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2014年2月

2014年2月23日 (日)

(1115) ONE PIECE FILM Z

【監督】長峯達也
【出演】田中真弓(声)、大塚芳忠(声)、篠原涼子(声)、香川照之(声)
【制作】2012年、日本

「ONE PIECE」劇場版第12作。元海軍大将、ゼットとルフィとの戦いを描いた作品。

海賊を滅亡させようとするゼット(大塚芳忠)は、部下のアイン(篠原涼子)、ビンズ(香川照之)とともに、海軍と戦っていた。黄猿(石塚運昇)との死闘で深手を負い、海を漂っていたゼットを、偶然、ルフィ(田中真弓)が見つけ、チョッパー(大谷育江)が介抱する。
ゼットはルフィが海賊だと知るとルフィに襲いかかる。ゼットの援軍が訪れたため、ルフィ達はいったん脱出する。
ゼットとの戦闘で麦わら帽子を奪われたルフィは、ゼットへの復讐戦に挑む。それは、3つの火山を大爆発させて海を死滅させようとするゼットの野望を止めることにもつながっていた。
ルフィとゼットは死力を尽くして戦い、ついにゼットは倒れる。ルフィの意志の強さを認めたゼットは、そこに現れた黄猿を追い払うため、自らの命を犠牲にしてルフィ達を逃すのだった。

多彩な登場人物がそれぞれの活躍を見せ、劇場版らしい豪華な作品に仕上がっている。戦闘シーンも迫力があり、なかなかよかった。アインの声が篠原涼子すぎだった。

【5段階評価】3

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2014年2月21日 (金)

(1114) のぼうの城

【監督】犬童一心、樋口真嗣
【出演】野村萬斎、佐藤浩市、成宮寛貴、榮倉奈々、上地雄輔
【制作】2012年、日本

和田竜の小説、「のぼうの城」の映画化作品。20,000の豊臣軍勢に500の兵で立ち向かった侍の活躍を描く。

豊臣秀吉(市村正親)に武勲を上げよと命じられた石田三成(上地雄輔)は、湖に囲まれた城、忍城(おしじょう)を攻める。城主の成田氏長(西村雅彦)は、無条件の開城を決断し、留守を成田長親(野村萬斎)に任せるが、降伏を勧める石田軍の長束正家(平岳大)の尊大な態度に怒った長親は戦を決断。領民に「のぼう様」と呼ばれ、親しまれていた長親は、農民達をも味方に付けると、地の利を生かして初戦に勝利する。
三成は、秀吉の得意戦術、水攻めを敢行。長親は三成軍の前で田楽踊りを披露し、敵味方の喝采を浴びるが、それが敵の大将だと知った三成は長親を銃で撃つ。
田を水浸しにされ、無防備な長親を撃った石田軍に怒った一部の農民が、石田軍の堤を破壊。水攻めは失敗する。
結局、予定通り忍城は開城となり、戦は決着の付かぬまま終わる。長親の剛胆さに撃たれた三成は、実質的には勝利したにもかかわらず、水攻めに用いた土嚢の片付けと、石田軍に下った百姓を斬った武士の討伐という、長親からの条件を飲み、忍城を後にするのだった。

少ない軍勢で大軍勢を手玉にとる。その作戦の鮮やかさを当然期待するわけで、田んぼのぬかるみや道の狭さを利用した作戦や、門を破らせておいての火攻めなど、最初は面白い。ところが田楽踊りを始めるあたりから、何ともご都合主義の展開となり、やや尻すぼみだった。それでも「十三人の刺客」の無為無策ぶりに比べればマシだったが。
それにしても、映像があまりにも東日本大震災の津波を彷彿とさせるのには驚いた。しかも、制作は震災前である。自分としては、震災の自粛には否定的だが、本作の公開を延期したのはさすがに無理もないと思った。

【5段階評価】2

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2014年2月20日 (木)

(1113) 図書館戦争 革命のつばさ

【監督】浜名孝行
【出演】井上麻里奈(声)、前野智昭(声)、イッセー尾形(声)
【制作】2012年、日本

有川浩の小説、「図書館戦争」を原作とする劇場版アニメ作品。

メディアの検閲が合法化された日本。メディア良化委員会の弾圧を受けた作家、当麻蔵人(イッセー尾形)は、弾圧に反対する図書隊によって保護され、メディア良化委員会を告訴する原告の代表となる。
図書隊の笠原郁(井上麻里奈)は、密かに思いを寄せる上長の堂上篤(前野智昭)とともに、当麻を保護する。委員会の武力行使が激化したため、図書隊は当麻を亡命させることを決断。国内の大使館に送り込もうとする。ところが、都内の大使館はメディア良化委員会によって封鎖状態であり、堂上は足を銃で撃たれて重傷を負う。笠原は当麻とともに大阪に向かい、総領事館に当麻を亡命させようとする。委員会の熾烈な妨害に遭いながらも、最後はイギリス総領事館の車が二人の前に現れ、当麻の亡命は成功する。
無事に東京に戻った笠原は、堂上に愛を告白。二人は夫婦となるのだった。

