(1160) アメイジング・スパイダーマン
【監督】マーク・ウェブ
【出演】アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、リス・エバンス、マーティン・シーン
【制作】2012年、アメリカ
アメコミ・ヒーロー、スパイダーマンの劇場版。サム・ライミ監督作品から10年経過してのリブート作品である。
科学者の父を持つ、高校生のピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)は、父の同僚のコナーズ博士(リス・エバンス)の勤める研究所で、実験室のクモに噛まれ、超人的な力を手にする。自分の見逃した強盗が、慕っていた育ての親のベンおじさん(マーティン・シーン)を撃ち殺したことから、ピーターは、悪者を懲らしめるスパイダーマンとなることを決意する。
コナーズ博士は、自分の右腕を復活させるために、トカゲの遺伝子との融合を試みるが、凶悪なリザードに変身してしまう。ピーターは、恋人になったグウェン(エマ・ストーン)を守るため、リザードと戦い、人々がリザードに変身してしまう薬の散布を阻止。逆に、変身した人々を元に戻すワクチンを撒き、コナーズ博士をもとの姿に戻す。
スパイダーマンを街の治安を脅かす者として敵視していたグウェンの父親(デニス・リアリー)はスパイダーマンを認めるが、娘を巻き込むな、と言い残して命を落とす。ピーターはいちどはグウェンから遠ざかろうとするが、グウェンに「守れない約束もあるよね」と告げるのだった。
特撮はそこそこすごいのだが、ここまでCG全盛になってしまうと、戦闘の生身の迫力がなくなってしまい、どれだけ超人的な動きを見せられても、空々しさを禁じ得ない。序盤の地下鉄内でのチンピラとの戦闘のほうが、ジャッキー・チェンぽくて面白かったりした。
サム・ライミ監督作品に比べて優れているのは、特撮というよりは、主人公と恋人役が圧倒的に美男美女になっている点かもしれない。
【5段階評価】3
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