(1052) るろうに剣心
【監督】大友啓史
【出演】佐藤健、武井咲、吉川晃司、蒼井優、青木崇高、綾野剛、香川照之
【制作】2012年、日本
和月伸宏原作漫画、「るろうに剣心」の実写映画。神速の剣客、剣心の活躍を描く。
人斬り抜刀斎の異名を持つ流浪人の剣心(佐藤健)は、江戸から明治への時代の変遷を機に、人を斬らないことを誓い、放浪の旅をしていた。彼は東京で、道場の師範代をしている若い娘、神谷薫(武井咲)と出会う。薫の道場に、新型阿片の密売に手を染めようとしている武田観柳(香川照之)の手下が現れ、道場を荒らす。剣心は彼らを退治するが、警察に連行される。留置場から出された剣心は、山県有朋(奥田瑛二)や斎藤一(江口洋介)らに、社会を乱す連中を討つために剣の腕を貸すよう乞われるが、剣心はそれを拒否。そのまま薫の道場に居着くようになる。
観柳のもとを逃げ出していた医者の恵(蒼井優)も、冷酷非情な剣豪、鵜堂刃衛(吉川晃司)に追われ、薫の道場で暮らすこととなるが、町の水に毒がまかれたため、やむなく観柳のもとに戻る。剣心は、仲間となった相良左之助(青木崇高)とともに観柳の屋敷に攻め込み、斎藤一と協力して恵を救い出すのだった。
殺陣のシーンはスピード感のある演出で迫力があり、なかなかのもの。吉川晃司の鬼気迫る演技も見応えがあった。
その中にあって香川照之の演技が仰々しすぎて、浮いている感じがしたのは残念。「カイジ 人生逆転ゲーム」の利根川とキャラがかぶりすぎだったかもしれない。
【5段階評価】3
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