ところどころ、CGが使われているが、カーチェイスシーンなどの迫力はさほどではなかった。
キャラクターはさほど美少女キャラでもないが、さわやかな描かれているのはほどよかった。ただ、全体的にはやや退屈な作品だった。

【5段階評価】2

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2014年2月19日 (水)

(1112) 黒いドレスの女

【監督】崔洋一
【出演】原田知世、永島敏行、菅原文太、藤真利子
【制作】1987年、日本

北方謙三原作小説の映画化作品。謎の転落死を遂げた男の義理の娘を追うやくざたちと、それを守るバーテンダーを描いている。

高速道路を若い女性、朝吹冽子(原田知世)が歩いている。BMWに乗ったアキラ(藤タカシ)が、冽子に声をかける。冽子は男の車に乗り、大井競馬場に行ってほしいと告げる。
大井競馬場には、一人のヤクザ、庄司(菅原文太)がおり、いきなりアキラに腹を刺される。
バーテンダーの田村(永島敏行)は庄司を助け起こす。
田村のバーに、黒いドレスを着た冽子が訪ねてくる。彼女はヤクザに追われていた。彼女の義理の父親、朝吹英一郎(橋爪功)が謎の転落死をしており、彼の持っていた不正経理の証拠となるメモを探していたのだ。
冽子は英一郎に襲われた際、自分が英一郎をマンションのベランダから突き落としたと考えていたが、彼を突き落としたのは田村の妹、三井葉子(藤真利子)だった。葉子は冽子に拳銃を向けるが、庄司が彼女と差し違え、結果的に冽子を救う。
冽子はまたアキラと再会するが、もう縁は切れたと言って立ち去るのだった。

登場人物どうしの確執について、最低限の説明すらなく話が展開。感情移入ができなかったということ以前に、各人物の行動の動機も分からない。
要するに本作は、原田知世の清純派女優からの脱皮を演出した作品で、彼女に「セックス」とか「強姦」なんて言葉を言わせることが、作品のうりなわけであり、物語としての面白さは、おそらく二の次なのである。原田知世ファンには、そこが関心事なのかもしれないが、純粋に作品を観ている者からすれば、そんなことは全くどうでもよい話である。
夜の海に繰り出してみたり、ディスコで踊り狂ってみたり、延々とカーチェイスをしてみたり、各シーンが間延びしているし、台詞もところどころ棒読みで下手な芝居を見ているようだし、ハードボイルドを演出するためのお定まりの台詞が出る一方で、しゃれた台詞の一つもない。
結果的に、本作は角川アイドル映画の終焉を色濃く物語る作品となったようだ。

【5段階評価】2

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2014年2月18日 (火)

(1111) サブウェイ・パニック

【監督】ジョセフ・サージェント
【出演】ウォルター・マッソー、ロバート・ショウ、ヘクター・エリゾンド
【制作】1974年、アメリカ

地下鉄車両の乗っ取り犯とそれを追う警察官との攻防を描いた作品。

互いを色の名前で呼び合う4人組が、ニューヨーク地下鉄の車両を乗っ取り、乗客を人質にして、身代金を要求。リーダーのブルー(ロバート・ショウ)は、短気なグレイ(ヘクター・エリゾンド)が気がかりだったが、案の定、彼は近づく地下鉄職員を撃ち殺してしまう。ブルーは、鉄道局の警察官、ガーバー(ウォルター・マッソー)と交渉を続け、100万ドルを入手。彼らは札束を山分けし、車両から降りると、人質の乗った車両を発進させ、立ち去ろうとする。ところが、グレイはブルーの指示を聞かず、持っていた銃を手放そうとしなかったため、ブルーはグレイを射殺。3人で逃げようとするが、人質の中にいた刑事がブラウン(アール・ハインドマン)を撃つ。ブルーはグリーン(マーティン・バルサム)を先に逃がし、警官を倒そうとするが、そこにようやくガーバーが到着。観念したブルーは、地下鉄用の電流に足をつっこみ、自ら感電死する。
グリーンは自宅に戻り、大量の札束に狂喜するが、ガーバーは退職した地下鉄職員に目を付けて捜査を続けており、グリーンの家に聞き込みに来る。何とかガーバーをやり過ごそうとするが、グリーンはつい、大きなくしゃみをする。それは、ガーバーがブルーと交渉していたときに、なんども聞こえていたくしゃみと同じだった。帰ろうとドアを閉めようとしたガーバーだったが、グリーンのほうにぬっと顔を突き出すのだった。

ジョン・トラボルタが犯人のリーダー役を演じた「サブウェイ123 激突」のもととなった作品。もっとも、本作の身代金は100万ドル。「サブウェイ123 激突」は1,000万ドル。本作のほうがストーリーは分かりやすいが、全体的にはちょっと地味な作品だった。

【5段階評価】3

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2014年2月17日 (月)

