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2014年1月23日 (木)

(1092) 英国王のスピーチ

【監督】トム・フーパー
【出演】コリン・ファース、ジェフリー・ラッシュ、ヘレナ・ボナム=カーター
【制作】2010年、イギリス・オーストラリア

吃音症を抱えるイギリス国王が、言語療法士とともに、その障害を克服する過程を描いた作品。第83回アカデミー賞作品賞受賞作品。

イギリスの王子、アルバート(コリン・ファース)は、生来の吃音症で、博覧会の閉会式のスピーチで周囲を落胆させる。
妻のエリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)は、オーストラリア出身の言語療法士、ライオネル・ローグ(ジェフリー・ラッシュ)に治療を依頼。ローグの療治が始まる。
父親のジョージ5世(マイケル・ガンボン)が死去し、いったんはアルバートの兄、デビッド(ガイ・ピアース)が王位に就くが、彼は愛する女性を選んで王を退き、アルバートが王となる。
アルバートは、イギリスとドイツが戦争に突入するにあたってのスピーチを行うこととなる。ローグは、私に向かって友人に話しかけるように、とアドバイス。彼の見守る中、アルバートは何とかスピーチを終えると、家族とともにバルコニーに出て、王らしく大観衆に手を振るのだった。

吃音症が肉体的な疾患ではなく、精神的なものであるという設定のもと、ローグがいかにアルバートの心の重しを取り除き、彼を救済していくのか、に焦点が当たるわけだが、最後まで、アルバートはそれほど王の重圧から解放されるわけではないし、バラ色の未来が広がるわけでもない。王族と植民地の平民という身分の差についても、それほどおかしく描かれるわけではない。ローグの妻が、自分の家に王と王妃が来ていることに目を丸くするシーンは面白かったが。
本作を観る前は、吃音症に悩む王が、最後は迫力ある演説をして観衆を興奮のるつぼにたたき込むような展開をイメージしていたが、最後のスピーチは、どちらかというとハラハラするような、少々危なっかしい感じもする口調だった。現実味があっていいという気もする反面、少しおとなしすぎる気もした。とは言え、コリン・ファースの吃音症の演技は真に迫っており、すばらしかった。

【5段階評価】3

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