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2014年11月 6日 (木)

(1233) 雷桜

【監督】廣木隆一
【出演】蒼井優、岡田将生、小出恵介、時任三郎、宮崎美子、柄本明
【制作】2010年、日本

身分の違う男女の恋物語。

天狗が出るという山に住む少女、遊(ゆう)(蒼井優)。実は彼女自身が、山に踏み込む人々を追い払う天狗だった。遊は幼い頃から理右衞門(時任三郎)に育てられていた。
城に仕えていた瀬田助次郎(小出恵介)は、かんしゃく持ちの殿、清水斉道(なりみち)(岡田将生)に付くこととなり、夜とぎの際、地元の山に天狗が出るという話をする。斉道は興味を持ち、山に入り込む。そこで斉道は遊と遭遇。互いに剣を抜いて戦うが、戦いの最中、斉道は発作で眠り込んでしまう。介抱する遊を斉道は抱きしめ、遊は二度と山に来るな、と斉道に告げる。
遊は助次郎の妹だった。再会を願う斉道は、再び山に入るが、理右衞門が斉道に襲いかかる。遊は理右衞門を押しとどめる。理右衞門は遊が自分の子ではないことを告げ、住んでいた小屋を焼いて姿をくらます。遊は生まれた里に戻る。
斉道は遊に再会し、その奔放な性格に惹かれる。斉道は遊に山の案内を頼み、桜の木の下で遊に櫛を渡し、二人は口づけを交わす。また会いに来ると言って斉道は去るが、斉道に出世話が持ち上がる。遊は斉道に会えないことを悲しむが、祭りの日、斉道は密かに遊を探す。斉道を付け狙う暗殺部隊を振り切り、二人はかつて遊が住んでいた山小屋で結ばれる。
出世より遊を選ぼうとする斉道を、家臣の榎戸角之進(柄本明)は自らの命を投げ出して諫める。徳川家に向かう斉道を遊は連れ去ろうとするが、斉道は籠を出ることはなかった。
18年後、斉道は病死。助次郎は形見の櫛をもって遊を訪ねる。遊は斉道の子を産んで育てていた。桜の木の下、助次郎は遊と再会するのだった。

日本版ロミオとジュリエットの触れ込み。ただ、なぜ遊はさらわれたのか、なぜ理右衞門が斉道の命を狙い、さらに暗殺集団がそれを追うのか、などの背景がしっかり描かれていないので、追っ手から逃れたり、チャンバラをやったりするシーンが、とってつけたような恋愛の障害程度の意味合いにしかなっておらず、心に響かなかった。若手俳優の演技に力を注いだ分、物語としての魅力が犠牲になっている作品だった。

【5段階評価】3

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