(1110) 劇場版 SPEC~天~

【監督】堤幸彦
【出演】戸田恵梨香、加瀬亮、神木隆之介、竜雷太、栗山千明、伊藤淳史
【制作】2012年、日本

テレビドラマ「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」の続編となる劇場版。

高いIQを持つ刑事、当麻紗綾(戸田恵梨香)と、肉体派の瀬文焚流(加瀬亮)が、特殊能力を持ったSPECホルダーと戦う。黒幕は紗綾の弟で時間を止める(正確には超人的なスピードで行動できる)能力を持つ一十一(にのまえはじめ)(神木隆之介)。しかし、彼は弟ではなく、クローンだった。紗綾は電流を放つ釘を大量に放射させることでニノマエを感電させてしとめ、クローンを作り出した組織の壊滅を誓う。

独特の世界観をテレビドラマで予習しておかなければ、映画の世界に入り込むことは難しい。手が針やたこの足のように伸びる伊藤淳史や、寒さや熱さを操る浅野ゆう子など、SPECホルダーの能力は見ていて楽しいが、ストーリーには少々付いて行きがたかった。

【5段階評価】2

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2014年2月16日 (日)

(1109) モテキ

【監督】大根仁
【出演】森山未來、長澤まさみ、麻生久美子、真木よう子、リリー・フランキー
【制作】2011年、日本

久保ミツロウの漫画、「モテキ」を原作とするテレビドラマの劇場版。

31歳で彼女なしの藤本幸世(森山未來)は、自堕落な暮らしから脱却しようと、ウェブマガジンを発行している会社に就職。女癖の悪い編集長(リリー・フランキー)や口の悪い女性上司(真木よう子)にいじめられながらも、仕事に打ち込んでいく。ある日、ツイッターで意気投合した同業者と飲むことにしたところ、現れたのは男ではなく、巨乳の美女、松尾みゆき(長澤まさみ)だった。彼氏がいると聞いて意気消沈するが、みゆきはそのまま幸世の家に泊まり、ベッドで一緒に寝ようと言ってきたり、口移しで水を飲ませてくるなど、積極的な態度。とまどう幸世だったが、みゆきに惹かれるようになる。ある日、みゆきの家に泊まることになった幸世は、彼女が彼氏と同棲していることを知る。彼氏がしばらく帰ってこないと聞き、みゆきの部屋でディープキスに進展するが、突然、玄関のチャイムが鳴る。焦った幸世は狼狽して醜態をさらすが、部屋に来たのは彼氏ではなく、みゆきの女友達だった。幸世はそそくさと部屋を去り、それ以来、みゆきと疎遠となる。
その後、みゆきの女友達で33歳の女性、枡元るみ子(麻生久美子)とカラオケで意気投合。るみ子は幸世に好きだと告白し、幸世の部屋で結ばれる。ところが、結局、幸世はるみ子と合わないと感じ、彼女を振ってしまう。
みゆきのことが忘れられない幸世だったが、みゆきの彼、ダイスケ(金子ノブアキ)が、取材しているロックフェスの仕掛け人であり、しかも彼へのインタビュー中、彼が妻帯者であることを知る。激高した幸世は、みゆきの家に向かい、好きだと告白するが、みゆきは泣きながらも、「幸代君とじゃ成長できない」という強烈な言葉を放つ。力なく「ありがとう」と告げ、幸世は部屋を立ち去る。
ロックフェス当日、ダイスケはみゆきに妻と別れたことを告げるが、みゆきは素直に喜べない。そこに取材に来ていた幸世が現れる。みゆきはとっさに逃げ出すが、幸世は必死で走って追いつく。みゆきは、なんで追っかけてくるの、知り合いたくなかった、と幸世を責めるが、幸世は後を追ってきたダイスケの見ている前で、強引にみゆきの唇を奪う。はじめはいやがるみゆきだったが、やがて、初めて知り合ったときのような屈託のない笑顔を見せる。ようやく二人の心が通じ合うのだった。

長澤まさみや仲里依紗のおっぱいをわしづかみにするシーンが作品の売りという印象。女性がとっかえひっかえ出てくるのかと思ったら、それほどでもなく、主人公の不器用な恋愛ぶりが意外と面白かった。個人的には、るみ子の一途さがけなげで、振られるシーンは心が痛んだ。そんな彼女を「重い」と言って拒絶する幸世の行動は、ちょっと理解に苦しんだ。

【5段階評価】4

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2014年2月13日 (木)

(1108) バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3

【監督】ロバート・ゼメキス
【出演】マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド、メアリー・スティーンバージェン
【制作】1990年、アメリカ

タイムトラベルSFコメディ、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」第3弾。不遇の死を遂げた博士を救うため、西部開拓時代にタイムスリップした主人公の活躍を描く。

