« (1026) コブラ SPACE ADVENTURE | トップページ | (1028) HOME 愛しの座敷わらし »

2013年8月31日 (土)

(1027) パブリック・エネミーズ

【監督】マイケル・マン
【出演】ジョニー・デップ、マリオン・コティヤール、クリスチャン・ベール
【制作】2009年、アメリカ

1930年代のアメリカで社会の敵と言われた実在の人物、ジョン・デリンジャーと、彼を追う捜査官、メルビン・パービスの戦いを描いた作品。

仲間と篤い信頼関係を築き、華麗に銀行強盗を行うジョン・デリンジャー(ジョニー・デップ)。利用客の金は奪わないスタイルから、アウトローとして人気を博していた。
彼は店で見かけた女性、ビリー・フレシェット(マリオン・コティヤール)を見初め、強引に自分の恋人にする。彼女もそんなジョンに惹かれていく。
ジョンの逮捕にやっきになっているフーバー長官(ビリー・クラダップ)は、マスコミ受けを気にする男で、冷徹な捜査官、メルビン・パービス(クリスチャン・ベール)にジョン・デリンジャー逮捕の陣頭指揮を執らせる。
しかし、ジョンは簡単には捕まらず、パービスの部下が命を落としていく。一度は捕まるジョンだったが、パービスに挑発的な態度を取り、やがて仲間とともに脱獄してしまう。
それでもパービスは捜査の手をゆるめず、彼の美学に反し、ジョンの周囲の人物を脅して情報を得ながらジョンを追い詰めていく。ビリーも捕らえられ、心ない取調官の執拗な尋問に苦しめられるが、彼女は決して口を割らなかった。ジョンもまた、かつての仲間を失い、仲間より金を優先する連中と仕事をするようになった結果、銀行強盗では銃撃戦となって犠牲者を出すなど、ヒロイックな活躍に陰りが出る。
ついにジョンは、潜伏中の家族と訪れた映画館を出たところで捜査陣に囲まれる。気のはやるパービスの部下が銃を放ち、ジョンは顔を撃たれて歩道に倒れる。捜査官の一人、ウィンステッド(スティーブン・ラング)は彼の顔に耳を近づけ、彼の最期の言葉を聞く。
彼はその言葉をパービスには告げず、収監されているビリーを訪ねて彼女に告げる。「彼はこう言ったと思う。バイバイ、ブラックバードと」。
その瞬間、気丈に振る舞っていたビリーが涙を浮かべる。それは、ビリーとジョンがダンスをした曲だった。ジョンは、最後に思いをはせたのがビリーだったことを、彼女にしか分からない形で告げ、この世を去ったのだった。

仲間を失って追い詰められながらも自らの美学を追求するジョン、上司のフーバーとの関係に苦悩するパービスの心理。こういったものに関心を持てれば深みのある作品だが、なんとなく見ていると単なるドンパチ映画なので、人によって評価の分かれる作品だろう。
個人的には割と後者に近かったが、最後のウィンステッド捜査官の台詞は胸を打った。

【5段階評価】3

|

« (1026) コブラ SPACE ADVENTURE | トップページ | (1028) HOME 愛しの座敷わらし »

映画・テレビ」カテゴリの記事

評価3の映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: (1027) パブリック・エネミーズ:

« (1026) コブラ SPACE ADVENTURE | トップページ | (1028) HOME 愛しの座敷わらし »