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2014年7月24日 (木)

(1182) 藁の楯

【監督】三池崇史
【出演】大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也、岸谷五朗、山崎努
【制作】2013年、日本

木内一裕原作小説の映画化作品。

孫娘を暴行死させられた富豪の蜷川(山崎努)は、犯人の清丸(藤原竜也)を殺した者に10億円を支払う、という広告を全国紙に打つ。
仲間に裏切られ、福岡で自首した清丸を警視庁に護送するため、SPの銘苅(大沢たかお)は、相棒の白岩(松嶋菜々子)とともに九州に向かう。
極秘裏に護送するはずが、なぜか清丸の居場所はウェブサイト上で明らかにされ、清丸の命に賭けられた10億の懸賞金は、無謀な市民というよりも、警察官や看護師といった者の心を狂わせ、清丸の命は何度も脅かされる。
仲間であるはずの奥村(岸谷五朗)も、体にチップを埋め込み、清丸の居場所をサイトに流していた。銘苅は白岩と二人で清丸を護送するが、清丸は隙を突いて白岩を殴り、中を奪って白岩を撃ち殺す。怒りに我を忘れる銘苅だったが、それでも彼は警視庁に清丸を生きたまま連れてくる。
そこに蜷川が現れ、杖の仕込み刀で清丸に襲いかかるが、銘苅はそれを阻止。清丸は、仕込み刀を拾うと、へたりこむ蜷川に斬りかかるが、銘苅は楯となって刃を受ける。
銘苅は病院に運ばれ、清丸には死刑が宣告されるのだった。

「ビーバップ・ハイスクール」の作者、きうちかずひろの原作も、読んでみるとどことなく文体がつたなく、重みがない。映画も、序盤は面白いのだが、後半に行くに従って荒唐無稽さが目立っていく。ラストの警視庁前で、蜷川が清丸に斬りかかるのは、まあご愛敬としても、落とした刀を清丸が奪って逆に襲いかかる辺りになると、刀をほっておかないで何とかしろよと思っていたら、やっぱりそう来ましたか、ってな感じで展開も読めてしまって、警備体制の無能ぶりに、むしろ唖然としてしまった。残念ながら、大人が見る作品ではなかった。まあ、三池崇史監督らしい作品ではある。

【5段階評価】3

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