1955年の時代に取り残されたマーティ(マイケル・J・フォックス)は、実験を終えたばかりのドク(クリストファー・ロイド)のところに戻り、これまでのいきさつを話す。1885年の時代で暮らすドクからマーティ宛に託された手紙には、デロリアンが廃坑に隠されていると書かれていた。
二人はそこでデロリアンを掘り起こすが、同時に、ドクがたった80ドルのために、タネンに撃たれて死んだ、と書かれた墓を発見。その死を防ぐため、マーティは1885年にタイムスリップする。
タイムスリップした先で小さな洞穴に車を入れると、そこにいたクマに追われ、マーティは坂を転げ落ちて気絶。それを発見したのは、マーティの祖先、シェイマス(マイケル・J・フォックス)。彼と妻のマギー(リー・トンプソン)に介抱されたマーティは、翌日、鍛冶屋をしているというドクを探しに酒場に出向く。
ところが、そこに乱暴者のタネン(トーマス・F・ウィルソン)が現れ、マーティと言い争いになる。タネンがマーティを縛り上げて吊し首にしようとしたところに、高性能の銃を持ったドクが現れる。彼は鍛冶屋としてタネンの馬に蹄鉄を付けたが、タネンはその蹄鉄が取れたおかげで落馬し、服が汚れた、といって80ドルを弁償しろと因縁を付けていたのだった。
マーティはドクにいきさつを話し、ともに1985年に戻ろうとするが、そこに赴任してきた女性教師、クララ(メアリー・スティーンバージェン)に一目惚れしてしまう。クララも個性的なドクに惹かれ、二人は両思いとなるが、ドクは別れを決断。未来に戻ると正直にクララに告げるが、クララは馬鹿にされたと悲しむ。
翌日、タネンとの決闘となったマーティは、「荒野の用心棒」のクリント・イーストウッドと同じように、ストーブのふたを胸につけてタネンの銃弾を防ぐと、ひるんだタネンにパンチをお見舞い。タネンはまたしても肥やしの中に突っ込み、倒れる。
クララは、町を出る汽車の中で、ドクがクララとの別れを心底悲しんでいたという話を聞きつけ、汽車を降りると馬に乗ってドクのもとに駆け出す。そうとは知らないドクは、機関車を奪ってデロリアンを時速140kmのスピードで押すという作戦を実行。デロリアンに乗り込もうとしたとき、クララが機関車に乗り込んでいることに気付く。ドクは、マーティの放ったホバーボードを使って何とかクララを助け、マーティは一人で1985年にたどり着く。たどり着いたのが線路の上だったため、デロリアンは機関車に轢かれて木っ端微塵になる。
ベンチに寝かせたままのジェニファー(エリザベス・シュー)を助け起こしたマーティは、デロリアンが砕け去った場所に戻る。すると突然、遮断機が降り、そこに、機関車型のタイムマシンに乗ったドクが現れる。彼の横には、妻となったクララと、かわいい二人のジュニア。
未来に向かって生きていく若い二人を見届けたドクは、タイムマシンに乗って飛び去るのだった。

3連作の最後も、息をつかせぬハプニングとアクションの連続。西部劇の時代になっても、派手さや疾走感は健在。
1作目から3作目までは5年の月日が経過しており、一気に観ると感慨もひとしおだ。

【5段階評価】4

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2014年2月12日 (水)

(1107) バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2

【監督】ロバート・ゼメキス
【出演】マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド、トーマス・F・ウィルソン
【制作】1989年、アメリカ

タイムトラベルを扱ったSF、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の続編。

未来から戻ってきたドク(クリストファー・ロイド)に連れられ、マーティ(マイケル・J・フォックス)は彼女のジェニファー(エリザベス・シュー)とともに2015年にやってくる。ドクの話では、マーティの息子(マイケル・J・フォックス)が、ビフ(トーマス・F・ウィルソン)の孫(トーマス・F・ウィルソン)にそそのかされて窃盗を働き、刑務所に送り込まれそうになっているというのだ。
息子のふりをしてビフの誘いを断ったマーティは、賭けに使おうと、骨董品屋でスポーツの試合記録が載った本を買うが、ドクはそんなことはしてはならないと、本をゴミ箱に捨てる。
それを見ていたビフは、本を拾うと後をつけ、デロリアンにこっそり乗り込むと、1955年の自分にその本を渡す。
そうとは知らないドクとマーティは、もといた1985年に戻るが、そこは、ビフが百万長者となり、犯罪のはびこる世界に変わってしまっていた。
ビフのしわざだと気付いた二人は、1955年に戻り、なんとか若きビフから本を奪い取ることに成功。もとの世界に戻ろうとするが、ドクの乗ったデロリアンが雷に打たれて消滅してしまう。
途方に暮れるマーティだったが、そこに、70年前のドクの手紙を持った郵便局員が現れ、マーティに手紙を託す。ドクが無事だと知ったマーティは、自分を1985年に送り込んだばかりのドクに駆け寄り、助けを求めるのだった。

1作目に比べると、少し話が複雑になり、老け顔メイクも少々食傷気味。ただ、前作のハイライトシーンが何度も出てくるので、続けてみていると楽しい。
考えてみると、もうほとんど2015年なわけだが、空を飛ぶ自家用車も、自動アジャストの服や靴も、ホバーボードもまだ発明されていないのだった。町ゆく人が小さな端末をいじっていたら、相当先見の明があったのだが。

