(1172) 北北西に進路を取れ
【監督】アルフレッド・ヒッチコック
【出演】ケーリー・グラント、エバ・マリー・セイント、ジェームズ・メイソン
【制作】1959年、アメリカ
スパイの疑いをかけられた男の逃走劇を描いたサスペンス。
会社員のソーンヒル(ケーリー・グラント)は、ある日突然拉致され、タウンゼントと名乗る男(ジェームズ・メイソン)からキャプランというスパイだと疑われ、殺されそうになる。難を逃れたソーンヒルは、自らの手で謎を解明しようとする。鉄道に乗ったソーンヒルは、そこでイブ(エバ・マリー・セイント)という美女に出会う。彼女はなぜかソーンヒルをかくまうが、彼女はタウンゼントのふりをした黒幕、ビンセントの手下だった。イブはソーンヒルを人気のない平原に向かわせるが、そこにセスナ機が現れ、ソーンヒルは銃撃を受ける。何とか逃げおおせたソーンヒルは、戻ったホテルでイブを見かけ、彼女の部屋に向かう。彼女は、オークションハウスにいるビンセントのもとに向かうが、ソーンヒルも彼女を追う。ビンセントは、機密情報の入った人形を落札し、会場を立ち去る。ビンセントの手下に囲まれたソーンヒルは、わざと騒ぎを起こして警備員とともに会場を抜け出す。そこに教授(レオ・G・キャロル)と名乗る老人が現れ、ソーンヒルに事情を説明する。彼の話では、イブはビンセントの組織に送り込んだスパイであり、キャプランは教授らが作り出した架空のスパイであるということだった。
ソーンヒルは、イブを救う作戦を遂行し、人形を奪って彼女とともに、歴代大統領の顔の彫刻で有名なラシュモア山に逃げ込む。ビンセントの一味に追われたソーンヒルとイブは、断崖から落下しそうになるが、そこに助けが現れて救出され、二人は寝台車で愛し合うのだった。
タイトルはとても有名なので、名作サスペンスなのかと思いきや、ストーリーは分かりづらく、かといってどんでん返しのカタルシスもない、退屈な作品だった。おそらく、イブがソーンヒルを撃ち殺すという狂言が山場なのだろうが、さすがに、この展開は、いろいろな作品で見飽きていたのだった。
【5段階評価】2
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