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2014年7月14日 (月)

(1174) キャスト・アウェイ

【監督】ロバート・ゼメキス
【出演】トム・ハンクス、ヘレン・ハント
【制作】2000年、アメリカ

無人島に漂流した男性の生き様を描いた作品。

フェデックス社で仕事にのめり込むチャック・ノーランド(トム・ハンクス)は、恋人のケリー(ヘレン・ハント)からもらったプレゼントの懐中時計を携え、貨物を積んだ飛行機に乗り込む。
ところが、飛行機は嵐に巻き込まれて海中に墜落し、チャックは見知らぬ海岸に流れ着く。
人のいる気配はなく、チャックは椰子の実を割ったり、火をおこしてカニを焼いたりしながら生き続ける。チャックは漂着した荷物には手を出さずにいたが、とうとうその中身を確認する。たいして役に立つ物は入っていなかったが、バレーボールを神のように扱い、4年以上、生き続ける。
ある日、チャックは、簡易トイレの割れた壁面が漂着しているのを見つけ、それをマスト代わりにして筏で島を脱出することにする。島に打ち付ける波を乗り越えることには成功した彼は、とうとうタンカーに発見され、救助される。
しかし恋人のケリーは、別の男性と結婚し、子供をもうけていた。チャックはケリーと再会し、抱き合う。車で去るチャックに、ケリーはついて行こうというそぶりを見せるが、チャックは家に帰るように諭す。チャックは友人に、自分は2度、ケリーを失ったのだと述懐するのだった。

飛行機の墜落するシーンは大迫力。クルーの溺死体も妙にリアルでおぞましいが、これを登場させることで、チャックが奇跡的に生き延びたことをよく伝えている。無人島での暮らしでも、猛獣が登場したり、猛烈な台風に見舞われたり、といった派手なイベントを用意しないことで、ただただ食料を確保して生き続けることの絶望的な虚無感を伝えている。
無事に帰国してから、ケリーが独り身で待ち続けていたら、結局はハリウッド的なハッピーエンドということになるが、ここも、ケリーが他の男と結婚して家庭を築いており、もはや元の関係には戻れないという設定にすることで、何のために人は生き続けようとするのか、という問いを観る者に投げかけている。

【5段階評価】4

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