【5段階評価】4

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2014年2月11日 (火)

(1106) バック・トゥ・ザ・フューチャー

【監督】ロバート・ゼメキス
【出演】マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド、リー・トンプソン、クリスピン・グローバー
【制作】1985年、アメリカ

タイムマシンに乗って両親の出会う前の時代にタイムスリップした若者が、両親をカップルにして元の時代に戻るまでの奮闘を描いた作品。

高校生のマーティ(マイケル・J・フォックス)は、恋人のジェニファー(クローディア・ウェルズ)と楽しい日々を送っていた。仲良しの科学者、エメット・ブラウン(クリストファー・ロイド)から実験の手伝いを頼まれたマーティは、彼がタイムマシンを発明したと聞き、驚く。ところが、ブラウン博士は、プルトニウムを入手するためにテロリストをだましており、それに気付いたテロリストが実験現場にやってきて博士を撃ってしまう。マーティは、タイムマシンのデロリアンに乗り込み、テロリストから逃れるが、そのまま、30年前にタイムスリップしてしまう。
困った彼は、30年前の博士に会おうとするが、その際、本来であればマーティの両親が出会うはずの場面に割り込み、マーティの母親で当時は高校生のロレイン(リー・トンプソン)に見初められてしまう。
博士のもとを訪れ、自分が未来から来たと信じてもらうことができたマーティだったが、父(クリスピン・グローバー)と母が出会わなければ、自分の存在が消えてしまう、と博士に言われ、何とか二人をくっつける作戦を開始。マーティはジョージに、自分がロレインに車の中で乱暴をするから助けに来い、と告げる。ところが、乱暴者でマーティを目の敵にしていたビフ(トーマス・F・ウィルソン)が現れ、マーティはビフの取り巻きにつかまってしまい、ビフがロレインに襲いかかる。そうとは知らないジョージは、ロレインを襲っているのがビフと知ってたじろぐが、勇気を振り絞って渾身のパンチをビフにお見舞いすると、ビフは一発で伸びてしまう。
ロレインは一気にジョージに惹かれ、二人は無事に結ばれる。
マーティはギターの代役を務めた後、落雷の電力で未来に戻るため、博士のいる時計台に急ぐ。ぶっつけ本番の実験はみごとに成功し、マーティは自分の時代に戻る。そこでは、ジョージをいじめていたビフが、ジョージの使用人となっており、マーティにはかっこいい4WDの車がプレゼントされていた。喜んだマーティが、彼女のジェニファーとドライブに行こうとしたところに博士が現れ、君たちの子供が大変だ、と告げ、二人をデロリアンに乗せて飛び立つのだった。

練られたシナリオ、小気味いい台詞、痛快な逆転劇など、映画の面白さがてんこ盛り。過去と未来の登場人物を、あえて同じ俳優がメイクで演じ分けているが、この特撮がちょっとだけ安っぽく、若い俳優が老け顔にしているのが丸わかりになっている。ところが、おそらくこれは作戦で、こうすることが、この作品の面白さ、わかりやすさにつながっている。
親が子供によくいうしつけを、親自身は子供の時まるで守っていないとか、ロックの代表曲、ジョニー・B・グッドを演奏して客があぜんとしたところに、君たちの子供なら分かると言ってみたりするのも楽しいし、1985年の大統領が、当時は俳優のロナルド・レーガンだと言って誰も信じなかったり、マーティのギター演奏に衝撃を受けたバンドマンが、この曲を作ることになる在りし日のチャック・ベリー本人にこの曲を聴かせたり、なんていう挿話も楽しい。楽しいし、よくできている。素直に喜べ、そしてほとほと感心させられる名作だ。

【5段階評価】5

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2014年2月10日 (月)

(1105) 南極物語

【監督】蔵原惟繕
【出演】高倉健、渡瀬恒彦、夏目雅子、荻野目慶子
【制作】1983年、日本

南極観測隊がカラフト犬を基地に取り残して帰国する。残された犬がたくましく生き残る様子と、隊員との再会を描く。

南極観測隊の潮田暁(高倉健)と越智健二郎(渡瀬恒彦)らは、犬ぞりを引くカラフト犬を大事にしていた。しかし、彼らに帰還命令が出た際、悪天候のため犬を連れ戻すことができず、犬たちは鎖につながれたまま、基地に取り残されてしまう。
いっそ殺せばよかったと悔やむ潮田だったが、犬たちは首輪から自らを引き抜き、アザラシを襲ったり、氷の上に打ち上げられている魚などを食して生きながらえようとする。海に落ちたり、シャチに襲われるなどして、仲間の数は減っていくが、タロとジロは生き続ける。
潮田はカラフト犬のリキのもとの飼い主の家を訪ね、その家の少女、志村麻子(荻野目慶子)から責められるが、彼女はやがて、悲しみを乗り越える。
越智は帰国してからも犬を救えなかったことを悔やみ続けるが、婚約者の北沢慶子(夏目雅子)は彼をいたわる。
やがて潮田と越智は観測基地にヘリで戻る。そこには、厳冬の南極をたくましく生き抜いたタロとジロがおり、二人は喜ぶのだった。

