馬の世話係のフリードリヒ(ニコラス・ブロー)は、ジョーイの気高さを見抜き、使い捨てのように重たい大砲を引かせようとする軍の方針に反対。戦乱に乗じてジョーイを逃がす。しかし、混戦の中、ジョーイは我を忘れたように戦地の中を走り回り、鉄条網がからまって動けなくなってしまう。
一人のイギリス兵が、傷だらけとなった馬を救うが、医者は破傷風だから殺した方がいいと告げる。ところが、兵士として駐屯地にいたアルバートは、ドイツ軍の毒ガスで目が見えないまま、一頭の馬が来たという話を聞いて、ジョーイを呼ぶための口笛を吹く。すると、ジョーイはそれに反応。ジョーイが、アルバートのかけがえのない友であることを知った医者は、ジョーイを手厚く治療することを約束する。
ジョーイは回復するが、軍の決まりにより競売にかけられることになる。ショックを受けるアルバートだったが、彼の仲間達や上官までもが、彼がジョーイを買い戻せるようカンパをしていた。買い付け業者と競り合いになり、30ポンドまでせり上がったとき、遠くから100ポンドの声が聞こえる。エミリーの祖父だった。エミリーは亡くなっており、彼はエミリーの遺した馬を手に入れようとしていたのだった。しかし、ジョーイがアルバートに心底なついていること、ジョーイに付けられていた大隊旗がアルバートの父親のものであることを知ったエミリーの祖父は、彼に大隊旗とジョーイをアルバートに返す。
アルバートはジョーイとともに帰還し、父親のテッドに大隊旗を返す。テッドはアルバートを抱きしめ、帰還を喜ぶ。そこには夕日に染まるジョーイの姿があった。

さすがはスティーブン・スピルバーグ監督。一頭の馬を巡る壮大で複雑なドラマを、決してわかりにくくなることなく描いている。
馬の動きもすばらしく、CGではないかと疑いたくなるほど。戦争シーンも迫力があるが、ディズニー作品であり、「プライベート・ライアン」のような過激な描写は控えられている。

【5段階評価】4

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