序盤はやや退屈だったが、犬が猛吹雪の南極に取り残されたあたりから、この状況からどうやって生きながらえるんだろう、と興味が湧いてくる。首輪から抜けたりして自由を得た犬たちがしぶとく生き抜くようすは、ドキュメンタリータッチで描かれており、実写と見まがうばかり。アザラシを襲うシーンや、氷山から落下するシーンは、特撮とは思えなかった。

【5段階評価】3

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2014年2月 7日 (金)

(1104) 食べて、祈って、恋をして

【監督】ライアン・マーフィー
【出演】ジュリア・ロバーツ、ハビエル・バルデム、ビリー・クラダップ
【制作】2010年、アメリカ

離婚した女性の傷心旅行と新たな恋を描いた作品。

バリ島の治療師クトゥに、離婚して財産を失う、と予言されたリズ(ジュリア・ロバーツ)。夫のスティーブン(ビリー・クラダップ)に突然、物足りなさを感じ、離婚を決意。調停の場で激怒した夫をみて、財産を放棄する。
リズはクトゥの予言通り、イタリア、インドを経てバリに戻る。イタリアでは友人を得て食事を楽しみ、インドでは修行を通じて知り合ったバツイチ男(リチャード・ジェンキンス)の身の上話に涙する。
バリ島に戻ったリズは、自転車に乗っている自分を車ではねそうになった男、フェリペ(ハビエル・バルデム)と知り合う。二人はやがて愛し合うようになる。フェリペは、リズを無人島に誘うが、リズは突然、自分の調和が崩れる恐怖を感じ、その誘いを拒絶。クトゥのもとに戻るが、クトゥから、ときには調和を失うことも調和の一部だ、と諭される。リズは、フェリペのもとに戻り、ともに無人島へ向かうのだった。

うまくいかない恋愛に悩む女性には、響くところがあるかもしれないが、おおよそ共感するところのない作品だった。よく分からない理由で離婚し、好き勝手な海外生活を経て、旅行先で偶然出会った男性と結ばれる。男性の何を気に入ったのかもよくわからず、ただそこに男がいたから結ばれました、という印象。主演がジュリア・ロバーツだから、何とかもった、というような作品だった。いや、もってないのか。

【5段階評価】2

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2014年2月 6日 (木)

(1103) 武士の家計簿

【監督】森田芳光
【出演】堺雅人、仲間由紀恵、中村雅俊、松坂慶子、伊藤祐輝
【制作】2010年、日本

そろばんを得意とした幕末の武士を描いた作品。

加賀藩の財政を担う、いわばそろばん係をなりわいとしていた猪山家。まじめな勤めぶりからそろばん馬鹿と呼ばれていた猪山直之(堺雅人)は、剣術の師匠(西村雅彦)の娘、お駒(仲間由紀恵)をめとり、子宝にも恵まれる。実直さを買われて出世をした直之だったが、いつの間にか家計は火の車。直之は、家宝を手放すことをいやがる父親(中村雅俊)や母親(松坂慶子)の言葉には耳を貸さず、家財一式を売り払うと、家計簿をつけることを決める。直之の息子、直吉は、4歳の頃から家計簿をつけはじめ、直之からそろばんや書き方を厳しく指導される。
時は明治維新。成人した直吉改め成之(伊藤祐輝)は、そろばんのみに身をやつす父親に反動して、軍隊に参加するが、補給を司ること、そのためのそろばんに秀でている者がこれからは重用されると大村(嶋田久作)に説かれ、父親の偉大さを知る。
出世して父親の元に戻った成之は、老いた父親を背負い、かつて父親から厳しくしつけられた道を歩むのだった。

タイトルからは、江戸時代の武士がどのような節約術を駆使していたのか、アイディア満載で描かれるような楽しい作品を想像していた。ところが、質素を旨として地道に生きた侍を、ただただ地味に描いている作品だった。老人となった直之とお駒のメイクもなんだかいいかげんで、ほとんど年寄りに見えないし、森田芳光監督らしい奇天烈さもなく、おとなしい作品だった。

【5段階評価】2

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2014年2月 5日 (水)

(1102) 相棒シリーズ X DAY

【監督】橋本一
【出演】田中圭、川原和久、深水元基、田口トモロヲ、国仲涼子
【制作】2013年、日本

「相棒」シリーズ第4作。主人公は片山右京ではなく、スピンオフ的な作品となっている。

東京明和銀行のシステム担当社員、中山(戸次重幸)がビルから転落死する事件が起きる。死体のそばには燃えた札束があった。事件を担当する捜査一課の伊丹刑事(川原和久)のもとに、サイバー犯罪対策課の専門捜査官、岩月(田中圭)が現れる。彼は、ネット上にばらまかれたデータの発信元を追っており、それが中山のパソコンだったのだ。
熱血派の伊丹に対し、自分の仕事は殺人の捜査ではないとドライに割り切る岩月。二人はいがみ合いながらも、コンビとして捜査に取り組む。
中山の死亡後もデータがネット上に流され、それが中山の恋人だった麻生美奈(国仲涼子)であることをつかんだ警察は彼女を尋問。中山は、日本の経済が破綻するX DAYを想定した銀行破綻のシミュレーションの開発に関わっており、X DAYの情報を国民と共有しようと、データをネット上に流そうとしていた。それを知った暴力団組織のトレーダーをしていた神林(深水元基)が、中山の行為を防ごうと殺害していたのだった。
警視庁には警察庁から、銀行の捜査を停止するよう圧力がかかっていたが、伊丹と岩月はそれぞれの正義感で犯人を追及。実行犯が神林であることを突き止める。しかし、X DAYの情報は、闇に葬られたままとなるのだった。

馬の合わない二人が、野の知り合いながらも協力して事件を解決するという筋立ては、見ていて心地よいのだが、政治家の片山(木村佳乃)や戸張(別所哲也)のやりとりが本筋と胴からんでいるのか、今ひとつ分かりづらかった。そもそも、データを流すのがなぜ動画サイトなのか、数字の羅列を流すことに何の意味があるのかも、分かったような分からないような、で、設定の妥協ぶりが残念だった。

【5段階評価】3

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2014年2月 4日 (火)

(1101) 真夜中まで

【監督】和田誠
【出演】真田広之、ミッシェル・リー、國村隼、岸部一徳、柄本明
【制作】2001年、日本

殺人現場を目撃した外国人ホステスと、事件に巻き込まれたトランペッターの逃走劇を描いた作品。イラストレーターとしても活躍している和田誠が監督の作品。

ジャズバンドを率いるトランペッターの守山紘二(真田広之)が夜のクラブで演奏している。星の砂漠をリクエストした女性(大竹しのぶ)を、ジャズで童謡を演奏できるか、と小馬鹿にするプライドの高い男だった。
隣のビルの駐車場では、黒ずくめの二人の男が、経理係の佐久間(春田純一)に裏商売の因縁をつけられていた。黒ずくめの一人、南部が佐久間を拳銃で脅し、大場(國村隼)が刺してしまう。佐久間は虫の息で、証拠をつかんでいると不敵に言い残す。そこに、佐久間を心配した外国人ホステス、リンダ(ミッシェル・リー)が現れ、現場を目撃。南部と大場はあわてて後を追い、佐久間が何を知っているのか聞き出そうとするが、そこに偶然、守山が通りかかる。
リンダと守山は二人から逃走。なぜかリンダは警察に行こうとしない。リンダを脅していた二人は、刑事だったのだ。佐久間が刑事二人の悪行を知り、正義漢として二人に立ち向かったが、返り討ちに遭っていたのだ。リンダは佐久間に優しくされていたことから、彼の遺志を継ぎ、彼のつかんだはずの証拠を探す。
守山は、深夜12時から演奏がひかえており、そこには有名音楽家も見に来るとあり、何度もリンダを置いて戻ろうとするが、彼女の必死さを放っておけず、ついつい一緒に行動してしまう。追っ手から逃げて長距離トラックの荷台に乗り込んだ二人。そこでリンダが、好きな歌だと言って星の砂漠を歌い出し、守山がそれにセッション。気付いたドライバー(六平直政)は親切にも二人を東京まで送ってくれる。
二人の追っ手の一人、戸塚(柄本明)は、実は南部と大場を追う公安の人間だった。ついに守山を捕らえた大場を戸塚は取り押さえる。単身、佐久間の残した証拠を求めて殺害現場に戻ったリンダは、佐久間が設置したビデオカメラを発見。南部がそれを取り戻そうとするが、そこに守山がかけつけ、南部ととっくみあいになる。リンダは、守山に貰ったリードでトランペットを吹き鳴らし、かけつけた警察を呼び寄せ、ようやく南部は逮捕される。
12時を過ぎてようやく演奏に駆けつけた守山は、最初の女性がリクエストした星の砂漠を奏でるのだった。

巧みな脚本で先の展開が楽しみになる作品だった。多彩な監督だ。
三谷幸喜や小松正夫、唐沢寿明など、ちょこちょこと有名な俳優が出ている楽しみもあり、最後の演奏は、展開が読めてはいても、やはり感動的だった。

【5段階評価】4

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2014年2月 3日 (月)

(1100) グレムリン

【監督】ジョー・ダンテ
【出演】ザック・ギャリガン、フィービー・ケイツ、ホイト・アクストン
【制作】1984年、アメリカ

可愛いペット、ギズモをプレゼントされた若者が、恐ろしい姿に変貌してクリスマスの町を荒らすグレムリンと戦うさまを描いた作品。

役立たずの発明品ばかりを作っている発明家のランダル(ホイト・アクストン)は息子へのクリスマスプレゼントとして、怪しい中国の骨董品店から、モグワイというかわいいペットを購入する。その際、光を当てると死んでしまうこと、水をかけてはいけないこと、真夜中を過ぎて食事を与えてはいけないことの3つの注意点を聞かされる。
父親からプレゼントを受け取ったビリー(ザック・ギャリガン)は喜ぶ。父親はモグワイにギズモと名付け、ビリーはかわいがるが、あるとき、遊びに来た少年がうっかり水をかけてしまう。すると、ギズモの背中から毛玉が飛び出し、新たに5体のモグワイが誕生。5体のモグワイは、時計の電源コードをちぎってビリーに時間を勘違いさせて真夜中過ぎに餌を手に入れ、さなぎに変化する。そこから生まれたのは邪悪ないたずらずきモンスター、グレムリンだった。
ビリーの母親は何体かを退治するが、一体が家から逃げ出し、プールに飛び込んで大量に増殖すると、クリスマスの町に飛び出して大暴れ。ビリーは、恋人のケイト(フィービー・ケイツ)とギズモとともに、彼らの退治に乗り出す。グレムリンたちが、町の映画館に集まっていることを知ったビリーは、映画館をガス爆発させ、グレムリンを全滅させるが、リーダーのストライプだけは、食料目当てに隣の店にいて無事だった。店に乗り込むビリーたちだったが、ストライプはチェーンソーでビリーに襲いかかると、店内の噴水で再び増殖しようとする。そこに、車のおもちゃに乗ったギズモが颯爽と現れ、グレムリンに日光を当てる。グレムリンは日光により体が溶解し、消滅する。

かわいいモンスターが登場するお子様向けの映画のようにも見えるが、ホラー映画のような要素もある。ビリーの母親は、ミキサーに巻き込ませたり、包丁で滅多突きにしたり、電子レンジに入れて破裂させたりと、かなり残酷な手段で出現したグレムリンをやっつけるし、ケイトがビリーに話した、彼女の父親がクリスマスの日、家族を驚かせようとサンタの姿で煙突に入るが、滑って中で死んでしまい、しばらく誰も気付かなかったというエピソードは衝撃的。それだけに印象に残る作品だった。
グレムリンやギズモの動きは、パペットやストップモーションアニメなどが駆使されていて、時代を感じさせる。

【5段階評価】3

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2014年2月 2日 (日)

(1099) パイレーツ・オブ・カリビアン/命の泉

【監督】ロブ・マーシャル
【出演】ジョニー・デップ、ペネロペ・クルス、ジェフリー・ラッシュ、イアン・マクシェーン
【制作】2011年、アメリカ

パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ第4作。他人の命を自分のものにできるという生命の泉を巡って争う海賊達を描いた作品。

海賊のジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)は、牢獄に入れられた仲間のギブス(ケビン・マクナリー)を救い、脱走しようとするが、英国兵に捕らえられる。彼はそこで、英国王の命により、生命の泉の探索に向かうバルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)への同行を命じられる。ジャックは逃走に成功し、昔の恋人だったアンジェリカ(ペネロペ・クルス)に再会。彼女もまた、父親の黒ひげ(イアン・マクシェーン)のために生命の泉を狙っており、ジャックは黒ひげに拉致されてしまう。
生命の泉を使うためには銀の聖杯と人魚の涙が必要だった。黒ひげは人魚を生け捕りにするが、同行していた宣教師のフィリップ(サム・クラフリン)は人魚に同情し、二人の間に愛が芽生える。黒ひげはそれを利用して人魚の涙を手に入れる。
黒ひげから銀の聖杯の入手を命じられたジャックは、再びバルボッサに出会い、バルボッサの本当の目的が、自らの足を奪った黒ひげへの復讐にあることを知る。ジャックは、バルボッサを生命の泉に導き、バルボッサ隊と黒ひげ隊の乱闘となる。ところが、そこにスペイン軍が現れ、生命の泉を破壊。バルボッサは隙を突いて黒ひげを毒塗りの剣を突き立て、アンジェリカも手に毒を受ける。ジャックは何とか銀の聖杯と人魚の涙を使ってアンジェリカを救おうとするが、黒ひげは容赦なく命を受け取る側の聖杯の水を飲み干す。アンジェリカは父親を救うため、命を捧げる側の聖杯の水を飲むが、それはジャックの策略で、聖杯は逆だった。黒ひげは骨と化し、アンジェリカは命を取り留める。
バルボッサは、黒ひげに奪われていた自分の船を取り戻し、ジャックは自分を恨むアンジェリカを孤島に置き去りにして、ギブスとともに立ち去る。途方に暮れるアンジェリカのもとに、ジャックを模した人形が流れ着く。それはジャックを痛めつけることのできる呪いの力が施されており、アンジェリカは一人ほくそ笑むのだった。

ゾンビや海の生物と化した海賊達の映像が見事だった過去の作品に対して、本作は3Dと人魚の映像が売り。前半はややダルいが、人魚を生け捕りにする辺りでは、面白い映像が堪能できる。ただ、その他は、よくある大乱闘チャンバラで、大作としては少々凡庸な気がした。

【5段階評価】3

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